こんにちは、とっちゃんです。
大型バイクで人気のネイキッドバイクを教えてくれる?
購入するにあたってどんな車種が人気か気になりますよね。
選んだバイクが不人気と言われれば気分は良くありません。ただあまりに人気な車種も敬遠しがちで難しい所もあります。
この記事では2022年販売台数を元に、ネイキッドバイクに的を絞って、人気の理由から、車種の機能や性能を比較して解説していきます。
ネイキッドバイクの人気大型車種をお探しの方は読んでみて下さい。
大型バイクネイキッド13車比較!万能に使えるネイキッドが最高
大型バイク人気車種ネイキッドの特徴
大型バイクで人気なのはクラシックな外観、もしくはネオレトロとも言われるデザインが人気が高い傾向です。
ネイキッドバイクにも様々な種類があり、大きく分けると。
ネオレトロ | クラシック | ストリートファイター |
ストリートファイターと言われる形状は、エンジンは高性能かつ、電子制御類も盛りだくさんのフラッグシップモデルになります。
ネオレトロはZ900RSなど、先代モデルの外観をモチーフとしたデザインが特徴で、クラシックも先代から変わらない形状が人気です。
各社のフラッグシップモデルは、ネイキッドモデルでも150万円から200万円以上はします。そのようなモデルは販売台数としては少なめです。
販売台数を見てみると、高性能なバイク<コスパ<デザインと、デザインを優先される方が多い傾向があります。
高性能なバイクとデザイン重視なバイクの価格差は、モデルにもよりますが殆どありません。
万能に使えるネイキッドバイクに、高性能さは求めていないとも取れますし、バイクを所有する年齢層を見ても昔ながらの外観のモデルがうけています。
大型バイク人気車種ネイキッド
2022年大型バイク販売台数「二輪車新聞」の情報を参照させて頂いております。掲載順番は売上順位となります。
中古車平均価格はGOOバイクを参照させて頂いております。
Z900RS
大型車両販売台数No1、Z900RS。
CAFE | SE |
モデルにはSEとCAFEがラインナップされており、2023/7月現在でも新車価格と中古車価格が逆転しています。
あまりにも人気過ぎて買えないユーザーが続出しており、しばらくはその状態が続くでしょう。
Z1から受け継いだクラシックなフォルムで、大型車両の売り上げ台数をけん引しています。
排気量(cc) | 948 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(Kg) | 215 |
燃費(km/h) | 28.5 |
最高出力(PS) | 111 |
最大トルク(kgf・m) | 10.0 |
タンク容量 | 17 |
新車価格 | 1,430,000円 |
中古車価格(平均) | 182.9万円 |
アシスト&スリッパ―クラッチは装備されていますが、その他の電子制御類はありません。
Z900RSはタンク容量、足付き、トルク、軽量な車体で、取り扱いやすいネイキッドバイクです。
中古車の在庫は豊富で、50周年アニバーサリーモデルやSEでなければ、そこまでプレミヤ価格ではありません。
納期を待てば買えないこともありませんので、気長に待つか納車までの間、値下がりがしにくいバイクに乗っても良いですね。
W800シリーズ
50年にわたるWブランドの最終進化系、W800。
STREET | CAFE | メグロK3 |
モデルとしては通常のW800、ストリート、カフェ、兄弟機のメグロK3の累計台数です。
大型バイクのクラシックと言えば国内ではW800くらいしかなく、空冷バーチカルツインのサウンドが多くの方を魅了し続けています。
排気量(cc) | 773 |
シート高(mm) | 890 |
車両重量(Kg) | 226 |
燃費(km/h) | 30.0 |
最高出力(PS) | 52 |
最大トルク(kgf・m) | 6.3 |
タンク容量 | 15 |
新車価格 | 1,199,000円 |
中古車価格(平均) | 91.4万円 |
※W800スペック
機能としてはアシスト&スリッパ―クラッチ搭載、前後ABSディスクブレーキは採用されています。
エンジン性能は大型バイクとしては見劣りしますが、性能を求めるバイクではないと思いますし、海外モデルよりKawasaki車と言う安心感がありますね。
クラシックバイクはブームと言うものがなく、時代に左右されない人気と、値下がりがしにくい点も魅力です。
CB1100/EX/RS
HONDAのCB1100/EX/RS。空冷最後のCBとも呼ばれています。
2022年に販売終了してしまったため、現在では中古車のみ購入できます。空冷エンジン4気筒のデュアルマフラーのサウンドは、水冷車とは一味違った持ち味です。
販売期間は2010年からでしたので、中古車なら比較的安く購入できますが、高年式の車両は新車価格を上回るプレミヤ価格になっています。
排気量(cc) | 1,140 |
シート高(mm) | 780 |
車両重量(Kg) | 255 |
燃費(km/h) | 31.3 |
最高出力(PS) | 90 |
最大トルク(kgf・m) | 9.3 |
タンク容量 | 16 |
新車価格 | 1,362,900円 |
中古車価格(平均) | 107.9万円 |
※最終型CB1100スペック
最終モデルはアシスト&スリッパ―クラッチが搭載されています。
現在なら状態が良い車両が多く、プレミヤ価格必須の車両ですので、今のうちに購入しておくのも良いですね。
GSX-S1000/GT/カタナ
スーパースポーツのDNAを受け継ぐGSX-S1000。GTとカタナの累計台数になります。
最先端の電子制御とストリートファイターとしてのデザインが特徴です。
HONDAのCB1000RやYAMAHAのMT-10に比べると、コスパも高く人気があります
モデル | S1000 |
排気量(cc) | 998 |
シート高(mm) | 810 |
車両重量(Kg) | 214 |
燃費(km/h) | 21.2 |
最高出力(PS) | 150 |
最大トルク(kgf・m) | 10.7 |
タンク容量 | 19 |
新車価格 | 1,430,000円 |
中古車価格(平均) | 131.8万円 |
エンジン性能は国内ネイキッドモデルでもトップクラスの性能です。
GSX-S1000 | |
SDMS | 〇 |
電子制御スロットルシステム | 〇 |
ローRPMアシスト | 〇 |
イージースタートシステム | 〇 |
STCS | 〇 |
双方向クイックシフトシステム | 〇 |
クラッチアシストシステム | 〇 |
CB1000RやMT-09/10を検討される方には、比較対象としておすすめです。
モデル | CB1000R | MT-10 | GSX-S1000 |
イメージ | |||
新車価格 | 1,670,900 | 1,925,000円 | 1,430,000円 |
中古車価格(平均) | 140.5万円 | 179.9万円 | 131.8万円 |
また2023年にはGSX-8Sも販売開始されました。
S1000との性能差は倍ほどありますが、800ccクラスでは唯一電子制御盛りだくさんの、圧倒的コスパの高さです。
来季の販売台数をどう変化させるか注目になります。
CB650R
HONDAのCB650R。CBR650Rと累計販売台数です。
台形プロモーションのタンク形状が、CBシリーズの面影を残しつつ現代の最新技術で作られています。
大型バイクではあるものの、町乗りやワインディングまで楽しめるバイクです。
排気量(cc) | 648 |
シート高(mm) | 810 |
車両重量(Kg) | 203 |
燃費(km/h) | 31.5 |
最高出力(PS) | 95 |
最大トルク(kgf・m) | 6.4 |
タンク容量 | 15 |
新車価格 | 1,023,000円 |
中古車価格(平均) | 98.4万円 |
600ccクラスでは倒立フォーク採用であることと、クラス唯一の4気筒エンジンで、現行ネイキッド600ccクラスではエンジン性能としては頭一つ飛び抜けています。
モデル | CB650R | XSR700 | MT-07 | Z650RS | GSX-8S | SV650 |
最高出力(PS) | 95 | 73 | 73 | 68 | 80 | 72 |
加えて、アシスト&スリッパ―クラッチ、セレクタブル トルク コントロールも装備されています。※現行モデル
燃費性能から扱いやすさもおすすめで、中古車ならば比較的安く購入できます。
また他のメーカーの600ccクラスは2気筒が多い中、4気筒エンジンによるフルエキゾーストの官能的な音を楽しめます。
不人気と言われることもありますが、中身を見れば非常にいいバイクです。
SV650/X ABS
SV650はVツインエンジンを搭載した、スズキの大型ネイキッド。Vツインエンジンの鼓動感と、スリムでコンパクトな車体が特徴です。
他のメーカーと比べてスタンダートなネイキットで、価格としても控えめになっています。
排気量(cc) | 645 |
シート高(mm) | 785 |
車両重量(Kg) | 199 |
燃費(km/h) | 34.8 |
最高出力(PS) | 72 |
最大トルク(kgf・m) | 6.4 |
タンク容量 | 14 |
新車価格 | 803,000円 |
中古車価格(平均) | 70.8万円 |
独特なフレーム形状で、250ccクラスの価格で購入できる点は、他のメーカーとは違いますね。199kgの軽量な車体は400ccクラスと遜色ない取り回しが出来ます。
ただ若干装備は他メーカーと比べると見劣りするのは確かです、他メーカーのNEWモデルは倒立フォーク採用も、SV650は正立フォークとなっています。
中古車では2016年式からの販売でしたので、比較的状態が良い車両が安く購入できますので、スタンダードで安い大型ネイキッドが欲しい方には良いですね。
XSR900
YAMAHAのXSR900。
スポーツライディングはもちろん、ちょっと気ままなツーリングまで、適応シーンが広いバイクです。
往年の名車RZ250をイメージさせるデザインは、最新ではあるものの、どこか懐かしい面影もあります。
排気量(cc) | 888 |
シート高(mm) | 810 |
車両重量(Kg) | 193 |
燃費(km/h) | 31.1 |
最高出力(PS) | 120 |
最大トルク(kgf・m) | 9.5 |
タンク容量 | 14 |
新車価格 | 1,210,000円 |
中古車価格(平均) | 108万円 |
エンジンはMTシリーズと同一仕様です。機能としてはXSR900はMT-09より充実しています。
XSR900 | |
アシスト&スリッパ―クラッチ | 〇 |
IMU | 〇 |
トラクションコントロールシステム | 〇 |
スライドコントロールシステム | 〇 |
クイックシフター | 〇 |
D-MODE | 〇 |
電子制御スロットル | 〇 |
※現行モデル
700よりも電子制御が盛りだくさんである、900の方がお得感があります。また中古車の在庫も豊富なので選びやすいですね。
中古車なら100万円以下で購入できる車体もありますので、中古車で購入を検討している方にも候補として良いと思います。
2023年モーターサイクルショーではXSR125のお披露目もありました。今後もラインナップが気になる車両です。
Z650RS
Z900RSの弟分である、Z650RS。
2022年度から販売開始された車両で、コンパクトで扱いやすい並列2気筒エンジン、燃費と価格も抑えられています。
プレミヤ価格は付いておらず、Z900RSよりは入手しやすいモデルです。
排気量(cc) | 649 |
シート高(mm) | 800 |
車両重量(Kg) | 188 |
燃費(km/h) | 31.8 |
最高出力(PS) | 68 |
最大トルク(kgf・m) | 6.4 |
タンク容量 | 12 |
新車価格 | 1,034,000円 |
中古車価格(平均) | 109.7万円 |
Z900RS同様に、アシスト&スリッパ―クラッチは装備されていますが、その他の電子制御類はありません。
カラーは2色しかありませんが、600ccクラスのネイキッドバイクを検討している方には良いですね。
大型バイク人気車種ネイキッド比較
モデル | Z900RS | W800 | CB1100 | GSX
S1000 |
CB650R | SV650/X | XSR900 | Z650RS |
イメージ | ||||||||
排気量(cc) | 948 | 773 | 1,140 | 998 | 648 | 645 | 888 | 649 |
シート高(mm) | 800 | 890 | 780 | 810 | 810 | 785 | 810 | 800 |
車両重量(Kg) | 215 | 226 | 255 | 214 | 203 | 199 | 193 | 188 |
燃費(km/h) | 28.5 | 30.0 | 31.3 | 21.2 | 31.5 | 34.8 | 31.1 | 31.8 |
最高出力(PS) | 111 | 52 | 90 | 150 | 95 | 72 | 120 | 68 |
最大トルク(kgf・m) | 10.0 | 6.3 | 9.3 | 10.7 | 6.4 | 6.4 | 9.5 | 6.4 |
タンク容量 | 17 | 15 | 16 | 19 | 15 | 14 | 14 | 12 |
新車価格 | 1,430,000円 | 1,199,000円 | 1,362,900円 | 1,430,000円 | 1,023,000円 | 803,000円 | 1,210,000円 | 1,034,000円 |
中古車価格(平均) | 182.9万円 | 91.4万円 | 107.9万円 | 131.8万円 | 98.4万円 | 70.8万円 | 108万円 | 109.7万円 |
人気大型車種ネイキッドとして、カワサキ3車、ホンダ2車、スズキ2車、ヤマハ1車が20位以内ではランクインです。
Z900RSが特に強く、一強状態となっています。CB1100は駆け込み需要もあったための順位だと思いますが、W800が人気なようにクラシック形状のバイクは強いですね。
一覧で見るとスズキ車のコスパの高さが印象的です。ネイキッドのフラッグシップに引けを取らない性能があるバイクは、GSX-S1000とXSR900で、こちらの2車は電子制御が多く搭載されています。
モデル | CB650R | SV650/X | Z650RS |
イメージ | |||
排気量(cc) | 648 | 645 | 649 |
シート高(mm) | 810 | 785 | 800 |
車両重量(Kg) | 203 | 199 | 188 |
燃費(km/h) | 31.5 | 34.8 | 31.8 |
最高出力(PS) | 95 | 72 | 68 |
最大トルク(kgf・m) | 6.4 | 6.4 | 6.4 |
タンク容量 | 15 | 14 | 12 |
新車価格 | 1,023,000円 | 803,000円 | 1,034,000円 |
中古車価格(平均) | 98.4万円 | 70.8万円 | 109.7万円 |
排気量が近い3車、CB650RはCBR650Rと累計のため、実際はSV650、Z650RS、CB650Rの順になると思います。
SV650はスタンダードなネイキッドで、250ccや400ccよりも安く、かなりコスパが高いです。中古車で購入する際もお買い得です。
人気車種の傾向を踏まえて、自身に合ったバイク選びをしてみて下さい。
大型バイク人気車種ネイキッドまとめ
今回紹介したCB1100以外は新車で購入できますが、価格が高い車両は中古車も検討しましょう。
気になった車両があれば、試乗やレンタルから始めてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。