
こんにちは、とっちゃんです。

最強のレインウェアを教えてほしい、ゴアテックスのレインウェアなんて買えないんだけど。
最強のレインウェアは何か?と聞かれれば、バイク乗りなら「ゴアテックス」のモデルでしょ?と答えると思いますが、ゴアテックスモデルは人気でほとんど入手が出来ない難点があり、価格としても高価なレインウェアばかりです。
今回は一般ユーザーが入手しやすいモデルで最強を決めていきたいと思います。
結論として入手しやすい、レインウェアの中ではコミネRK-549が最強です。
この記事では最強のレインウェアの具体的な数値から、選び方、各メーカーの素材を検証、おすすめ最強モデルを比較し、お手入れ方法から保管方法まで解説していきます。
ゴアテックス以外で最強のレインウェアをお探しの方は読んでみて下さい。
バイクに必要なレインウェア耐水圧
レインウェアの耐水圧は、レインウェアが水をはじく力を表す指標です。バイクに乗る場合、一般的には10.000mm以上の耐水圧が必要とされています。
最強クラスと呼べるのは耐水圧は20.000mm以上となっており、数値が大きいほど、より強い耐水性能を持ち、長時間のバイクライディングでも雨水から身を守ることができます。
バイクの場合は速度も加わるため一般的な耐水圧の使用とは異なります。具体的な計算式を元に、見ていきましょう。
バイクレインウェアの最強クラスの耐水圧は?
バイクが受ける水圧
レインウェアの耐水圧は、水圧を表す単位「mmH2O」で表され、一般的なレインウェアの耐水圧は、「1平方メートルあたりの1時間当たりの水圧」を表します。
つまり、1平方メートルあたりの耐水圧が1000mmH2Oであれば、1時間に1000mmの水圧を受けても水が浸入しないということです。
以下の計算式で、バイクが受ける水圧を求めることができます。
水圧 = (速度(m/s) * 速度(m/s) * 空気密度(kg/m^3) * 1/2) / 1000
計算式としては難しいので、分かりやすいように表にしてみました。
以下の表は、バイクが受ける水圧に応じたレインウェアの耐水圧の基準を示したものです。
速度 | 耐水圧 |
---|---|
10km/h以下 | 5000mm程度 |
30km/h以下 | 8000mm程度 |
60km/h以下 | 10000mm程度 |
80km/h以下 | 12000mm程度 |
100km/h以下 | 15000mm程度 |
100km/h以上または強い雨の場合 | 20000mm以上 |
60kmでの想定では10.000mm程あれば十分な性能ですが、長距離の走行や高速道路での走行、強い雨の場合は、20000mm以上の耐水圧が必要になる場合があります。
上記の表から見ても耐水圧20.000mmあれば十分最強クラスです。
この表を参考にして、自分が乗るバイクの速度や使用頻度を考慮し、適切な耐水圧を持つレインウェアを選ぶようにしましょう。
距離別の選び方
雨天時の走行距離を元に必要な耐水圧を表で見てみましょう。
通勤 | ツーリング | |
1時間以内 | 1時間以上 | 一日中 |
耐水圧10.000mm | 耐水圧20.000mm | 耐水圧20.000mm以上 |
通勤などで使用される方は耐水圧10.000mmもあれば十分な性能ですが、耐水圧20.000mmあるモデルを選択すれば間違いないでしょう。
ツーリングで使用するには、長時間や高速道路を走行することを考慮すると、耐水圧20.000mm以上あった方が安心ですね。
最強クラスの透湿性は?
透湿性は、一般的に「グラムあたりの水蒸気透過量」という単位で表されます。
透湿性の指標として、以下の数値が示されます。ただし、これらの値はあくまでも参考値であり、レインウェアの素材や構造によって異なる場合があります。
- 5000g/m2/24h 以下:透湿性が低い
- 8000g/m2/24h 以上:一般的な透湿性
- 10000g/m2/24h 以上:高い透湿性
バイクレインウェアの場合、高い透湿性が求められ、透湿性が低いと汗や湿気が蒸発せず、衣服内部が蒸れて不快になるだけでなく、体温が下がってしまうこともあります。
透湿性をさらに高めてくれる、ベンチレーションが付いているモデルを選択しましょう。
バイクレインウェア最強素材は?各社の防水透湿素材を比較
素材比較表
メーカー | 素材名 | 耐水圧 | 透湿性 |
---|---|---|---|
ゴア社 | ゴアテックス | 45000mm以上 | 13500g/㎡・24hrs以上 |
ゴールドウイン | Gベクター | 20000mm以上 | 8000g/㎡・24hrs以上 |
ゴールドウイン | Gベクタープロフェッショナル | 40000mm以上 | 20000g/㎡・24hrs以上 |
RSタイチ | ドライマスター | 20000mm以上 | 10000g/㎡・24hrs以上 |
コミネ | ブレスター | 20000mm以上 | 8500g/㎡・24hrs以上 |
クシタニ | TPUラミネーション | 20,000mm以上 | 5,000g/㎡/24h |
ミズノ | ベルテックEX | 30000mm以上 | 16000g/㎡・24hrs以上 |
ゴールドウインやコミネからはゴアテックス素材のレインウェアの販売がされていますが、5万円前後となっていますし、品薄の為購入は困難です。
ゴアテックスが高い理由についてはこちらの記事で解説しています。
バイク冬ジャケットゴアテックスモデル6選!ゴアテックスは暖かい?
Gベクタープロフェッショナルは執筆現在は販売終了となっていましたので、在庫が残っていれば購入できます。
耐水圧20.000mmもあれば十分な性能ですので、メーカーの特徴も踏まえて選んでみて下さい。
バイクレインウェア最強
ゴールドウイン Gベクター3 コンパクトレインスーツ
サイズ | WM、WL、S、M、L、XL、XXL、BM |
カラー | 4色 |
耐水圧 | 20,000mm以上 |
透湿性 | 8,000g/m2・24h |
素材 | Gベクター |
ベンチレーション | 〇 |
リフレクター | 〇 |
参考価格 | 10.600円~ |
ゴールドウインのレインウェアは、バイク用品レインウェアでも高い評価を得ています。
フロントファスナーはダブルフラップ仕様で前方からの雨水の侵入を防ぎます。フードは取り外し式、袖口からの雨水や風の侵入を防ぐアジャスター機能、ウエスト周りも調整可能です。
ベンチレーション機能も搭載し、雨天以外にも防風ウェアとして使用できます。
カラーは4色から選択できます。
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これを選んでおけば間違いないというくらい、コスパが高く人気の商品です。
コミネ RK-549
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サイズ | XS、S、M、L、XL、2XL、3LB~6XLB |
カラー | 4色 |
耐水圧 | 42,000mm以上(公式HP数値) |
透湿性 | 16,000g/m2・24h |
素材 | ブレスター |
ベンチレーション | 〇 |
リフレクター | 〇 |
参考価格 | 11.200円+6.600円 |
コミネのNEWモデル、ブレスター3レイヤーレインジャケット 。
注意点として上下別売りです。
ブレスターの耐水圧20.000mmに加え、3レイヤー構造の採用により、ゴアテックスに勝るとも劣らない性能になっています。
リフレクターを配置し、緊急用ハンドレインカバーとポーチを付属、フードは着脱可能です。
カラーは4色から選択できます。
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RSタイチ ドライマスター レインスーツ

サイズ | WM、S、M、L、XL、2XL |
カラー | 4色 |
耐水圧 | 20,000mm以上 |
透湿性 | 10,000g/m2・24h |
素材 | ドライマスター |
ベンチレーション | 〇 |
リフレクター | 〇 |
参考価格 | 15.400円 |
RSタイチのドライマスタースーツは、ロングセラーの人気モデル、高い耐水性能と透湿性です。
走行時の雨の侵入を防ぐ機能と、随所にバタつきを抑えるフラップを配置、ベンチレーションによって湿気を排出しウエア内を快適に保ちます。
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内ポケットがある点も魅力です、また雨水に濡れても高い反射効率が得られる、雨天専用リフレクターが採用されています。
ラフアンドロード RR7806
サイズ | S、M、L、LL、XL、BL |
カラー | 3色 |
耐水圧 | – |
透湿性 | – |
素材 | デュアルテックス |
ベンチレーション | 〇 |
リフレクター | 〇 |
参考価格 | 12.400円 |
ラフアンドロードのデュアルテックスBIBレインスーツ。カラーは3色から選択できます。
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大きな特徴は背面が開閉でき、ウエストバッグやリュックが背負えることです。
耐水圧の表記はありませんが、他のデュアルテックス採用ブーツは20.000mmなので、20.000mm程の耐水圧は想定できます。また別売りですがインナージャケットもファスナーで連結可能になっていますので、冬季にも活躍するレインウェアです。
他のモデルにはない特徴で、通勤や通学にも適したモデルですね。
大変人気で品薄状態ですが、在庫があればチェックしてみて下さい。
ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーV
サイズ | S、M、L、XL |
カラー | 8色 |
耐水圧 | 30,000mm以上 |
透湿性 | 16,000g/m2・24h |
素材 | ベルテックEX |
ベンチレーション | 〇 |
リフレクター | – |
参考価格 | 12.000円 |
バイクレインウェア最強比較
メーカー | ゴールド
ウイン |
コミネ | RSタイチ | ラフアンド
ロード |
ミズノ |
モデル | ![]() |
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カラー | 4色 | 4色 | 4色 | 3色 | 8色 |
耐水圧 | 20,000mm | 42,000mm | 20,000mm | – | 30,000mm |
透湿性 | 8,000g | 16,000g | 10,000g | – | 16,000g |
素材 | Gベクター | ブレスター | ドライ
マスター |
デュアル
テックス |
ベルテックEX |
ベンチレーション | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リフレクター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – |
参考価格 | 10.600円 | 17.800円 | 15.400円 | 12.400円 | 12.000円 |
冒頭でもお伝えした通り、耐水圧と透湿性共に最強はコミネです。コミネはブレスターの性能と3層レイヤー構造になっている点が、高い耐水圧を誇っているのだと思います。
価格としては最も高くなりますが、ゴアテックスと比較しても遜色ない性能で、2万円以下で購入できるのはさすがコミネですね。
ラフアンドロードは特徴的です、通勤やツーリングでも役立つ機能が気になった方はチェックしてみて下さい。
続いてミズノを見ていきましょう。
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スポーツ用品では最も売れているレインウェアと言っても過言ではありません。
ただバイク用ではありませんので、バタつき防止のフラップの多さやベンチレーションの配置、リフレクターの有無を考慮すると、ツーリングではゴールドウインやRSタイチの方が使い勝手が良い場面があるかもしれません。
スクーターや近距離における通勤の使用目的ならば、性能とコスパも高くおすすめです。
最後にゴールドウインとRSタイチを比較してみましょう。
ゴールド
ウイン |
RSタイチ |
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4色 | 4色 |
20,000mm | 20,000mm |
8,000g | 10,000g |
10.600円 | 15.400円 |
2社の違いは、フードの有無と収納袋の大きさが違います。
ゴールドウイン | RSタイチ |
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120×280mm | 340×300mm |
ゴールドウインの方が若干コンパクトですね、RSタイチは薄く広いイメージですので、収納方法も考慮しても良いでしょう。
またRSタイチと違いゴールドウインはブーツを履いたままでも履ける仕様となっています。
バタつき防止のベルクロの配置は変わりませんが、ポケットの配置が違います。
ゴールドウイン | RSタイチ |
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ゴールドウインは外に一か所、RSタイチは外に一か所と内側にも配置されています。
最後にデザインです、性能差はほとんどありませんがデザインはお好みでしょう。価格差は5.000円でどちらを選択してもバイク用では最強クラスのレインウェアです。
気になった商品はチェックしてみて下さい。
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最強のバイクレインウェアでも劣化してくる?
レインウェアは、使用頻度や使用環境によっても劣化が進みます。例えばバイクの場合は頻繁に使用する場合は、素材の摩耗が進み、特にお尻、肘や膝などの部分が薄くなってしまうことがあります。
レインウェアの劣化を遅らせるためには、正しい手入れが必要です。
- 使用後に洗う
- 定期的な防水スプレー※素材による
- 保管方法、点検
まずは洗い方から見ていきましょう。
レインウェアの洗い方
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洗剤は中性洗剤や専用の洗剤を使用し、洗濯機で洗濯する場合は、洗濯ネットに入れて洗濯するようにしましょう。洗濯機の乾燥機能は、レインウェアにとっては過酷な環境であるため、使用しないで下さい。
それでは、レインウェアの洗い方を見ていきましょう。
1・レインウェアの外側についた汚れを落とす
まず、レインウェアの外側についた汚れを落とします。柔らかいブラシなどを使って、軽くこすり落とすとよいでしょう。ただし、強くこすり過ぎると素材が傷ついてしまうことがあるため、注意が必要です。
2・中性洗剤を使用して手洗いする
次に、中性洗剤を使用して手洗いします。レインウェア用の洗剤を使用すると、素材に優しく、汚れもしっかり落とすことができます。洗濯機の場合はネットに入れて優しいモードで回しましょう。
3・洗剤をしっかりと流し、余分な水を絞る
洗い終わったら、洗剤をしっかりと流し、余分な水を絞ります。素材によっては、水を含んだまま放置すると劣化が進んでしまうことがあるため、優しく水を絞っておきましょう。
4・柔らかいタオルで水分を取り除く
余分な水を絞った後は、柔らかいタオルで水分を取り除きます。レインウェアは、強く絞ったり、乾燥機で乾燥させたりしないように注意しましょう。
5・陰干しする
最後に、陰干しをします。直射日光や高温の場所に置くと、素材が劣化してしまうことがあるため、風通しの良い場所に置くようにしましょう。
レインウェアは、汚れを放置すると素材が劣化してしまうため、使用後は必ず洗って手入れするようにして下さい。
レインウェアの保管方法は?
レインウェアを長期間保管する際には、洗濯してから保管して下さい。
ハンガーや収納袋を使用し、風通しの良い場所に保管することも必要ですが、定期的に点検することも大切です。
また撥水効果が薄れてきた場合は、定期的に防水スプレーなどを使用すると効果を持続できます。
バイクのグッズに使う防水スプレー14選!おすすめ集めてみました!
バイクレインウェア最強まとめ
入手しやすいバイクレインウェアではコミネが最強と言う結果になりました。NEWモデルが追加され次第追記致します。
今回紹介したモデルであればどれも間違いない性能です、機能として魅力がある項目があればチェックしてみて下さい。
効果を持続させるためにも、お手入れは欠かさないようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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