こんにちは、とっちゃんです。
暖かいバイクの防寒ジャケットが欲しい。一番温かいモデルはどこのメーカー?
バイクジャケットの冬モデルはメーカーごとに生地の種類も違い、独自素材や呼び名もバラバラで分かりにくく、迷ってしまいますよね。
この記事では、バイク冬ジャケットの最強を決めるべく、温かい条件を満たした素材から機能を持った各メーカーごとの最強モデルを比較して解説していきます。
最強クラスの冬のバイクジャケットをお探しの方は読んでみて下さい。
バイク防寒ジャケット最強の仕様は?
3つ揃えば温かい仕様になる
冬のバイクジャケットはアウターと、保温インナージャケットの性能が決め手になってきます。
いかに空気を抱え込むかが勝負になるため、襟元、ファスナー、腰廻りなどの防風処理(ストームガード)も大切な機能です。
アウターとインナージャケットの性能が高ければ高いほど、暖かい仕様になります。
ただしアウター性能が低い場合どれだけインナージャケット/保温インナーが優れていても、性能が発揮できません。
逆にアウター性能が高くても、インナーに保温性がなければ寒く感じることがあるでしょう。
冬用またはオールシーズンモデルがおすすめ
バイクジャケットには冬用、またはオールシーズンモデルというジャケットの分類があります。
冬用も2種類に分けられ、インナージャケットが付属するモデルと付属しないモデルです。
オールシーズンジャケットはアウターが高性能なものが多く多機能な点が特徴で、中綿入りインナージャケットが付属します。
大した違いはありませんが、冬季のみならず長い季節使用したいのであれば、オールシーズンモデルも検討しましょう。
保温インナーも着込めば最強
肌着代わりに着込む保温インナーも、冬季には欠かせません。保温インナーに求められる役割は、保温性、吸汗性、速乾性です。
特に暖かい保温性を持つ商品や、汗冷えを防ぐために速乾性に優れたものを選ぶことも大切です。
保温インナーの上に着込むフリースは、分厚いものは動きずらくなってしまいますので極力薄手の物を選ぶのが良いでしょう。
バイク冬の保温インナー5選!冬のインナーに求められる要素は?
最強の冬ジャケットが活躍する月は?
月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
最高気温/体感温度℃ | 21.5/11.4 | 19.1/8.1 | 12.2/-1.4 | 10.2/-4.2 | 12.1/-1.6 | 17.9/6.4 |
最低気温/体感温度℃ | 13.8/0.8 | 10.7/-3.5 | 3.7/-13.1 | 1.8/-15.7 | 3.0/-14.1 | 8.6/-6.4 |
※1東京都2022-23年気温※2計算方法はミスナールの計算式(改良版)を使用、湿度60%、時速60kmで走行した時の体感温度です。
人が肌寒いと感じる気温は15℃~22℃。寒いと感じる気温は8℃~14℃と言われています。
アウターのみでいける日中の気温は都道府県にもよりますが、東京都では10/11/3月、12/1/2月はインナージャケットがないと長時間の走行は厳しい気温もあります。
12/1/2月の体感温度-℃を下回る場合、最強クラスの性能がなければ、ライダーにとっては厳しい季節です。
2024年の各メーカー最強モデルの特徴は?
2024年も各メーカー新作を出していますが、傾向としてゴアテックスモデルがほとんど無くなりました。
ダイネーゼ、レブイットあたりのゴアテックスモデルは10万円~と高額です、材料費高騰で扱えなくなってしまったかもしれません。
各メーカー独自素材や防水/撥水コーティングで防風性を高めています。
ゴアテックスは確かに防水/透湿/防風性能に優れますが、保温性を担うわけではありません。
大手メーカーのジャケットであれば防水/透湿/防風/保温性能は必要十分です。
コミネ冬の最強バイクジャケット
JK-5744
サイズ | WM/WL/M/L/XL/
2XL~4XL/5XLB |
カラー | 2色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | 〇 |
プロテクター | 〇 |
インナー | 〇 |
防水 | 透湿防水 |
参考価格 | 36.800円 |
コミネの新作フルイヤーツーリングジャケット・ラーマⅢ。ナイロンの7倍もの強度を持つコーデュラを使用してます。
オールシーズンジャケットとしてはコスパ最強、冬場でも高い性能を誇る理由は3レイヤー構造な点です。
防水透湿アウター | 中綿入りインナー | ウインドブレーカー |
また胸部こそソフトプロテクターですが、肩、肘、背面は CE レベル2のプロテクターを採用しています。
大型のベンチレーションがフロント、腕、背面と設置され冬季のみならず、真夏以外のライディングができる仕様です。
ラーマⅡであれば25.000円~となり、安く購入したい場合はラーマⅡでも良いでしょう、ただブラックはありませんのご注意ください。
JK-605と悩みましたが今回は新作ラーマⅢを推させて頂きます。
RSタイチ冬の最強バイクジャケット
RSJ731
サイズ | WM/WL/WXL/S/M/L/XL/
2XL~3XL |
カラー | 5色 |
ベンチレーション | – |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | 付属 |
防水 | 〇 |
参考価格 | 33.000円 |
RSタイチの新作、ヒューズオールシーズンジャケット。
特徴は防水仕様である点と、3WAY仕様により長い季節使用できます。
防風効果も高いため、アウターのみで晩秋、早春、インナーを使用すれば、真冬の気温にも対応でき長い期間使用できます。
ただベンチレーションはありませんので、気温が高い秋春はインナーでの使用となるでしょう。
SIZE | S | M | L | XL | XXL | 3XL | WS | WM | WL | WXL |
身長(cm) | 160~167 | 165~172 | 170~177 | 175~182 | 177~184 | 180~187 | 150~157 | 155~162 | 160~167 | 163~170 |
バスト(cm) | 87~92 | 91~96 | 95~100 | 99~104 | 103~108 | 108~113 | 79~84 | 83~88 | 87~92 | 90~95 |
ウエスト(cm) | 72~77 | 76~81 | 80~85 | 84~89 | 88~94 | 94~100 | 62~67 | 66~71 | 70~75 | 74~79 |
ヒップ(cm) | 84~90 | 88~94 | 92~98 | 96~102 | 100~106 | 104~110 | 85~90 | 89~94 | 93~98 | ― |
股下(cm) | 71~75 | 74~78 | 77~81 | 80~84 | 82~86 | 83~87 | 68~72 | 73~77 | 76~80 | ― |
ラフアンドロード冬の最強バイクジャケット
RR7693
サイズ | S/M/L/LL/XL/BL |
カラー | 5色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード |
〇 |
プロテクター | 〇 |
インナー | 付属 |
防水 | 防水透湿 |
参考価格 | 42.300円 |
冬用ジャケット最強の一角に入る、RR7693。
今年は新色のヘルボーンダークオリーブが追加されました。プリマロフトインナーとアウターは防水透湿素材、防寒・防水・防風・保温すべての点でトップクラスの性能です。
襟元のストームガードから、ポケット類も使い勝手に配慮して各所に配置されています。
真冬だって快適にバイクに乗りたいということであれば、ラフアンドロードが力強い味方になってくれるでしょう。
RR7750
サイズ | WM/WL/M/L/XL |
カラー | 3色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | 〇 |
プロテクター | 〇 |
インナー | 付属 |
防水 | 透湿素材 |
参考価格 | 35.000円 |
ラフアンドロードの新作RR7750。
最強とも名高いプリマロフトインナーに加え、アウターはアメリカ空軍のフライトジャケットとして採用されたN-3Bジャケットを採用しています。
アウターだけでも十分暖かい仕様ですが、インナーを組み合わせれば極寒の地でも対応できるでしょう。
ベンチレーションは腕の部分に搭載されています。晩秋、冬、真冬、早春と活躍できるジャケットです。
ゴールドウィン冬の最強バイクジャケット
GB03301
サイズ | 1/2/3/4 |
カラー | 3色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | – |
防水 | 透湿防水 |
参考価格 | 74.000円 |
ゴールドウィンの新作、コーデュラエンデューロジャケット。
アウターは防水透湿と防風、ファスナー類も防水シーム、ベンチレーションが配置され防水と通気性を両立させています。
ポッケには失くしやすいワイヤーレスキーを引っ掛けることも出来ます。また肘/肩/背面/胸部すべてレベル2のプロテクターが配置。
長距離ツーリングからエンデューロにもおすすめできるジャケットです。
インナーは付属しませんので、GM33301(プリマロフト製のミドルフリース)または汎用インナージャケットを使用しましょう。
GB03301 | GB03302 |
コーデュラ素材のGB03301とダーミザクス(東レ)を使用した、GB03302が販売されています。
丈夫さで言えばコーデュラの方が高いですが、ダーミザクスは耐水圧20.000mmと十分ハイスペックなモデルです。
費用を抑えたい場合はライディングフーデッドジャケットでも良いでしょう。シンプルで飽きの来ないデザインです。
エルフ冬の最強バイクジャケット
EJ-W114
サイズ | S/M/L/LL/3L/4L |
カラー | 4色 |
ベンチレーション | – |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | 〇 |
防水 | – |
参考価格 | 30.000円 |
エルフの中綿入り防寒インナー付き冬用、ファーチレスポルトジャケット。
肘/肩/背面/胸部にプロテクターが標準装備、腕の内側は伸縮性の高い防風ストレッチ仕様となっています。
サイズによっては26.000円~3万円以下ですのでコスパも高いジャケットです。
パワーエイジ冬の最強バイクジャケット
トレンチライダース
サイズ | WM/WL//M/L//XL/XXL |
カラー | 6色 |
ベンチレーション | – |
ストームガード | 〇 |
プロテクター | 〇 |
インナー | 付属 |
防水 | 防水透湿 |
参考価格 | 41.500円 |
トレンチライダースはカジュアルな着こなしができる、パワーエイジの人気モデル。
見た目はトレンチコートのようですが、中身は本格的なライディングジャケットです。
脱着式インナーも付属、急な雨にも役立つ防水透湿素材(耐水圧15.000/透湿素材10.000g/㎡/24h
)に加え、防風効果が高い3重フラップとなっています。
サイズ | M | L | XL | XXL |
---|---|---|---|---|
バスト | 116.9 | 120.9 | 124.9 | 128.9 |
前丈 | 60.7 | 62.2 | 63.7 | 65.2 |
肩幅 | 48.2 | 49.6 | 51.0 | 52.4 |
ウエスト | 104.4 | 108.4 | 112.4 | 116.4 |
袖丈 | 62.4 | 63.4 | 64.4 | 65.4 |
HONDA冬の最強バイクジャケット
エクワックスパーカ
サイズ | WM/M/L/LL/3L/4L |
カラー | 4色 |
ベンチレーション | – |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | – |
防水 | 撥水 |
参考価格 | 29.900円 |
エクワックスパーカはHONDA×アヴィレックスとのコラボジャケットです。
2023-2024年モデルは新色が追加されました。メンズに似合うネイビー、カーキと女性も合わせやすいベージュ、ボルドーがラインナップされています。
特徴は米軍に採用されている極寒冷気気候向けのレイヤリングシステムで、防風耐水性に優れています。
ワッペンは取り外し可、中綿には保温性が高いサーモライト(R)を使用しています。
ホンダ公式HPはこちら↓
YAMAHA冬の最強バイクジャケット
YAF80K
サイズ | M/L/LL/3L |
カラー | 2色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | 〇 |
防水 | 防水透湿 |
参考価格 | 50.800円 |
ウィンターアメニタジャケット、クシタニのアメニタジャケットがベースです。
特徴は脱着式防寒インナーと、肩と肘にはCE規格 LEVEL2のプロテクター、背中にはソフトパッドも標準装備しています。
クシタニ製は定価53.900円、割引があればYAMAHAの方が安くなるでしょう。
3シーズン使用できるモデルです。
クシタニ冬の最強バイクジャケット
ALOFT JACKET
サイズ | M/L/LL/XL |
カラー | 2色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | 〇 |
プロテクター | 〇 |
インナー | 〇 |
防水 | 透湿防水 |
参考価格 | 65.000円 |
クシタニのアフロトジャケットは、フードの有り無しでモデルが分かれています。
K-2845 | K-2829 |
K-2846 | K-2830 |
フード以外は共通です。
アウターはPUラミネーション(初期耐水圧30,000mm以上、透湿性17,000g/㎡/24h)とゴアテックス並みの高性能、中綿入りインナージャケットも付属します。
注意したい点はプロテクターは別途必要となります。
ベンチレーション、防水仕様、ストームガードまでクシタニならではの高品質なジャケットです。
クシタニの公式HPはこちら↓
HYOD冬の最強バイクジャケット
STJ551D
サイズ | M/L/LL/XL |
カラー | 4色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | 〇 |
防水 | 防水透湿 |
参考価格 | 53.800円 |
HYODのST-X TEXTILE。
特徴はST-Xパターンのデザインと、防水透湿を生かしたベンチレーション、HYODオリジナルのD3O®プロテクターが肩肘に標準装備されています。
中綿入りのインナーが付属、別売りでヒートアパレルを購入すれば機能+カジュアルに着こなすことが出来ます。
HYODの公式HPショップはこちら↓
アルパインスターズ冬の最強バイクジャケット
ANDES v3 DRYSTAR® JACKET
サイズ | M/L/XL/XXL |
カラー | 6色 |
ベンチレーション | 〇 |
ストームガード | – |
プロテクター | 〇 |
インナー | 〇 |
防水 | 透湿防水 |
参考価格 | 39.000円 |
アルパインスターズのアンデスV3ドライスタージャケット。
高性能なドライスター仕様、ベンチレーション、プロテクター装備までオールシーズンモデルです。
背面と胸部にはプロテクターはありませんが、別途取り付けも可能。
防水インナーポケット付き、バタつきを抑えるアジャスターも付属しています。
定価は45.000円、実売は39.000円~43.000円程になり、サイズによってはコミネと変わらない程のコスパの高さも魅了です。
販売店によっては定価より高くなっていますので注意しましょう。
最強の冬バイクジャケット比較
メーカー | コミネ | RSタイチ | ラフアンドロード | ゴールド
ウィン |
エルフ | |
イメージ | ||||||
サイズ数 | 9 | 9 | 6 | 5 | 4 | 6 |
カラー | 2色 | 5色 | 5色 | 3色 | 3色 | 4色 |
ベンチレーション | 〇 | – | 〇 | 〇 | 〇 | – |
ストームガード | 〇 | – | 〇 | 〇 | – | – |
プロテクター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
インナー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | 〇 |
防水 | 透湿防水 | 防水 | 防水透湿 | 透湿素材 | 透湿防水 | – |
参考価格 | 36.800円 | 33.000円 | 42.300円 | 35.000円 | 74.000円 | 30.000円 |
メーカー | パワー
エイジ |
HONDA | YAMAHA | クシタニ | HYOD | アルパイン
スターズ |
イメージ | ||||||
サイズ数 | 6 | 5 | 4 | 4 | 4 | 4 |
カラー | 6色 | 4色 | 2色 | 2色 | 4色 | 6色 |
ベンチレーション | – | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ストームガード | 〇 | – | – | 〇 | – | – |
プロテクター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
インナー | 〇 | – | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
防水 | 防水透湿 | 撥水 | 防水透湿 | 透湿防水 | 防水透湿 | 透湿防水 |
参考価格 | 41.500円 | 29.900円 | 50.800円 | 65.000円 | 53.800円 | 39.000円 |
どのモデルが最強か?優越はつけがたいですが、3社が挙げられます。
クシタニ | ラフアンドロード | パワーエイジ |
65.000円 | 42.300円 | 41.500円 |
ゴアテックス並み | プリマロフト | バランスが良い |
クシタニ | 初期耐水圧30,000mm以上、透湿性17,000g/㎡/24h |
ラフアンドロード | 初期耐水圧20,000mm以上、透湿性25,000g/㎡/24h |
パワーエイジ | 初期耐水圧15,000mm以上、透湿性10,000g/㎡/24h |
まずアウター性能が高い点ではクシタニが一番、ただインナージャケットとしてプリマロフトを採用しているラフアンドロードも保温性はトップクラスです。
クシタニが最も高性能ではありますが、プロテクターを買い足すと7万円を超えてくるので、価格を考慮するとラフアンドロードが強いのではないかと思います。
メーカー | コミネ | RSタイチ | ラフアンド
ロード |
エルフ | アルパイン
スターズ |
イメージ | |||||
サイズ数 | 9 | 9 | 5 | 6 | 4 |
カラー | 2色 | 5色 | 3色 | 4色 | 6色 |
ベンチレーション | 〇 | – | 〇 | – | 〇 |
ストームガード | 〇 | – | 〇 | – | 〇 |
プロテクター | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
インナー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
防水 | 透湿防水 | 防水 | 透湿素材 | – | 透湿防水 |
参考価格 | 36.800円 | 33.000円 | 35.000円 | 30.000円 | 39.000円 |
コスパが高いのはRSタイチ、エルフ。ただコミネは3レイヤーですので、ウインドブレーカー分を見越せばお得です。
アルパインスターズはコミネには敵いませんが、コスパは高いため冬季用のみならず、オールシーズンとしてもおすすめ。
本年は価格×機能のバランスを加味し、ラフアンドロードのRR7693を最強とさせて頂きます。
最強の冬バイクジャケットまとめ
12月1月2月はライダーにとっては厳しい季節です。
安いバイクジャケットで寒さに耐えられないとあれば、バイクに乗るのも億劫になってしまいます。
真冬のライディングも快適になるように、最強の冬ジャケットを手に入れましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。