こんにちは、とっちゃんです。
CB400SFが生産終了した理由を教えてくれる?
CB400SFは2022年10月に生産終了しました。
結論として令和2年度の排ガス規制に伴う生産終了です。この排ガス規制によりCB400SFのみならず数多くの名車が姿を消しています。
この記事ではCB400SFの生産終了の理由から、終了後の値動き、まだ生産している国、現在の在庫状況まで解説していきます。
CB400SFの生産終了について知りたい方は読んでみて下さい。
CB400SFが生産終了した理由
令和2年排出ガス規制
生産終了の理由は令和2年(2020年)から適合された排出ガス規制に伴うもので、販売終了になったモデルはこの排ガス規制をクリアできなかったからです。
規制をクリアして販売継続できなかったか?と言う疑問はありますが、CB400SFのエンジンの基本設計は1986年のCBR400Rをベースにしている為、対応するために莫大なコストが掛かるとも言われており、生産終了に踏み切ったという背景があります。
この令和2年の排ガス規制により、CB400SFのみならず他メーカーのロングセラーモデルも生産終了になりました。
- YAMAHA セロー 35年
- YAMAHA SR 43年
いずれもCB400SFよりもロングセラーモデルですが、惜しまれつつも販売終了しています。
KawasakiやSUZUKIにも生産終了モデルがいくつかあるようです。
2022年10月生産分で終了
ホンダ公式サイトで2022年4月28日に正式に発表されています。
二輪業界で噂はされていたものの、正式発表があった時には業界全体に衝撃が走りました。その他同時期に生産終了になった車種は以下のモデルです。
【生産終了機種(2022年10月生産まで)】
・Gold Wing(リアトランクレスタイプ)※Gold Wing Tourは含まれません。
・VFR800F
・VFR800X
・ベンリィ110 引用元:ホンダ公式
CB400SFは教習車としても誰もが乗ったことのあるバイクで多くの方に親しまれ、販売終了後の動向が気になるバイクでもあります。
CB400SFが生産終了発表後どうなったか
一時は200万近く高騰
CB400SFはファイナルエディションに限らず一時期には200万円近く高騰した時期もありました。
コ〇ナ下でバイクの需要が高まったことと、生産終了の需要もあり、特に2019年モデルからの最終型は現在でも高値が付いており、プレミヤ価格は必須です。
ファイナルエディションのメーカー希望小売価格は928.400円、ボルドールで1.084.600円ですので、一時期は新車価格+100万円ほどは上乗せされる程人気が高まりました。
価格推移は?
価格推移は下降気味ですが、大幅な下落は見られません。生産は終了していますのでほぼ横ばいの状態が続く、又はさらに高騰する可能性もあります。
価格が下がらない理由は、後継機が無いこととモデルチェンジが見込めない点です。
数年後、後継機が出れば価格は下がることも考えられます、しかしVTECを搭載している旧モデルの方が需要が高まることも考えられるため、価格は上がることは考えられるが、下がることは見込めない予測です。
CB400SFは売れてなかったから生産終了した?
CB400SFが売れていなかったから、生産終了したと考える方もみえるかもしれません。
しかし生産終了から5年前まで遡って販売台数を見てみると、コンスタントに2.000台近く売れており、250cc~400ccではトップ3には必ず入る人気モデルです。
生産終了間近の年度は駆け込み需要もあり、毎年の倍近く販売台数を伸ばしていました。
年間2.000台を販売する車両は、250cc以上では限られています、売れていないから生産終了という理由ではありません。
排ガス規制の兼ね合いがあるとは言え、売れているのに生産終了はHONDAとしてもユーザーとしてもやり切れない思いです。
CB400SFは生産終了していないって本当?
シンガポールでまだ売っています
CB400SFはシンガポールで現在も販売されています。
シンガポールは日本より物価が高く、輸入費用を含めると日本価格より高くなってしまうため現実的ではありません。
CB400SFのみならず、SR400はタイで新車販売しています。
日本国以外ではユーロ3やユーロ4を適応している新興国も多く、CB400SFはユーロ4(車で言うユーロ5)には適応していますので、需要がある国では販売が継続されているようです。
排ガス規制がある為国内で新規登録出来るかは分かりませんが、どうしてもファイナルエディションの新車が欲しいという事であれば、シンガポールのバイヤーに依頼するといいでしょう。
シンガポールHONDA公式HPはこちら↓
日本国内でも新車に近い車両はまだ買えます
2024/3月現在のグーバイク掲載車で購入できる、ファイナルエディションの在庫数は以下の通りです。
年式 | 在庫数 | 平均価格 |
2019年※ | 24台 | 126万円~ |
2020年 | 32台 | 131万円~ |
2021年 | 43台 | 133万円~ |
2022年 | 44台 | 153万円~ |
2023~2024年 | 11台 | 146万円~ |
合計台数 | 154台 | – |
※ABS非搭載車含む、※2024/3月グーバイク調べ
上記の表は高年式車を年代別に平均価格を算出した値です。
2022年10月に生産終了した為、未登録車で2023年2024年に登録されたモデルは2023又は2024年式となります。
2022年式最安値は125万円~、最高値は未使用車の190万円前後です。中古車というより店舗が抱えていた在庫を高値で出していると言った表現の方が正しいでしょう。
2019年から2021年式であっても状態が良い車両は多く、価格を抑えたいのであれば2022年式を無理に選ぶ必要はないかもしれません。
CB400SFの生産終了を惜しむ声
CB400SFの生産終了を惜しむ声として。
「息子にCB400SFを譲ろうと思ってた矢先の生産終了。こんなにも愛されていたバイク、何故終わらせるんだろう。」 – 50代ライダー
「VTECが効いてからの加速感は、他のどのバイクにも代えがたい。CB400SFの生産終了は、本当に時代の終わりを感じさせる。」 – 40代ライダー
「都市部でも郊外でも完璧に対応してくれるCB400SF。もうこれほど万能なバイクは現れないかもしれない。」 – 30代ライダー
「VTECの効いた加速は本当にクセになる。これほどバランス良いバイクは他にないと思ってた。残念だ。」 – 30代ライダー
「CB400SFがなくなるなんて信じられない。初めてのバイクがこれだったから、すごく思い入れがあるんだ。」 – 20代ライダー
「20年以上、CB400SFと一緒に道を走ってきた。このバイクのおかげで、人生の大事な場面がいくつもあった。本当に感謝している。」 – 40代ライダー
「引退を考えていたけど、CB400SFの生産終了を聞いて、もう一度乗りたくなった。若い頃を思い出す。」 – 60代ライダー
「テクノロジーは進むけど、CB400SFみたいな魂のこもったバイクはこれから先も珍しくなるだろう。最後まで大事に乗りたい。」 – 30代ライダー
生産終了を惜しむ声が多数ありました、教習車として長年利用されてきたバイクでもあり、どんなライダーでも知っているバイクです。
VTECの魅力だけでは語り切れない思いが、多くのライダーから寄せられました。
今後CB400SFを上回るようなバイクは現れないかもしれません。
ありがとうCB400SF、そしてこれからも走り続ける
CB400SFは生産終了した為、修理やメンテナンスが心配な方もみえるかもしれません。
その点は心配不要です。一部純正部品の供給が滞るという噂もありますが、まずありえないでしょう。
理由は私自身HONDA純正部品の取り扱いもしている為、供給状況は存じております、CB400SFに関してはNC31(初期モデル)の部品でさえ現在でも入手でき、また約40年前のNC07(CBX400F)ですら未だに入手できる状況です。
NC39はおろかNC42(最終モデル)の部品が供給されないことはありえません。
もちろんASSY部品は中古部品に頼らざる負えなくなりますが、所有者や累計販売台数が多いバイクですし、中古市場もまだまだ豊富です。
生命維持する消耗品に関しては20年~30年先まで心配ありません。また過走行車であってもエンジンOHを行えば、半永久的に乗り続けられます。
これからもユーザーの元でスーフォアが元気に走り続けてくれることを願っています。
CB400SF生産終了まとめ
生産終了したCB400SFですが人気は留まることを知らず、これからもユーザーの元で元気に走ってくれるでしょう。
購入を検討の方や状態が良い車両が希望の場合は、入手できる内に店舗を回ってみて下さい。
レンタルバイクでもまだ取り扱いがありますので、購入最後の一押しに利用してみるのも良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。