
こんにちは、とっちゃんです。
cb400sfの新車が買えなくなったってホント?出遅れてしまった、どうしよう!
cb400sfが欲しいけど、これから値段はどうなっていくのかな?
2022年10月にcb400sfは生産終了し30年の歴史に幕を下ろしました。バイク乗りなら知らない方は見えないくらいの名車だったと思います。
この記事ではcb400sf生産終了の理由から、これまでの歴史とこれから購入したい方向けの値動きから後継機の予測していきます。
生産終了したのはいつ?
2022年10月生産分で終了しました
ホンダ公式サイトで2022年4月28日に正式に発表されています。
二輪業界で噂はされていたものの、正式発表があった時には業界全体に衝撃が走りました。その他同時期に生産終了になった車種は以下のモデルです。
【生産終了機種(2022年10月生産まで)】
・Gold Wing(リアトランクレスタイプ)※Gold Wing Tourは含まれません。
・VFR800F
・VFR800X
・ベンリィ110 引用元:ホンダ公式
教習車としても誰もが乗ったことのあるバイクで多くの方に親しまれ、販売終了後の動向が気になるバイクでもあります。
なぜ生産終了になったのか?
令和2年排出ガス規制
生産終了の理由は令和2年(2020年)から適合された排出ガス規制に伴うもので、上記で同時期に販売終了になったモデルはこの排ガス規制をクリアできなかったからです。
規制をクリアして販売継続できなかったか?と言う疑問はあります。
cb400sfのエンジンの基本設計は1986年のCBR400Rをベースにしている為、対応するために莫大なコストが掛かるとも言われており、生産終了に踏み切ったという背景があります。
この令和2年の排ガス規制により、cb400sfのみならず他メーカーのロングセラーモデルも生産終了になりました。
- YAMAHA セロー 35年
- YAMAHA SR 43年
いずれもcb400sfよりもロングセラーモデルですが惜しまれつつも販売終了しています。
KawasakiやSUZUKIにも生産終了モデルがいくつかあるようです。
cb400sfの歴史
これから購入する方にもcb400sfについて歴代モデルを簡潔に解説します。
1992年~NC31
CB400 SUPER FOURは、“新しい時代にふさわしいホンダのロードスポーツモデルはどうあるべきか”を徹底追求し、その考え方を「PROJECT BIG-1」として位置づけ開発されたモデル
BIG-1と言えばCB1000SFのイメージが強いですが、PROJECT BIG-1としてはCB400SFが第一弾です。
現在から30年前、ほぼ現在の形状と変わらないスタイルが完成されています。そのぐらい完成度が高く2022年までバイク乗りに愛される人気車種となりました。
NC31では1995年ver.Rと1996年ver.Sがラインナップされていきます。
1999年~NC39
1999年よりHYPER VTECエンジンを搭載するNC39が販売されます。6.750rpmからの官能的なVTECサウンドは多くのユーザーを魅了しました。
ここから2022年に至るまで400ccの王者に君臨し続けます。
NC39にはVTEC SPEC1、2002年のSPEC2、2003年のSPEC3と改良がされていきます。
そして2005年にはSB(ボルドール)のカウリング付きのモデルが販売されます。カウルによって快適に高速走行もこなせるようになりました。
背景としては2005年から高速道路の二人乗りが解禁されたこともあると思います。
2007年~NC42
そして現在の最終モデルNC42が2007年に販売開始されます。現在のモデルも15年前と言うことになります。
NC42にもSF/SBがラインナップされ、NC39と違いカラーリングが豊富です。
2014年、2019年と細かい改良を加え、現在公式ページで案内がある最終モデルで終了となりました。
人気の理由は?
すべて日本人仕様になっているから
cb400sfの人気の理由はたくさんありますが、まずは日本人仕様になっていることです。
日本の道路状況、日本の法律、日本人の体形、すべて日本のバイク乗りに合わせて作られています。
教習車に使用されていることは誰もが知っていますが、それほどに欠点がなく誰が乗っても扱いやすい万能バイクで、若いライダーから、年配ライダーまで幅広い年齢層に人気です。
悪く言えば面白味がない、クセがないバイクとも言えるでしょう。同じ教習車で使用されているCB750RC42も同じ扱いをされています。
しかし販売終了に伴い、これからも多くのユーザーから愛される名車として君臨し続けるでしょう。
今後の値上がりは?
プレミア価格になることは間違いないが・・・
執筆現在では新車価格より価格が上昇していますが、高年式のモデルに限定されます。
2022年モデルでは150万円程の値が付いていました、ですが人気モデルであっただけに在庫が豊富な為そこまでの高値にはならないと思います。
新しい年式が良い方は、今のうちに高年式の車両を購入したほうがいいかもしれません、劇的な値上がりはしないものの、値下がりは期待できません。
狙い目の年式はNC39かNC42初期のあたりだと思います。中古価格では50~80万円程です。NC31に関してはかなり安く購入できますがVTECがありません。
NC31でも機能的な純正部品はほぼ入手可能なので、NC39.42なら修理に困ることはないと思います。
ただCBX400Fのように300万円を超えてくるようなプレミヤ価格になるのは、しばらく先だと筆者の勝手な推測です。
後継機(復刻)は出るのか?
必ず出るが別物になる可能性も・・・
後継機は必ず販売されますが、すぐには出ないと思います。ここからは筆者の妄想でしかありません。
出すとすれば、現行ではCBR400R/400Xがありますので、同エンジンを積んだネイキッドモデルCB400Rとしてラインナップを増やすというのはあるかもしれません。
CB250R/CB650Rが健在で400だけ不在も不思議です。
ただエンジンが変わるため、VTECが搭載されないとも予想できますし、VTECがないなら・・・というユーザーも多いと思います。
ホンダが後継機(復刻)として販売した車両はNC36があります。NC36は1997年に旧CB400を水冷化し復刻したモデルです。
現在KawasakiのZ900RSなどが復刻で人気ですが、当時はまだ受け入れられずに人気が出ませんでした。
一部のメディアではヨンフォアの復刻が出るのではないかと言う噂もありますが、あくまでも噂でしかありません。
KawasakiからZ400RSの噂されていますので、出すなら同年代の車両のモデルなのではないのかと思いますし、2022年の上半期ではホンダの新車販売台数のシェア率は46%程と圧倒的です。
わざわざ多大なコストをかけてVTEC搭載のcb400sfをリリースするとは考えにくいと思います。
いずれにせよしばらくは、高年式車両が手に入ります。
復刻や後継機を望む声はたくさんありますので、ホンダからの公式発表に首を長くして待ちましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。