こんにちは、とっちゃんです。
中型免許で乗れるアメリカンバイクを教えてくれるかな?
現行アメリカンバイクで、中型免許で乗れるモデルは、レブル250とエリミネーターのみです。
選択肢が少なく悩んでみえる方も多いと思います。大型免許を取れば選択肢が広がりますが、免許を取ってまでは・・・と言う方もみえるでしょう。
この記事では中型免許で乗れるアメリカンバイクを新旧含めて紹介します。絶版車については在庫数や維持が出来る車両に限定して解説していきます。
中型免許で乗れる250ccから400ccアメリカンバイクを探している方は読んでみて下さい。
中型バイク アメリカンモデルが少なくなったのなぜ?
250ccや400ccのアメリカンバイクは1990年代には数多く販売されていました。
レプリカブームが去ってから、代表的な車種はHONDAのスティードと、YAMAHAドラッグスターです。
アメリカンバイクが少なくなった理由として
- 免許制度の改正
- 排ガス規制
が少なくなった要因ではないかと思います。
1995年までの400cc以上の大型免許は、教習制度ではなく一発試験でしたので、難易度が高く(合格率1%)敷居が高かったです。
1995年から現在の制度と同様の制度に改変されたことにより、取得までの敷居が下がり、ハーレーダビットソンなど海外メーカーに需要が流れていきました。
加えてバイクが売れなくなる年代に突入し、アメリカンバイクは徐々に姿を消していきます。
また排気ガス規制による要因も考えられます。
絶版車のほとんどはエンジン設計が古く、規制に通らずに絶版となったモデルばかりです、最後まで残ったドラッグスターシリーズも平成28年の規制により姿を消しました。
現在YAMAHAやSUZUKIは、中型アメリカンバイクのラインナップがありません。
ただレブルシリーズが好調であることから、SUZUKIは期待が薄いですが、アメリカンブームをけん引してきた、YAMAHAは必ず出すでしょう。新しいエンジンを積んだモデルに期待です。
中型バイク アメリカン 現行車
中古車平均価格はGOOバイクを参照させて頂いております。
レブル250
近年のバイクブームの一因とも言われている、レブル250。5年連続首位を達成しています。
スタイリッシュなデザインに加え、圧倒的な足つきの良さで、今までバイクに興味がなかった方や、初心者の方にも大人気の車両です。
アメリカンバイクの見た目ですが、エンジンは高性能でしっかり回ってくれます。
排気量(cc) | 249 |
シート高(mm) | 690 |
車両重量(Kg) | 171 |
燃費(km/h) | 47.0 |
最高出力(PS) | 26 |
最大トルク(kgf・m) | 2.2 |
タンク容量 | 11 |
新車価格 | 610.500円~ |
中古車価格(平均) | 58.8万円 |
販売期間 | 2017~ |
販売台数が多いですので中古車両も豊富です、また人気車両のため国内もとより、海外からもカスタムパーツが多数販売されており、カスタム好きな方にもおすすめできるバイクとも言えます。
現行車種はアシスト&スリッパ―クラッチが搭載されています。
モデルとしては通常モデルとSエディションのラインナップです。
レブル250についての詳細記事はこちら↓
エリミネーター400
KawasakiのNEWモデル、エリミネーター。
現在400cc唯一のアメリカンモデルで、エンジンはニンジャ400と同一です。
400ccアメリカンバイクの人気絶版車は総合的に価格が上昇しており、エリミネーターは新車であるにも関わらず比較的安く購入できます。
排気量(cc) | 398 |
シート高(mm) | 735 |
車両重量(Kg) | 176 |
燃費(km/h) | 31.6 |
最高出力(PS) | 48 |
最大トルク(kgf・m) | 3.8 |
タンク容量 | 12 |
新車価格 | 759,000円 |
中古車価格(平均) | – |
販売期間 | 2023~ |
アメリカンバイク特有のリラックスしたポジションと、足付きが良いシート高、下道での長距離走行でも疲れにくいです。
またアシスト&スリッパ―クラッチも搭載されているため、クラッチ操作も快適に行えます。
積載に関しては、キャリア上、サイドバッグなどを駆使すれば問題ありません。
カラーはSEを含めると3色から選択できます。
中型バイク アメリカン 絶版車
ドラッグスター250/400
YAMAHA、ドラッグスター250/400。
2016年まで販売されていた、ロングセラーのバイクで、国内アメリカンバイクを代表するモデルです。
高年式車はプレミヤ価格が付いていますが、絶版車で購入するなら一番のおすすめです。
理由としては在庫数が豊富な点と、一番高年式の車両が入手しやすい点です。
250はキャブ車のみ、400はキャブ車、インジェクション車が年式によって違います。
250 | 400 | |
排気量(cc) | 248 | 399 |
シート高(mm) | 670 | 660 |
車両重量(Kg) | 160 | 234 |
燃費(km/h) | 51.0 | 39.0 |
最高出力(PS) | 20 | 30 |
最大トルク(kgf・m) | 1.9 | 3.2 |
タンク容量 | 11 | 15 |
新車価格 | – | – |
中古車価格(平均) | 54.2万円 | 63.1万円 |
販売期間 | 2000-2016 | 1996-2016 |
在庫数(台) | 338 | 351 |
250に関しては、軽量な車体、燃費性能は現行車両に引けを取らない性能です。
400はかなり重量もありますが、トルクが高い点と、航続距離の長さは魅力があります。
250の方が若干安く購入できます、一時価格が上昇しましたが現在は落ち着いています。400の最終モデルは100万円前後です。
ドラッグスター250後悔するって本当?欠点と買って後悔する人しない人
イントル―ダ―クラシック400
SUZUKIのイントル―ダ―クラシック400。
イントル―ダ―クラシックは2001年から2014年まで販売されていた車両です。ドラッグスターに次ぐ高年式車が入手しやすいモデルです。
年式によってキャブ車、2009年式からインジェクション車と分かれます。
排気量(cc) | 399 |
シート高(mm) | 700 |
車両重量(Kg) | 275 |
燃費(km/h) | 33.0 |
最高出力(PS) | 33 |
最大トルク(kgf・m) | 3.4 |
タンク容量 | 15 |
新車価格 | – |
中古車価格(平均) | 67万円 |
販売期間 | 2001-2014 |
在庫数(台) | 69 |
SUZUKIも数多くのアメリカンバイクがラインナップされていましたが、最後まで残ったのはイントル―ダ―と、ブルーバードです。
イントル―ダ―クラシック400の方がまだ在庫があり入手しやすいと思います。
キャストホイールモデルがカッコいいですね。
マグナ250
HONDAのマグナ250。
年式としては2007年までと古い年式ばかりですが、在庫数も多く、現在でも多くのファンがいます。
400ccのラインナップはありません、マグナシリーズは750から始まり、250、50ccまでラインナップされていました。
排気量(cc) | 249 |
シート高(mm) | 690 |
車両重量(Kg) | 184 |
燃費(km/h) | 36.0 |
最高出力(PS) | 27 |
最大トルク(kgf・m) | 2.3 |
タンク容量 | 11 |
新車価格 | – |
中古車価格(平均) | 42.8万円 |
販売期間 | 1994-2007 |
在庫数(台) | 170 |
年式も古く価格としては安く購入できます。人気車種だけに情報量も多く、維持しやすいと思います。万が一の際もエンジンOHまで行えます。
基本的な消耗純正部品からボルトに至るまで、現在でも供給されていますので、維持するにあたってよほどのことがない限り大丈夫です。
250ccで選択するならドラッグスターに次ぐおすすめモデルです。
シャドウ400
HONDAのシャドウはスティード400のエンジンを使用した後継機モデルです。
モデルとしてはシャドウ400、400カスタム、クラシック、スラッシャーとラインナップされています。
2008年まで販売されていた車両になります。
排気量(cc) | 398 |
シート高(mm) | 675 |
車両重量(Kg) | 248 |
燃費(km/h) | 34.0 |
最高出力(PS) | 33 |
最大トルク(kgf・m) | 3.5 |
タンク容量 | 14 |
新車価格 | – |
中古車価格(平均) | 56.9万円 |
販売期間 | 1997-2008 |
在庫数(台) | 98※ |
※400カスタム、クラシック、スラッシャー含む
HONDAの400ccでは最後まで残った車両です、2008年式の最終モデルでもドラックスターよりは安く購入できますし、スティードに比べると状態が良い車両が多く、選びやすい点は良いですね。
シャドウは750でしたら、2012年まで販売されたモデルが入手できます。
スティード400
アメリカンブームの火付け役とも言われたスティード400。
当時原型を留めないほどのカスタムが人気でしたので、現在状態が良い車両は少なくなっています。
400/600とラインナップされており、1988年から2001年まで販売されていた車両です。
排気量(cc) | 398 |
シート高(mm) | 670 |
車両重量(Kg) | 215 |
燃費(km/h) | 36.0 |
最高出力(PS) | 31 |
最大トルク(kgf・m) | 3.3 |
タンク容量 | 11 |
新車価格 | – |
中古車価格(平均) | 49.5万円 |
販売期間 | 1988-2001 |
在庫数(台) | 90※ |
※シリーズ累計
価格としては安いですが、カスタム車両が多くノーマル個体は少ないです。カスタムした車両が欲しい方は比較的安く購入できます。
ただ30年前のモデルも多く、多少のリスクはありますので、デメリットも考慮して下さい。
中型バイク アメリカン比較
総合比較
モデル | レブル250 | エリミネーター | ドラッグスター
250 |
ドラッグスター
400 |
イントル―ダ―
クラシック400 |
マグナ250 | シャドウ400 | スティード400 |
イメージ | ||||||||
排気量(cc) | 249 | 398 | 248 | 399 | 399 | 249 | 398 | 398 |
シート高(mm) | 690 | 735 | 670 | 660 | 700 | 690 | 675 | 670 |
車両重量(Kg) | 171 | 176 | 160 | 234 | 275 | 184 | 248 | 215 |
燃費(km/h) | 47.0 | 31.6 | 51.0 | 39.0 | 33.0 | 36.0 | 34.0 | 36.0 |
最高出力(PS) | 26 | 48 | 20 | 30 | 33 | 27 | 33 | 31 |
最大トルク(kgf・m) | 2.2 | 3.8 | 1.9 | 3.2 | 3.4 | 2.3 | 3.5 | 3.3 |
タンク容量 | 11 | 12 | 11 | 15 | 15 | 11 | 14 | 11 |
新車価格 | 610.500円~ | 759,000円 | – | – | – | – | – | – |
中古車価格(平均) | 58.8万円 | – | 54.2万円 | 63.1万円 | 67万円 | 42.8万円 | 56.9万円 | 49.5万円 |
販売期間 | 2017~ | 2023~ | 2000-
2016 |
1996-
2016 |
2001-
2014 |
1994-
2007 |
1997-
2008 |
1988-
2001 |
在庫数(台) | – | – | 338 | 351 | 69 | 170 | 98※ | 90※ |
キャブ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
FI車 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
新車購入できるのはレブルとエリミネーターのみで、高年式の絶版車ではドラッグスター250/400、イントル―ダ―クラシック400。
絶版車との価格はそこまで変わりませんが、2016年式や2014年式を選ぼうとすると、100万円近くになります。
また現行車とはデザインが全く違います。
クラシックな外観や、アメリカンバイク特有のサウンドが好みの方は、少し高くても絶版車の選択も良いと思います。
排気量別に分けてみましょう。
400ccアメリカンバイク比較
モデル | エリミネーター | ドラッグスター400 | イントル―ダ―
クラシック400 |
シャドウ400 | スティード400 |
イメージ | |||||
排気量(cc) | 398 | 399 | 399 | 398 | 398 |
シート高(mm) | 735 | 660 | 700 | 675 | 670 |
車両重量(Kg) | 176 | 234 | 275 | 248 | 215 |
燃費(km/h) | 31.6 | 39.0 | 33.0 | 34.0 | 36.0 |
最高出力(PS) | 48 | 30 | 33 | 33 | 31 |
最大トルク(kgf・m) | 3.8 | 3.2 | 3.4 | 3.5 | 3.3 |
タンク容量 | 12 | 15 | 15 | 14 | 11 |
新車価格 | 759,000円 | – | – | – | – |
中古車価格(平均) | – | 63.1万円 | 67万円 | 56.9万円 | 49.5万円 |
販売期間 | 2023~ | 1996-
2016 |
2001-
2014 |
1997-
2008 |
1988-
2001 |
在庫数(台) | – | 351 | 69 | 98※ | 90※ |
キャブ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
FI車 | 〇 | 〇 | 〇 |
400ccでは新車で買うならエリミネーター、絶版車の中ではドラッグスター400がおすすめです。在庫数が圧倒的に多いので、選びやすい点と、足付きの良さと燃費性能は、現行車と比べても優れています。
イントル―ダ―クラシック400は車重がネックになるかと思います。275kgは現行車種では考えられない重量で、エリミネーターとは100kg差、レブル1100のツーリングモデル(カウル付き)でも248kgです。
安定性は高いですが、取り回しのしにくさは考慮すべき点だと思います。
その他で選択するなら、シャドウ400が比較的安く購入でき、スティードよりは状態が良い車両が多いです。
250ccクラスを見ていきましょう。
250ccアメリカンバイク比較
モデル | レブル250 | ドラッグスター250 | マグナ250 |
イメージ | |||
排気量(cc) | 249 | 248 | 249 |
シート高(mm) | 690 | 670 | 690 |
車両重量(Kg) | 171 | 160 | 184 |
燃費(km/h) | 47.0 | 51.0 | 36.0 |
最高出力(PS) | 26 | 20 | 27 |
最大トルク(kgf・m) | 2.2 | 1.9 | 2.3 |
タンク容量 | 11 | 11 | 11 |
新車価格 | 610.500円~ | – | – |
中古車価格(平均) | 58.8万円 | 54.2万円 | 42.8万円 |
販売期間 | 2017~ | 2000-
2016 |
1994-
2007 |
在庫数(台) | – | 338 | 170 |
キャブ | 〇 | 〇 | |
FI車 | 〇 |
レブル250とドラッグスター250、マグナ250では外観のデザインが大きく違います。
ドラッグスター250は軽量な車体、足付き、燃費とかなり高水準です。エンジン出力はマグナ250が最も高くなっています。
レブル250の新車価格と、ドラッグスター250の最終モデルの価格差は状態にもよりますがそこまで変わりません。
レブル250ユーザーはかなり多いので、コミュニティが広いのは魅力ですが、あまり被りたくない方で、+αの予算があるのであれば、ドラッグスター250の選択も良いと思います。
中型バイク アメリカンまとめ
中型車では新車としてのラインナップは2車しかありませんが、絶版車を含めれば選択肢も広がります。
アメリカンバイクは他のジャンルにはない魅力が盛りだくさんです。現行車種レブル250やエリミネーターは試乗やレンタルから初めてみて下さい。
絶版車は現物を確認し、かっこいいアメリカンバイクを手に入れましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。