こんにちは、とっちゃんです。
Z900RSが買えないって本当かな?予約状況はどうなっているの?
新車で購入できないバイクとして名高いZ900RSですが、現在の状況が気になりますよね。
結論として、2023/12月現在Kawasakiプラザによると以下のようになります。
- Z900RS通常カラー=比較的在庫に余裕あり
- Z900RSイエローボール=2~3か月待ち~
- Z900RS CAFE=納車時期不明
- Z900RS SE=予約打ち切り
が2023/12月現在の最新状況になります、もちろん地域によって異なりますが、徐々に回復しつつあります。
この記事ではZ900RSが買えない理由から、中古車が新車を上回る真相、今後さらに買えなくなる時期まで解説します。
Z900RSの買えない理由について知りたい方は読んでみて下さい。
Z900RSが買えない理由
需要と供給が間に合っていないから
2020年から2021年にかけてコ〇ナ下の影響もあり、バイクブーム再燃と言われるほどバイクの需要が増加しました。
Z900RSは2018年度発売から常に上位を獲得していましたが、バイクブームによる需要と海外からの部品供給の遅れもあり、生産が追い付かず買えない状態が2023年まで続いています。
実際どれだけ需要が増えたのかを見てみましょう。
バイクブーム→ | |||||
年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
Z900RS販売台数 | 4.493台 | 4.152台 | 3.985台 | 4.853台 | 6.803台 |
大型バイク販売台数 | 11.804台 | 12.706台 | 13.874台 | 22.578台 | – |
元々Kawasakiは大型販売NO.1のシェア率を誇っていますが、バイクブームに伴い、2021年度から1万台近くも需要が増えたことになりますので、当然ながら供給は追い付かず2022年度に増産しています。
しかし2023年度でも追いついておらず、2024年度にはようやく追いついて行くという状況のようです。
元々の生産台数が少ない
Z900RSに限らず他の排気量と比べても、大型バイクは生産台数が少ない傾向です。他の排気量のバイクの販売台数を見れば明らかです。
2022年度の販売台数を見てみましょう。
排気量 | 250cc1位 | 400ccクラス1位 | 400cc以上1位 |
車種名 | レブル250 | GB350 | Z900RS |
販売台数 | 10.501台 | 12.197台 | 6.803台 |
レブル250は250cc5年連続1位の人気車種で1万台以上の生産台数を確保し、GB350に至っては増産体制により1万台の生産体制を発表しています。
他の排気量と比べ生産台数自体が少ない為、人気が集中してしまうとすぐに売り切れ御免となってしまう訳です。
SEは現在でも入手困難
Z900RS/SEは2023/12月現在でも予約を打ち切られています。
2021年から限定発売された時点で予約が殺到し打ち切られ、中古車ではプレミア価格で販売されており一般ユーザーには入手が困難です。
生産台数は発表されていませんが、元々数百台しか生産していないと言った噂もあり、公式HPに記載はあるものの、客寄せパンダのようなモデルとなってしまっています。
SEが買えなくなった要因の一つを解説しましょう。
Z900RS SEが買えない理由はその他の要因もある
転売目的
Z900RS SEが買えなくなった理由は元々の生産数が少ないのは明らかですが、そこを狙った転売目的の購入が横行していたとも考えられます。
50thアニバーサリーモデルで注目を浴びたZ900RSで、SEがさらに狙われやすくなったのでしょう。
2023/12時点のZ900RS SEの中古車価格と距離数を見れば明らかです。
※Z900RS SEの新車価格は1.705.000円~。在庫数執筆時26台。
価格※ | 走行距離 | 価格※ | 走行距離 |
279万円 | 3512km | 271万円 | 201km |
243万円 | 373km | 263万円 | 1km |
289万円 | 35km | 254万円 | 0km |
279万円 | 0km | 250万円 | 343km |
269万円 | 1955km | 248万円 | 2296km |
248万円 | 68km | 225万円 | 6671km |
246万円 | 4425km | 244万円 | 531km |
294万円 | 10km | 218万円 | 2974km |
269万円 | 3380km | 276万円 | 15km |
232万円 | 2165km | 257万円 | 28km |
264万円 | 534km | 254万円 | 9km |
255万円 | 890km | 246万円 | 2283km |
221万円 | 2007km | 390万円 | 0km |
※車両価格、GOOバイク掲載車両。
半数以上は1000km以下ですし、少ない車両は100km以下ですので明らかに転売目的での購入と考えられます。
実はZ900RS SEに限らず、車でも限定車は標的になり、レクサスやアルファード等は有名です。
生産自体が少ないことと、転売目的で購入する人がいることで、一般ユーザーが購入できなくなった原因の一つとも言えます。
Z900RSの中古車が新車より高くて買えない?
今後は下方傾向
Z900RSは2023/12現在でも中古車が新車価格より上回っています。しかし一概にすべての車両が新車より高いわけではなく、価格を引き上げているのは、50周年モデルやSE、CAFEなどです。
通常カラーのモデルは徐々に下がってきています。
通常カラーやイエローボールの供給が落ち着いてきている為、比較的購入しやすくなってきたのではないかと思われます。
400ccクラスで買えないバイクとしてGB350があります、しかし増産後は普通に買えるようになってきています。
Z900RSも2024年度は限定モデルは高値でありつつも、通常モデルは健全な中古車価格になっていく見込みです。
バイクブーム終了?
健全化していく根拠はバイクブームが終了に向かっているのと、Z900RSの場合は現行車として継続して販売している為です。
ブームと言うのは需要が急激に高まることを指しますが、需要が高まる反面必ず低下します。類似するジャンルはキャンプブームでしょう。
一旦はキャンプ場が埋め尽くされていた時期もありましたが、現在は閑散としています。
バイクの場合はお金に余裕があるリターンライダーや年齢層が高い方の需要も多い為、一概には言えませんが、徐々に衰退していくはずです。
新規のライダーを増やすために、バイク業界はあの手この手で頑張っています。
Z900RSが買えない場合はどうすればいいの?
中古車を検討する
Z900RSは中古車は豊富です。どのくらい在庫があるか見てみましょう。
※2023/12月現在グーバイク掲載車。
車種名 | 中古車在庫数 | 新車在庫数 | 総在庫数 |
Z900RS | 338台 | 82台 | 420台 |
GB350 | 206台 | 36台 | 242台 |
現在では供給が間に合ってきたGB350よりも、Z900RSは豊富に在庫があります。
カラーや状態によって価格は変わりますが、現在のカラーリングよりも旧モデルのカラーが良い方は中古車も検討してみて下さい。
現在の在庫は仕入れ価格が高い時期に仕入れた場合が多く、仕入れ業者としても中々値下げできません。
しかし中古車の在庫は増えていっていますので、供給が整いつつある現在徐々に値下げ傾向です。
カラーリングについて解説しましょう
どうしても火の玉カラーが欲しい!
出来れば火の玉カラー、イエローボール、タイガーラインは常に純正色で用意してくれれば、ユーザーとしてはうれしい限りですが、中々そうはなりません。
どうしてもこのカラーが欲しいという場合は、ドレミコレクションから外装セットが購入できます。
純正色とは若干異なりますが、価格差が大きいのであれば検討してみて下さい。
Z900RSが今後買えなくなることはあるの?
次回の排ガス規制に伴うモデルチェンジ
Z900RSに限らずすべてのバイクに該当しますが、新しい排ガス規制の基準が適応されれば現在の8BLでも排ガス規制に通らない可能もあります。
簡単に説明すると、現在はユーロ6※環境省資料参考という排気ガス規制です、次世代の規制はユーロ7と言われています。
(二輪車は数字が1つ少なくなっていますので、現在ユーロ5です。)
実はすでにこのユーロ7は自動車では実施予定時期が発表されています。
乗用車では2025年7月、バスやトラックなどは2027年7月からとなっています。
バイクも追順していくことを考えると2027年から2028年にかけて適応されていくはずです。
バイクのユーロ6が適合されればZ900rsのみならず、また数多くのバイクが生産終了となる可能性が出てきます。
Z900RSは大型車両をけん引するバイクですので、新しい規制に対応したモデルはKawasakiが必ず発表してくれるでしょう。
Z900RS買えない理由まとめ
Z900RSの供給は回復しつつあります。しかしいつまた供給が滞るか分かりませんので、購入希望の方は早めにKawasakiプラザに行きましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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