
こんにちはとっちゃんです。
本来バイクメーカーは車両によって様々ですが、平均的な身長、体型をもとにバイクを作っています。
人によっては手が短かったり、長かったり、足が長かったり、短かったり。
バイクは平均的な角度からあなたに合ったポジションに微調整できるようになっています。
調整箇所は
- ハンドル
- ブレーキレバー
- クラッチレバー
- シフトペダル、ブレーキペダル
- フロントフォーク
- リアサスペンション
今回はその6つの調整箇所を自分に合わせるメンテナンスをご紹介致します。
微調整すると疲労軽減する
「慣れれば関係ないんじゃない?」確かに慣れはあります。
バイクのポジションはわずかほんの数ミリ変わるだけで快適さが変わります。
・ツーリングの際の疲労の軽減
気づかないうちに、無理な姿勢をしていることも・・・
はじめは快適に走っていたとしても長時間の走行をするとよくわかります。
ほんのわずかな調整で少しでも改善するのであれば、やる価値はあると思います。
ご自身の体型に合った微調整を行っていきましょう。
ハンドルの角度の調整
バーハンドルタイプの車両
ハンドルを固定するクランプのボルトを緩めれば簡単に変えることができます。
ライディングポジション(バイクに乗る姿勢)が合っていない場合はツーリングの際に背中や腕に負担がかかり、疲労も大きくなります。
ハンドルの角度を調整することで負担の軽減だけではなく、操縦性も良くなります。
理想の姿勢は
・手首がグリップから少し下がる程度
・肘に余裕があること、張りすぎない程度
その際の注意事項ですが、シートに座る位置も大事だということです。
いろんな体勢を試してみて一番楽な姿勢で乗れるポジションを探してみましょう。
その際はノーマルの角度を忘れないために、ハンドルにテープでもいいので印を付けておきましょう。
セパレートハンドルの車両
セパレートハンドルは手首の角度のみ調整できます、またがってみて無理のない手首の角度に調整して走行してみましょう。
どうしても姿勢が合わない場合は、ハンドルの交換も視野に入れましょう。
セパレートタイプのUPハンドルや、トップブリッジを交換してハンドルクランプを取り付けることも可能で、バーハンドル化をすることも出来ます。
少しのアップでかなり改善されます、腰痛持ちの方でどうしても前傾姿勢が辛いという方にはおすすめです。
バーハンドルをセパレートハンドルに交換することも可能です。
ブレーキレバーの角度と調整
レバーの角度で疲労の良し悪しに影響がある
レバーが上がりすぎていたり、下がりすぎていたりすると長距離では握力が低下し、握るたびに手が痛い・・・
経験ある方も多いのではないでしょうか?
競技(レース)で使用するバイクではない限り、一番楽な角度にしておきましょう。
操作が楽になれば安全性も向上します。
レバーホルダーのボルトを緩め角度を調整します。
理想の角度は写真のような角度になります。
ダイヤルで位置調整
・ブレーキレバークラッチレバー共にダイヤルを操作してレバーの位置を細かく調整できる機能です。ダイヤルを回すことによって、近くしたり遠くしたりを調整できます。
指の長さにも個人差があるため、調整することをおすすめします。
調整可能な段階が多いほど細かい調整が可能です。
クラッチレバー調整
ブレーキレバー同様に角度を調整し、握りやすいポジションにしましょう。
クラッチの遊びの調整は主調整はクランクケース側で、微調整はレバー側で行いましょう。
クラッチが重たい等の症状がある場合は、ワイヤーの注油などを行い、ワイヤー自体にサビやササクレがないかどうか点検しましょう。
ペダルの高さ調整
ブレーキペダルの高さ
高さが適正でないとイザという時に的確に操作ができません。
高すぎると常にブレーキを踏みっぱなしになり、急ブレーキの際は簡単にロックしてしまいます。
ブレーキペダルの位置の調整は画像を参照してください。
何箇所か試してみてみましょう。
正規の高さには印がついているはずです、また履いているブーツの底やシューズの厚みによって微妙に変わってきますので注意しましょう。
シフトペダルの高さ調整
シフトペダルの高さが適正でないとギアが入りにくくなってしまうこともあります。
シフトペダルも高さを調整する事が出来ます。
ライディングブーツなどを新調したら一度調整してみると言いいいと思います。
リンク機構のタイプはシフトロッド両端のロックナットを緩めて、ロッドを回して調整してください。
フロントフォークの硬さを変える
フロントサスペンションの調整の仕方
調整方法は車種によって様々です。
- フロントフォークオイルの粘度で調整
- 空気圧で調整
- ダイヤルで調整
フロントフォークのオイルの粘度を変えることによって乗り心地のフィーリングを変えられます。
一般的な市販車は粘度10ほどで粘度が高いほど数字が高くなり数字が低いほど柔らかいオイルになります。
エンジンオイルと同様に硬いオイルか、柔らかいオイルに交換してフィーリングを調整します。
空気圧で調整できるタイプなら、空気圧を高める又は低くすることで調整できます。
ダイヤルなどで調整できる車種は、何パターンか試してみて見ましょう。
その際は、直進だけではなく、コーナリングも意識して調整しましょう。
オイルの交換には分解整備が必要になります、心配な方はショップに依頼しましょう。
リアサスペンションの調整
リアサスペンションの硬さの調整の種類はいくつかあります。
・空気圧で硬さを調整するエアー式。
・スプリングやダイヤルで簡単に調整できるダイヤル式。
林道で過激に走りたい方やタンデムをよくする方は調整すると乗り心地が改善されます。
一度試してみるのも面白いでしょう。当然のことながら、モノサス(一本)のタイプの車両はいいですが、二本タイプは左右調整値を合わせましょう。
必ずノーマルの数値を覚えとくようにしましょう。
車種名+サスペンション調整で検索をかければいくらでも出てきます。
フロントフォークとリアサスペンションが理想的なセッティングになれば乗り心地がかなり変わってきます。
またリアサスペンションの交換は人気のカスタムですので社外の人気サスペンションに交換するのも一つの選択です。
まとめ
サスペンションの調整は難易度が高いですが、その他は簡単にできるものばかりです。
普段乗っているバイクをより乗りやすくするためにぜひ試して見てください。
ほんのわずかな調整で改善されることも多々あります、カスタムパーツをいろいろ交換する楽しみもバイクにはありますが、一度バイクと向き合い、まずはあなたの体型に合うように、自分に合ったバイクにカスタムしてみてください。
そうすればあなたのバイクはあなた専用になり、より愛着も湧いてきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。