こんにちは、とっちゃんです。
バイクの燃費がいい走り方を教えてくれる?
ガソリン高が続く昨今、少しでも燃費良く走りたいですよね。バイクの燃費は走り方でも向上させることも出来ます。
結論として
- アクセルワーク
- 適切なギアチェンジ
- 定速巡行 など
を意識することが大切です、しかしバイクが万全の状態でなければ意味がありませんので、メンテナンスも大切です。
この記事ではバイクの燃費がいい走り方から、燃費を左右するメンテナンス箇所まで、解説していきます。
バイク燃費の良い走り方
急発進、急加速、急停止をしないように心がける
アクセルは一気に開けずにエンジンの回転数、ギアに合わせて徐々に開けていきましょう。
意識して行うことで無駄なガソリン消費を抑えて燃費向上が見込めます。
ブレーキのかけ方にも注意が必要です、急停止はエンジンブレーキがかかり負担になるため燃費を悪化させます。丁寧なブレーキの操作で減速、停止が結果的には燃費向上につながります。
空ぶかしやダブルアクセル(ギアチェンジ時にアクセルを2回入れること)は、燃費を無駄に消費してしまいます。
速度に合ったギアで走ろう
ギアがあってないと加速するときに一気にレットゾーン付近まで上がってしまいます。
速度に合ったギアチェンジが燃費効率を上げるライディングの要です、回転数を上げすぎても下げすぎても燃費に影響があり日頃のライディングでも意識したいポイントです。
信号の多い市街地などは難しいかもしれませんが、ツーリング先などでは速度を一定に保つなど意識すると燃費が向上します。
適切なギアチェンジはギア比や排気量によってことなりますので、取説を参照しましょう。
定速巡行をする
バイクは速度を一定に保つ方が燃費が良くなります。
メーカーのカタログ値と実際の燃費が違うというのは車でもバイクでも一般常識です。しかしなぜ違ってくるかと言うのは知らない方も多いはずです。
メーカーのカタログを見てみましょう。
*2定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
引用元:Honda
メーカーの試験は一定の速度、勾配がないキレイに舗装された試験場で行います。公道とは燃費が違ってくるのは当然です。
スペック上で確認するには、WMTCモード値(発進、加速、停止などを含んだ数値)を見て下さい、燃費が良い走り方をすれば、数値に近づけることが出来るでしょう。
アイドリングストップ
停車時の長時間のアイドリングはガソリンを無駄に消費してしまいます。
空ぶかしなどはもってのほか、無駄なアイドリングはできるだけ避けましょう。
空冷車は渋滞時はアイドリングしているだけでどんどん油温が上がっていきます。全く動かない渋滞時などはアイドリングストップなどをして対策をして下さい。
バイク燃費がいい走り方をする前に
メンテナンスが行き届いてないと燃費は上がらない
燃費が良い走り方をしていても、バイクの状態が悪ければ燃費は上がりません。
上記で挙げた燃費向上のライディングを駆使したとしても限界があります。
特に古い車両の場合は燃費が良い走り方をする前にメンテナンスの方が大切です。燃費に繋がるメンテナンスを見ていきましょう。
オイルを点検、交換をする
オイル管理で大事なことは・・・
- 第一に不足させないこと
- 第二に劣化したオイルの交換です。
この2点はどんなオイルを使用するかより大切なことです。オイルの冷却作用はエンジンのATフィールドと言っても過言ではありません。
フィールドを貼っておかなければ、エンジンにかなりのダメージを与えてしまう。特にオイルの場合はシリンダー部やミッション、クラッチなどエンジン全体に影響があり、燃費にも直結します。
エンジンに不調が起きてからでは遅く、オイルはバイクの血液、バイクの寿命を決定してしまうそのくらいの気持ちで管理をしていきたいものです。
比較的新しい車両の方は、オイルの銘柄を変えて燃費を測ってみましょう。
オイルの量・汚れの点検
点検は、走行後か暖機運転後、エンジンを止めてから1~2分後に行いましょう。
車体は水平に保ち、点検窓やオイルプラグを見てオイル面がアッパーレベルとロアレベルであればOKです。
交換の目安
一般的に単気筒で3000km毎、二気筒以上で5000~6000kmが目安です
オイル交換二回に一回はオイルのエレメント(フィルター)を交換する。
また3か月以上一度も乗らなかったバイクは、距離を走ってなくてもオイルが劣化してきていることがあるから交換したほうがいいでしょう。
バイクのオイル交換頻度は3000kmって間違い?車種によって違います
チェーンをメンテナンスする
駆動部の要であるチェーンの不良は、快適さ安全性、燃費に直結します。
チェーンの日常メンテナンスは3つが大事です。
- 汚れ落とし
- グリスアップ
- 張りの調整
チェーングリスは摩擦を軽減し、砂やほこりの付着を防いでくれる役割もあります。汚れ落としとグリスアップはセットで行いましょう。
張りの調整
サイドスタンドを使用した状態で、前後スプロケットの中央部分を指で押し当てその上下幅を図ってみましょう。
- オフロードで35~45mm
- オンロードで15~25mm
あくまでも目安です、車種によって異なるのでサービスマニュアルや説明書を参考にしよう。
規定のたるみより20mm以上の場合は調整が必要です。
チェーンのメンテナンスは簡単に行うことができます、ただしメンテナンスを怠ると顕著に影響が出てきます。マメに行い快適なライディングをしましょう。
タイヤのメンテナンス
動力の路面への伝達や方向転換、ブレーキングまで走行のすべてを任せられていると言ってもいいタイヤのメンテナンスも燃費に直結することです。
タイヤのメンテナンスと言っても二点を管理すれば大丈夫です。
・空気圧の管理
・摩擦具合
規定値の空気圧が入っていることをチェッカーなどで確認し、普通の走行なら規定通り、タンデムする場合や高速走行をする場合は10%ほど高めにしましょう。
空気圧が低すぎると高速回転によって変形し、バーストの危険性もあるので日頃からマメにチェックしておきたいです。
ほとんどのバイクはチェーンケースや後輪周辺に規定空気圧の表示があります。
オンロード用のタイヤには再度部分に△のマークが付いています、摩擦限度サインがある位置を示しています。
その位置の中央の溝に浅く膨らんだ部分(スリップサイン)があり、スリップサインが出てきたら使用限度ですので交換してください。
バイクのタイヤメンテナンス!たった二本のタイヤに命を預けていることを忘れないで!
エアクリーナーエレメントの点検
汚れを取りながら十分な空気を送るのがエレメントの役割で、エアクリーナーのつまりが酷くなるとガソリンの供給量が多くなってしまい、始動困難やエンジンの回転不調などが発生し、燃費に影響します。
交換目安は1万Km程とされています。
・スポンジタイプの洗浄
中性洗剤や灯油でスポンジを傷めないように押すようにして洗う、雑巾のようにねじることはNGです。汚れを落としたら、十分に乾燥させましょう。
・ネットタイプの洗浄
軽くたたき、エアガンなどで埃を吹き飛ばすと効果的です。
吹き付ける方向はキャブレターの繋がっている方向から空気の方向とは逆に噴射して下さい。
どの車種もサイドカバーかシート下に簡単に取り外せる位置にありますので確認してみよう。
プラグの点検
プラグの焼け具合を見ればエンジンの状態がわかるというほど、重要な点検箇所です。
エンジンが元気をなくしたらまずプラグを疑ってみましょう、エンジンに元気がないともちろん燃費どころではなくなります。
点検頻度 | 交換目安 | |
2スト車 | 1000km毎 | 5000km |
4スト車 | 2000km毎 | 10000km |
2ストのプラグの方がずっと酷使しているため点検や交換サイクルは早めです。
プラグの掃除
プラグが濡れている場合はウエスなどで拭いて乾かせば大丈夫です、カーボンなどで真っ黒になっている場合はワイヤーブラシなどで丁寧に掃除をする。
プラグの焼け具合が異常なら燃費云々ではないのでバイクショップに相談して下さい。
ホイールベアリング
ホールの中心部にはベアリングが組み込まれています。ホイールの回転の支点となる重要な部品です。ベアリングの疲労は激しく、グリス切れが起こるとベアリングの寿命は著しく低下します。
難易度が高めなベアリングの交換ですが点検は比較的簡単にできます。
ホイールを浮かし回してみたりホイールを取り外して、ベアリングの中に指を突っ込んで回転させてみる。
引っ掛かりやゴリゴリするようならすぐにでも交換したほうがいいでしょう。ベアリング交換は簡単そうに見えて奥が深い、工具も必要になりますのでショップにやってもらうほうが安上がりな場合もあります。
ベアリングに異常があった場合ショップに持ち込んで交換してもらいましょう。
中古車で購入されて方や古い車両の方は点検して下さい。
バイク ホイール ベアリング社外ベアリングの種類と選び方や交換についてまとめ
バイクの燃費がいい走り方をしても効果がない場合は?
ガソリン添加剤を入れる
ガソリン添加剤はガソリンタンクに直接入れる添加剤です。
添加剤には燃費向上だけではなく、始動性向上やエンジン内の洗浄効果もあります。入れたことがない方は一度試してみてはいかがでしょうか?
ただし今まで紹介してきた、バイクのメンテナンスが取れていることが前提となります。
バイクガソリン添加剤おすすめ5選比較!結局どれが良いんですか?
オイル添加剤を入れる
オイルの添加剤はエンジンオイルに直接混ぜる添加剤です。
ガソリン添加剤と似たような効果ですが、始動性、燃費、オイルの劣化を遅らせるなど様々な効果があります。
ガソリン添加剤の洗浄効果はシリンダーピストン部の洗浄しかできませんが、オイル添加剤はエンジン全体を洗浄/保護をしてくれます。
オイルの添加剤には2輪には使用不可の物もあるから気を付けて下さい。
バイクのエンジンオイル添加剤を比較!必ず二輪使用可の物を選ぼう
バイク燃費がいい走り方まとめ
バイクは自動車ほど燃費を気にする方は少ないかもしれませんが、燃費向上させることでバイクにとって常にいい状態で保つことが出来れば、結果的にバイクの寿命を延ばすことも出来ます。
燃費のいい走り方をして燃費を向上させてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。