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バイク事故死亡率から見るヘルメットだけが重要ではないって本当?

ツーリング

こんにちは、とっちゃんです。

バイク事故の死亡率ってどのくらいなの?ヘルメットはしっかり被っているけど。

バイク事故を予防するためには、適切な安全装置の使用や交通ルールの遵守、スピードの制限が必要ですが、それだけでは十分ではありません。

ライディングテクニックも重要な要素の一つですが、それ以上に大切なのはメンタル面です。ライダーは、常に冷静な判断力と注意力を持つことが必要です。

この記事では、バイク事故の死亡率について、統計データーを元にヘルメットだけが重要じゃないことや、ライダーの心構えなどについて解説しています。

もちろんガチガチのプロテクターやすべての方にフルフェイスヘルメットを推奨するわけではありません。

バイクに乗る際に安全に楽しむための知識を身につけ、事故を予防しましょう。

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バイクの死亡率が多い理由は?

バイク事故の死亡率が高い原因

バイク事故の死亡率が非常に高い要因としては、バイク自体の危険性が挙げられます。

  • 衝撃を生身で受ける
  • ヘルメットの脱落

バイクは、自動車と比べて車体が小さく、安定性に欠けるため、急ブレーキや急カーブなどに対応できない場合があります。またバイクにはシートベルトがないため、衝撃を吸収することができず、事故の衝撃によってバイクから飛び出すこともあります。

ヘルメットの脱落も大きな要因です、ヘルメットの種類によりますが、3割から4割が事故によって脱落してしまう調査結果もあります。

バイクと車の死亡率比較

引用元:警視庁

こちらは警視庁の2022年の統計データになります。二輪車は車と比較しても2倍程の死亡率です。

ヘルメットや防護服などの適切な安全装置を着用しないことにより、重傷を負うだけでなく、死亡する可能性も高くなります。

現在のバイクヘルメットの着用率はほぼ100%に近い数値ではありますが、仮にヘルメットやプロテクターを付けていたとしても、車と違い生身で衝撃を受けるため死亡率が高い傾向です。

統計から見るバイク死亡率の割合

致命傷になるところは?

引用元:警視庁

圧倒的に多いのはやはり頭部ですね、続いて胸部、腹部と続きます。ただしヘルメットに関しては脱落するのが死因となる原因のひとつです。あご紐をしっかり締めていない方が3割近くいるようです。

どれだけ強度がいいヘルメットを装着していても、肝心な時に脱げてしまっては意味がありません。

ヘルメットの適正なサイズ、しっかりとしたあご紐の固定を心掛けましょう。

プロテクターの着用比率

引用元:警視庁

胸部プロテクターについては装着の割合は半数以上がしていないとの調査結果がありました、理由としては「着用が面倒」と言うことです。

それもそのはず、大半のライディングジャケットの胸部はオプションになっており、胸部が標準装備のモデルはほとんどありません。

プロテクター内臓のジャケットは着用しているものの、胸部まで取り付けている方は少ないのが死亡率が高い一因でしょう。

胸部を付けていない方は、胸部のプロテクターも検討してみて下さい。

フルフェイスだから死亡率が低いわけではない

ヘルメット別の着用率

引用元:警視庁

ヘルメット別の割合は上記のようです。「じゃあ、死亡率を下げるにはみんなフルフェイスヘルメットで強度が高いものをしたらいいんじゃない?」ということも考えるでしょう。

ただフルフェイスが必ずしも一番いいのか?は少し疑問があります。統計データーを見てみましょう。

引用元:警視庁

データーを見ると半キャップの脱落率は高いですが、死者数は多くありません。

フルフェイスとジェット型の脱落率そこまで変わりません。ただなぜか死者数を見てみるとフルフェイスが最も高い傾向があります。

着用率は分かれているのになぜ、フルフェイスの死亡率が高いのかを考えてみましょう。

ライダー側が原因

理由はなぜか?理由としてはフルフェイスを被る方は、スピードが出るバイクに乗る方が多い傾向があるとも言えます。

つまりライダー側に原因があることも一因でしょう。

半キャップは125cc以下で使用する方が多いですし、ジェット型を好んで装着する方は、アメリカンバイクやクラシックバイクに人気のデザインで、スピードを出して楽しむジャンルではないと思います。

SNSでもよく話題になる、無理な追い越しやスピードの出し過ぎをしていては、どれだけ強度が高いヘルメットやプロテクターを付けても死亡率を下げることはできないでしょう。

バイク死亡率を下げるためにみんなで考える

なんでメーカーはジャケットに胸部を標準装備していないの?

胸部をセットにするとどうしても高くなってしまうんだ、高くなると売れなくなってしまうし、コスパの高い〇ークマンなどに客層が流れてしまうからね。

ただほとんどのジャケットは胸部も搭載できるようになっているよ。

ヘルメットの強度が一番高いのは?

規格としてはアライ製のスネル規格が一番だよ、JIS規格を取得しているSHOEIも人気だね。

 

プロテクターの規格はあるの?

レベル1とレベル2の規格があるよ、強度を求めるならレベル2を選んでね。

プロテクターを付け替えたいんだけど、どこのメーカーがおすすめ?

コミネが一番のラインナップだよ、ジャケットのメーカーからも出ているから、使用しているメーカーもチェックしてみてね。

 

原付なんだけど、フルフェイスの方がいいの?

もちろんフルフェイスの方が良いけど、あご紐をしっかり締めることも大切だね。

ジェットヘルメットなんだけど気を付けることある?

目は保護したいから、シールドがないタイプは、ゴーグルやシールドをした方が良いと思うよ。

バイク事故の死亡率を下げるには?

余裕を持った運転と時間

バイク自体の危険性を認識することや、適切な安全装置の使用方法、交通ルールの遵守、スピードの制限に加えて、ライダーの心構えも重要であることは確かです。

また些細なことですが以下のようなことでも死亡率を下げることが出来ます。

  • ヘルメットやプロテクターを強度が高い物を使用する。
  • 車間距離を開ける
  • 余裕をもってブレーキをかける
  • 時間に余裕も持って出かける

ヘルメットやプロテクターはやはり信頼できるメーカーを選択したほうが良いでしょう。近年は海外製の安価な商品も安く出回っています。

価格やデザインだけでは選択せずに、強度の面も考慮したい点です。

また車間距離をとることにより、余裕をもってブレーキ操作を行えます。時間に余裕を持つことについては統計結果から見てみましょう。

統計データーから見た原因

ライディングテクニックや保護具も重要な要素の一つですが、それ以上に大切なのは冒頭でもふれたメンタル面です。

統計から推測できる状況を考えてみましょう。

  • 出勤時→交通量の多さ、慌てる、いつもの道で油断している
  • 退勤時→疲労、注意散漫、油断
  • ツーリング→注意散漫、慣れてない道、イラ立ち、疲労

出勤時はやはり時間に余裕がないことで慌ててしまうことも考えられます。交通量の多さといつもの道で油断していることも考えられるでしょう。

退勤時はそれに加え、疲労からくる注意散漫です。

ツーリング時は慣れていない道を走ることと共に、長時間走ることによって疲労がたまり注意散漫になってしまいがちで、こまめな休憩をはさむことも大切です。

またツーリング時は渋滞などに巻き込まれやすく、スリ抜けや追い越しをしてしまいます。前の車が遅いといって無理な運転をしない様に心がけましょう。

運転中にイライラしてしまったら?

メンタル面も大切と言う話をさせて頂きました、ただし人間と言うのはどうしても注意散漫になりやすいですし、運転時にはイラっと来てしまうことは誰にでもあります。

運転中にイラっとしてしまった時にどうするか?

アンガーマネジメントと言いますが、6秒ルールを覚えておくと良いでしょう。6秒ルールとは人間の怒りのピークは6秒間と言われています。

またその場からさることが最も効果的とも言われており、バイクの場合は6秒あればその場から去ることが出来ます。深呼吸などをし、怒りを抑えて感情に任せて運転しないようにして下さい。

まとめ

バイクは、自由な気持ちを味わえる乗り物でもありますが、その反面、非常に危険な乗り物でもあります。

バイクに乗る際には、適切な安全装置を着用し、交通ルールを守り、スピードを抑えることのみならずメンタル面も注意して下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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