こんにちは、とっちゃんです。
CB400SFのファイナルエディションについて教えてくれる?
CB400SF最終型の購入を検討している方も多いでしょう。現在価格は下方修正しつつありますが、未だにプレミア価格が付いています。
この記事ではCB400SFファイナルエディションの特徴から、旧モデルとの違い、2024年現在の中古車状況や年代別の平均価格について解説していきます。
CB400SFファイナルエディションをお探しの方は読んでみて下さい。
CB400SFファイナルエディションの特徴
最終モデルと限定車
400台限定車 | |
ファイナルエディション(最終型)は2022年10月生産終了しました。
限定車は2019年12月16日~2020年5月31日の期間に受注されえたモデルで、燃料タンクとシートカウルに、ローコントラストのストライプ、シリンダーヘッドカバー、前後ホイールの色をブラウンゴールドという限定仕様車です。
ファイナルエディションと定義できるのは、2022年式または2019年からのABS(アンチロックブレーキ)搭載車という事になります。
他のモデルと何が違う?
ファイナルエディションと2018年マイナーチェンジ前では以下のような変更点があります。
- 前後ABS搭載(2019年~)
- キーレス&ワンプッシュのヘルメットホルダー
- LEDライト採用
- タイヤのバルブがL字型
また基本スペックでは
- 全幅=72.5cm→74.5cm
- 車両重量=197kg→199kg
- 最高出力=53ps/10.500rpm→56ps/11.000rpm
- 最大トルク=38N・m/9.500rpm→39N・m/9.500rpm
とCB400SF前期中期と比べて、基本スペックが向上しています。
逆に上記の変更点に魅力を感じない場合はファイナルエディションでなくても状態の良い後期や中期を選んでも良いでしょう。
CB400SFファイナルエディションの中古はいくら?
プレミヤ価格は必須
CB400SFはファイナルエディションに限らず一時期には200万円近く高騰した時期もありました。
コ〇ナ下でバイクの需要が高まったことと、生産終了の需要もあり、特に2019年モデルからの最終型は現在でも高値が付いており、プレミヤ価格は必須です。
ファイナルエディションのメーカー希望小売価格は928.400円、ボルドールで1.084.600円ですので、一時期は新車価格+100万円ほどは上乗せされる程人気が高まりました。
価格推移は?
価格推移は下降気味ですが、大幅な下落は見られません。生産は終了していますのでほぼ横ばいの状態が続く、又はさらに高騰する可能性もあります。
価格が下がらない理由は、後継機が無いこととモデルチェンジが見込めない点です。
CB400SFのエンジンの基本設計は1986年のCBR400Rをベースにしている為、対応するために莫大なコストが掛かるとも言われており、生産終了に踏み切ったという背景があります。
数年後、後継機が出れば価格は下がることも考えられます、しかしHYPER VTECを搭載している旧モデルの方が需要が高まることも考えられるため、価格は上がることは考えられるが、下がることは見込めない予測です。
CB400SFファイナルエディションの新車はまだ買える?
シンガポールでまだ売っています
CB400SFはシンガポールで現在も販売されています。
シンガポールは日本より物価が高く、輸入費用を含めると日本価格より高くなってしまうため現実的ではありません。
CB400SFのみならずSR400もタイで新車販売しています。
日本国以外ではユーロ3やユーロ4を適応している新興国も多く、CB400SFはユーロ4(車で言うユーロ5)には適応していますので、需要がある国では販売が継続されているようです。
排ガス規制がある為国内で新規登録出来るかは分かりませんが、どうしてもファイナルエディションの新車が欲しいという事であれば、シンガポールのバイヤーに依頼するといいでしょう。
シンガポールHONDA公式HPはこちら↓
日本国内でも新車に近い車両は買えます
2024/3月現在のグーバイク掲載車で購入できる、ファイナルエディションの在庫数は以下の通りです。
年式 | 在庫数 | 平均価格 |
2019年※ | 24台 | 126万円~ |
2020年 | 32台 | 131万円~ |
2021年 | 43台 | 133万円~ |
2022年 | 44台 | 153万円~ |
2023~2024年 | 11台 | 146万円~ |
合計台数 | 154台 | – |
※ABS非搭載車含む、※2024/3月グーバイク調べ
上記の表はファイナルエディションを年代別に平均価格を算出した値です。
2022年10月に生産終了した為、未登録車で2023年2024年に登録されたモデルは2023又は2024年式となります。
2022年式最安値は125万円~、最高値は未使用車の190万円前後です。中古車というより店舗が抱えていた在庫を高値で出していると言った表現の方が正しいでしょう。
2019年から2021年式であっても状態が良い車両は多く、価格を抑えたいのであれば2022年式を無理に選ぶ必要はないかもしれません。
CB400SFファイナルエディションはいつまで乗れる?
CB400SFは生産終了した為、修理やメンテナンスが心配な方もみえるかもしれません。
その点は心配不要です。一部純正部品の供給が滞るという噂もありますが、まずありえないでしょう。
理由はCB400SFに関してはNC31(初期モデル)の部品でさえ現在でも入手できます。またHONDAの部品供給は、約40年前のNC07(CBX400F)ですら未だに入手できる状況です。
NC39はおろかNC42(最終モデル)の部品が供給されないことはありえません。
もちろんASSY部品は中古部品に頼らざる負えなくなりますが、所有者や累計販売台数が多いバイクですし、中古市場もまだまだ豊富です。
生命維持する消耗品に関しては20年先まで心配ないでしょう。
CB400SFファイナルエディションの後継機は?
当分は出ない、教習車はモデルチェンジ
2024年度400Xの後継機、NX400が教習車として発表されました。教習車はCB400SFからNX400へ随時変更されていきます。
CB400SFの後継機は予定されておらず、待ち望んでいるユーザーも多いことでしょう。しかしオートバイのエンジン開発は5年は掛かるとされている為、販売終了して間もないCB400SFは当面の間後継機は出ないと見込めます。
HONDAの車種は全排気量販売が好調です。
しかし400ccクラスの所有者は年々減少しており、莫大な予算を掛け、400ccで後継機を開発するのは難しいのかもしれません。
いつでも出せるが・・・
後継機は出ないとされていますが、出すことは可能だと筆者は考えます。
理由はHONDAのCBR400RやNX400は排ガス規制をクリアしているエンジンがあり、ネイキッド版を開発すれば後継機たるものが出来ます。
例えばCB250RがあるようにCB400Rと言ったモデルでしょうか?
しかしVTECを搭載していない後継機が、CB400SFの後継機と言えるのか?と言う疑問もあり、出来ればVTECに似た機能を持ち合わせた、新エンジンの方がCB400SFの後継機として相応しいのかもしれません。
HONDAは現在400ccネイキッドは不在であり、今後のラインナップに期待しましょう。
日本国内だけ販売継続すればよかったのに・・・
筆者は年々厳しくなる排ガス規制や脱炭素に疑問を抱いています。もちろん環境に配慮することは当たり前であることは前提ですが、政治的な背景が強いと感じています。
欧州諸国つまりEUが排ガス規制を始めたのは、日本製の車やバイクに勝てないから規制を始めたと言っても過言ではありません。
蓋を開けてみれば欧州メーカーは、排ガス規制を不正していたという事実もあります。
現在のEV車も似たような理由であり、欧州諸国はどうあがいてもトヨタには勝てません。ハイブリッドにどうしても勝てない為、EV推進へと舵を切ったのです。
CB400SFは日本仕様の400ccネイキッドバイク、十分燃費が良いバイクであり、ユーロ4(車で言うユーロ5)には準じています。
政治的に日本国内に限り緩和措置を取れば、CB400SF、SR400にしろ生産終了にはなっていなかったでしょう。
グローバルに販売する車両は世界基準を満たして販売し、国内である程度の需要がある車両に関しては、世界基準でなく一定の基準(マフラーの触媒など)を満たした上で、販売継続できるような形にし、二輪産業にダメージが無いように配慮すべきではなかったのか。
日本国内なのですから、無理にEUの決まりに従う必要はないでしょう。中国や新興国では未だにユーロ2、ユーロ3世代(バイクで言えばユーロ1/2)の車両が走っています。
日本は世界の中で3.2%しかCO2排出量がありません。これ以上日本国内で規制を強めたところで、はっきり言って日本人は骨折り損です。
バイクでは世界№1のグローバル企業のHONDA、世界で活躍する企業を政治が足を引っ張っていると常々感じています。
CB400SFファイナルエディションまとめ
CB400SFファイナルエディションは現在でも購入できます。しかし在庫は年々減少しており、高騰する前に購入を検討しても良いでしょう。
当面は価格が上がることはあれど下がることはありません。状態が良い車両が在るうちに店舗に足を運んでみて下さい。
また生産は終了していますが、CB400SFは2024年現在でもレンタルバイク出来ます。
2時間8000円~4時間10.000~、8時間11.000円~、安い買い物ではありませんので、最後の一押しにレンタルバイクもご利用下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。