こんにちは、とっちゃんです。
バイクバッテリー充電器のおすすめを教えてくれる?
バイクバッテリーの充電器は、バイクを維持する上で欠かせない機器と言っても過言ではありません。
ただ初めて購入する方や、電気関係が苦手な方には種類がたくさんあって難しいですよね。
結論として1万円出せるなら
- テックメイト/オプティメイト4。
安く済ませたいならメルテック/MP-200がおすすめです。
この記事ではバイク充電器の種類、選び方、欲しい機能までおすすめ充電器を比較して解説していきます。
バッテリー充電器を購入する前に
バイクのバッテリーを確認しよう
現在バイクに搭載されているバッテリーは主に3種類に分類されます。
- 密閉型=MF(メンテナンスフリー)
- 開放型
- リチウムイオンバッテリー
一番の主流は密閉型バッテリーで、液が出せないように密閉されているバッテリーです。
密閉型には高性能/シールド/VRLA(制御弁式)/AGM/GELなど内蔵している液や、内部に使用されている材質は違えど、密閉型に対応していれば充電できます。
開放型は旧型のバイクに多く搭載されていたバッテリーで、キャップからの液が補充できるタイプです。
注意したいのは密閉式対応の充電器は開放型に使用できることがほとんどですが、開放型専用のバッテリー充電器は、密閉型には使用できない点です。
あやまって使用すると最悪の場合、火災や爆発の恐れもあるので注意しましょう。
リチウムイオンバッテリー搭載車は少数ですが、対応している充電器でないと充電できません。
バイクバッテリー充電の仕方について
電源があるならつなげっぱなしが便利
100V電源が確保できる、または電源が取れる箇所で停車できるのであれば、バッテリーから配線が取れるモデルが便利です。
通常バッテリー充電はバッテリーを取り外すのがセオリーですが、現在はコンピューター制御による保護機能のおかげで、バッテリーを積んだままでも充電可能です。
ガレージに停めて本体とケーブルをセットすれば、全自動でバッテリーを健康な状態に保ってくれます。
バイクバッテリー充電器の選び方
必要な機能は?
- 保護機能
- トリクル充電(電圧保持)
- サルフェ―ション除去
保護機能は必ず付いていますが、メーカーによって多少違います。トリクル充電は電圧を一定に保つ機能で、つなげっぱなしにしておけば、常に満充電です。
メーカーによって充電サイクルが異なり、バッテリーを維持するために最適な電圧を自動で行ってくれます。
サルフェ―ション除去は必須
サルフェ―ションとは、バッテリーの電極に硫化鉛が付着する現象で、バッテリーが寿命に至る原因の一つです。
サルフェ―ション除去機能が付いていなければ、延命効果や復活ができません。
パルス充電は一定周期で電気的な振動を与える充電方式です。
これから購入するならサルフェ―ション除去機能があるものを選びましょう。
バイクバッテリー充電器の注意点
バッテリーチャージャーは安価なモデルの購入は控え、信頼できるメーカーから購入しましょう。
充電中は高い電圧が流れる場合もあり、保護機能がしっかりしていないものは最悪の事態も考えられます。
安いモデルでも保護機能は付いていますが、何年も使用することを考慮すると大手メーカーの方が安心です。
販売元はどこか、どこが作っているか、実績があるメーカーであるかも確認しましょう。
バイクバッテリー充電器おすすめ
tecMATE Optimeteシリーズ
オプティメイト3 | オプティメイト4デュアル |
テックメイトはベルギーに本社を構えるプロ仕様の充電器を中心とした、ツール販売しているメーカーです。
日本ではテックメイトジャパンが正規販売店となります。
オプティメイトはブロンズ、シルバー、ゴールド、リチウムシリーズ、全17種類あり一番人気はオプティメイト4デュアルです。
オプティメイト3 | オプティメイト4デュアル | |
対応バッテリー | 12V鉛電池全般 | |
適合バッテリー容量 | 6/12V | |
ディスプレイ | – | – |
LED表示 | 〇 | 〇 |
サルフェ―ション除去 | 〇 | 〇 |
トリクル充電 | 〇 | 〇 |
保護機能 | 〇 | 〇 |
バッテリー診断機能 | 〇 | 〇 |
防水防塵 | IP54 | IP54 |
ワニクチクリップ | 〇 | 〇 |
車両側ケーブル | 〇 | 〇 |
参考価格 | 10.000円 | 11.300円 |
保証 | 3年 |
※リチウムバッテリーには対応していません。
オプティメイト3 | オプティメイト4デュアル |
7ステップ | 9ステップ |
Max20V強力回復充電 | Max22V強力回復充電 |
0.8Ah充電 | 1Ah充電 |
オプティメイト3は二輪メーカーOEMにも採用されているシルバーモデル、4デュアルはさらに強力になっているゴールドモデルです。
自動車まで対応したい場合は、6/7を選択したほうが良いでしょう。
4デュアルは原付からオートバイ、軽自動車まで対応できるモデルで、0.5Vからでも復活できるプログラムが搭載されています。
価格も変わらないため、4デュアルの方がおすすめですがモデルとしては古いため、2023年に発売された、オプティメイト4クワッドプログラムも検討してみて下さい。
旧モデル | 新モデル |
リンク
|
リンク
|
エーシーデルコ AD-2001
対応バッテリー | 密閉/開放/AGM/GEL |
適合バッテリー容量 | 6/12V |
ディスプレイ | – |
LED表示 | 〇 |
サルフェ―ション除去 | 〇 |
トリクル充電 | 〇 |
保護機能 | 〇 |
バッテリー診断機能 | 〇 |
防水防塵 | – |
ワニクチクリップ | 〇 |
車両側ケーブル | 〇 |
参考価格 | 15.500円 |
保証 | 1年 |
バッテリーメーカーでもあるACデルコのAD-2001。
バイクモードを搭載したモデルです。保護機能としては、過充電/通電流/ショート/スパークレス/加熱/逆接続&誤接続と保護機能も充実しています。
4段階のパルス充電にてサルフェ―ションを除去+メンテナンスと、機能も充実。
ACデルコをおすすめしたい方は、車とも兼用したい方です。アイドリングストップ車にも対応しており、対応しているバッテリー形式は一番広い充電器となります。
メルテック MP-200
メルテックは60年の歴史を持つ大自工業株式会社のブランド名です。充電器からガソリン携帯缶までカー用品全般を取り扱っている企業です。
バッテリー充電器では国内最大手と言っても過言ではないでしょう。
対応バッテリー | 密閉/開放/AGM/GEL |
適合バッテリー容量 | 6/12V |
ディスプレイ | – |
LED表示 | 〇 |
サルフェ―ション除去 | 〇 |
トリクル充電 | 〇 |
保護機能 | 7搭載 |
バッテリー診断機能 | 2段階 |
防水防塵 | IP63 |
ワニクチクリップ | 〇 |
車両側ケーブル | 〇 |
参考価格 | 4.000円 |
保証 | 3年 |
注意事項 | 車不可 |
保護機能としては逆接続/クリップ接続/電圧/不良/高温/時間/短路と7つの保護機能が搭載され、3年保証である点も特徴です。
バイク専属で使用するなら価格も安いMP-200。
原付には使用しない、車と兼用して使用したいのであればMP-220~がおすすめです。
デイトナ スイッチングバッテリーチャージャー
スタンダード | ハイスペック |
スタンダード | ハイスペック | |
対応バッテリー | 開放/密閉/GEL | |
適合バッテリー容量 | 6/12V | |
ディスプレイ | – | 〇 |
LED表示 | 〇 | – |
サルフェ―ション除去 | 〇 | 〇 |
トリクル充電 | 〇 | 〇 |
保護機能 | 〇 | 〇 |
バッテリー診断機能 | – | 〇 |
防水防塵 | IP65 | IP65 |
ワニクチクリップ | 〇 | 〇 |
車両側ケーブル | 〇 | 〇 |
参考価格 | 5.800円 | 11.300円 |
保証 | 1年 |
保護機能補足=逆接続防止、過充電防止。
スタンダード | ハイスペック |
スタンダードとハイスペックの違いは、ハイスペックはディスプレイ表示、6ステップ充電、バッテリー診断、車にも使用可能、カウントダウン表示、電圧テスターとしても使用可能です。
ただしスタンダードでも、5段階充電、サルフェ―ション除去機能と基本的な機能は付いていますので予算に合わせて選択してもいいでしょう。
SUPER NATTO
対応バッテリー | 密閉/開放/AGM/GEL |
適合バッテリー容量 | 12V |
ディスプレイ | – |
LED表示 | 〇 |
サルフェ―ション除去 | – |
トリクル充電 | 〇 |
保護機能 | 〇 |
バッテリー診断機能 | – |
防水防塵 | IP65 |
ワニクチクリップ | 〇 |
車両側ケーブル | 〇 |
参考価格 | 3.000円 |
保証 | 1年 |
スーパーナットのトリクル充電器。
格安バッテリーでも人気ですが、充電器もAmazonではベストセラーを獲得しています。
サルフェ―ション除去機能は付いていませんので、安く済ませたい方や、バイクの使用頻度が高い方には十分な充電器です。
これ以上安い充電器はおすすめ出来ません。4年間使用したレビュー関しては下記で解説します。
バイクバッテリー充電器比較
イメージ | |||||||
モデル名 | オプティメイト3 | オプティメイト
4デュアル |
AD-2001 | MP-200 | スタンダード | ハイスペック | BC-GM12-V |
対応バッテリー | 12V鉛電池全般 | 密閉/開放 | 密閉/開放 | 密閉/開放 | |||
ディスプレイ | – | – | – | – | – | 〇 | – |
LED表示 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | 〇 |
サルフェ―ション除去 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – |
トリクル充電 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
保護機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
バッテリー診断機能 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | 〇 | – |
防水防塵 | IP54 | IP54 | – | IP63 | IP65 | IP65 | IP65 |
ワニクチクリップ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
車両側ケーブル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
参考価格 | 10.000円 | 11.300円 | 15.500円 | 4.000円 | 5.800円 | 11.300円 | 3.000円 |
保証 | 3年 |
1年 | 3年 | 1年 | 1年 |
一番のおすすめはオプティメイト4、コスパ重視なのはメルテックMP-200。
価格としてはスーパーナットの方が安いですが、パルス機能が付いてませんので、これから購入する方はメルテックの方が良いでしょう。
根拠は4年前にスーパーナットを購入し、バッテリーサイクルを考慮した結果です。繋ぎっぱなしにできるとはいえ、延命効果を最大限高めるにはパルス機能が必要です。
ACデルコはバッテリーメーカーですので、信頼性は抜群、AD-2001は自動車にも対応できる点は魅力です。
オプティメイト4も対応していますが、アイドリングストップ車が多い現在、対応しているAD-2001の方が対応できる車種が多いでしょう。
バイク専用でしたらオプティメイト4の方が価格も安くおすすめです。
スタンダード | ハイスペック |
バイクバッテリー充電器を実際に使用したレビュー
トリクル充電だけでは限界がある
5年前にスーパーナットのトリクル充電器を購入しました。格安バッテリーを1年または2年の交換サイクルで、交換までの間も充電を繰り返しています。
開放式ですので現在の密閉式より劣化が早いですが、スーパーナットを使用することによって、寿命が2倍は言い過ぎですが、1.5倍になったのは間違いありません。
何より電圧が下がった時の充電が不要になった点と、バッテリーの取り外しが無くなった点が一番のメリットです。
4年間の間に消費したバッテリーは2個(もちろん格安バッテリー)、1つは3年、2つ目は1年も持ちませんでした。
格安バッテリーには当たりハズレがあるのが承知ですが、繋ぎっぱなしにしていたとしても、使用頻度が低い年は効果がなかった気がします。
良く乗るのが一番
週に一回の頻度で乗る場合は、トリクル充電だけでも効果は実感できましたが、月に1回も乗らないことがある場合はサルフェ―ション除去機能があった方が良いと感じました。
理由はバイクで乗ること自体が、パルス充電を兼ねているという推測です。バイクはエンジンの回転数に合わせて電圧が変化し、上がり過ぎないようにレギュレターで制御しています。
回転数による電圧の変化が、パルス充電と同様の効果があり、そうなれば週に3回乗る人と、2週間に1回しか乗らない人でバッテリーの持ちが違うのに説明が付きます。
忙しくて中々乗れないという方は、その点を解消してくれる充電器であれば、使用頻度に限らずバッテリーの状態を維持してくれるでしょう。
バイクバッテリー充電器まとめ
バイクのバッテリー充電器を購入する際は、サルフェ―ション除去機能がある、信頼できるメーカーから購入しましょう。
充電器を使用してバッテリートラブルを解消して下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。