こんにちは、とっちゃんです。
Z900rsのショート管が欲しい。
純正マフラーの音に飽きたから、ショート管に交換したい。
車検は大丈夫なの?
Z900rsのショート管は人気ですが、どれも似たような形状なので一体何が違うのか分かりにくいですよね。
この記事ではZ900rs用ショート管の選び方から種類までおすすめ商品と共に、取り付けイメージから音まで比較して解説します。
ショート管選びショートカット↓
動画が付属しているモデルは、ぜひ音質でも比較してみましょう。
Z900rsショート管の種類は?
規制対応か非対応
ショート管にもJMCA認証の規制対応モデルと非対応のモデルがあります。
規制対応モデルは音量と排ガス規制に通っており、車検もそのまま通すことが出来ます。ただ価格としては非対応の倍近くするモデルばかりです。
非対応モデルは公道使用は不可となっており、レース用として販売されています。
カラーと分割
ショート管にもカラーが設定されています。ブラックカラーとメッキ(シルバー)カラーです。
どちらもかっこいいですが、ブラックは車体が引き締まって見え、シルバーカラーは焼け色が楽しめます。
またショート管にはワンピースモデル(一本もの)と分割式があります。
ワンピースモデルの方が比較的安い傾向があり、分割式は分割部にスプリングが付いているため、見た目としてもかっこいいですね。
Z900rsショート管の選び方は?
ショート管の選び方として
- 規制対応か非対応か
- ブラックかシルバーか
- ワンピースか分割式か
- 形状
まずは価格を大きく左右する規制対応モデルか非対応モデルの選択です。
非対応モデルは一般公道は不可となっていますので、個人の判断でお願いします。
あとはカラーと分割、形状はメーカーによって若干違います。一般的なショート管イメージの形状からアップタイプや、メガホンタイプもありますので、お好みの形状を選択しましょう。
マフラー交換のメリットデメリット
メリットデメリットについて
メリット | デメリット |
音質が変わる | 騒音問題 |
見た目がカッコいい | 燃費が悪くなる |
トルクアップ | 車検 |
メリットとしては、見た目や音質が純正マフラーと比べるとかっこよくなり、音も大きくなります。
排気効率の関係で、トルクアップやスピードアップも体感できるでしょう。
デメリットは音量増加による騒音と、純正マフラーと比べると燃費が悪くなります。
騒音はバイクを乗らない方には非常に迷惑になり、トラブルの元になりかねませんので注意して下さい。
騒音で捕まったりするの?
規制対象です
あまりに音量の大きいマフラーは検挙される可能性があります。
年々厳しくなっており、一斉取り締まり際に罰則を受ける可能性がありますので注意して下さい。
サイレンサーを脱着できるタイプは要注意です。
かなり厳しい罰則
不正改造車の使用者の罰則は以下の通りです。
整備命令が発令された場合は必要な整備を行わなくてはならず、整備命令に従わない場合は、車両の使用停止命令や50万円以下の罰金の対象となります。(道路運送車両法第54条の2、第108条、109条)
使用者のみならず、不正改造を行った業者も罰則の対象となります。
JMCA認定マフラー
JMCA(ジェイエムシーエー)は全国二輪用品連合会の略称で、マフラーやウエアなどの二輪メーカーが集結し、騒音などの自主規制をする団体です。
購入する時は、JMCA認定のマフラーを購入すれば排ガス規制(音量)をクリアしているという証明になります。
実際の規制値はJMCA公式HPで確認して頂けます。
基本的にはJMCA認定マフラーは、サイレンサーの脱着や加工ができないようになっています。
【重要】年式による適合は?
Z900rsは年式によってエンジン型式が変更されています。
2018-2022年 | 2BL-ZR900C |
2023年~ | 8BL-ZR900K |
令和2年度から適応された排ガス規制により、2023年式~の車両は2BL対応マフラーでは音量は大丈夫ですが、排ガスが車検に適合しない場合がありますのでご注意ください。
車検時にノーマルに戻すか、そのまま車検に通す場合は販売店もしくはお近くの運輸局にお問い合わせください。
Z900rsショート管
ドレミコレクション
材質 | スチール |
テールφ | φ70mm |
重量 | 6.2kg |
音量 | 近接98db(4,250rpm) |
規制 | 非対応 |
参考価格 | 80.800円~96.800円 |
ドレミコレクションのショート管は3種類の形状から選択できます。
形状はアップタイプ、メガホンタイプ、スタンダードタイプがあり、サイレンサーの角度とメガホンタイプはφ径が大きくなっています。
ドレミコレクション車検対応
材質 | スチール |
テールφ | φ80mm |
重量 | 7.5kg |
音量 | – |
規制 | 〇(18-21) |
参考価格 | 173.800円 |
ドレミコレクションの規制対応マフラーです。対応年式は18-21年ですので8BLには対応していません
取り付け後サブコンでのセッティングを推奨しています。
ミスティ
材質 | スチール |
テールφ | φ70mm |
重量 | – |
音量 | – |
規制 | 非対応 |
参考価格 | 94.600円 |
ミスティの手曲げショート管です。エキパイの太さは427とこだわりの逸品です。
付属フランジはアルミ製で、インナーサイレンサー脱着可、センタースタンドは使用できなくなります。
アーキ
アーキのショート管は3種類のモデルがあります。
- スラッシュメガホンマフラー
- 手曲げショート1ピース
- 427ショート管6ピース(メッキ/ブラック)
いずれのモデルも車検対応モデル18-22と23年~の2種類と、サーキット専用の計3種類ずつラインナップされています。
車検対応のスペックはこちらです。
モデル | スラッシュ
メガホン |
手曲げ
1ピース |
427
6ピース |
画像 | |||
材質 | ステンレス/スチール | スチール | |
テールφ | – | ||
重量 | 7.2kg | ||
音量 | – | ||
規制 | 〇(2BL/8BL) | ||
参考価格※ | 定価242.000円 | 定価198.000円 | 定価242.000円 |
※8BLの定価価格設定ですネット価格はもう少し安くなります。
価格としてレース用→2BL→8BLと高くなっていきます。
モリワキ
材質 | ステンレス |
テールφ | – |
重量 | 8.1kg |
音量 | 近接:91dB / 加速:82dB |
規制 | 〇(18-22) |
参考価格 | 198.000円 |
モリワキのワンピースマフラー、ショート管と言えばこれ、と言う方も多いでしょう。
重厚感を増すためにステンレス材を採用しています。規制対応としては2BLまでとしています。
K-FACTORY
材質 | スチール |
テールφ | φ70mm |
重量 | 6.2kg |
音量 | 近接98db |
規制 | 非対応 |
参考価格 | 91.300円 |
K-ファクトリーのショート管はスタンダードタイプ/アップタイプ/メガホンタイプを選択できます。
4-1エキパイ部とテールパイプに分かれた2ピース構造になっています。
SP忠男
材質 | ステンレス |
テールφ | – |
重量 | |
音量 | 近接93db/加速82db |
規制 | 〇(2BL) |
参考価格 | 160.000円/263.000円 |
SP忠男のパワーボックスは、シルバー/ブラック/チタン製のマフラーが選択できます。
交換後の体感がもっとも評価が高いモデルです。チタン製は最も高価になります。
トリックスター
材質 | ステンレス |
テールφ | – |
重量 | 6.2Kg |
音量 | 近接91dB加速82dB |
規制 | 〇(2BL)※ |
参考価格 | 183.300円 |
トリックスターのイカズチ管です。4-1typeの集合管になっています。
執筆時に8BLが販売されたばかりで、23年~の方は8BL対応モデルを購入して下さい。
ショート管比較
メーカー | ドレミコレクション | ミスティ | アーキ | モリワキ | K-Factory | SP忠男 | トリックスター | |
モデル | ||||||||
材質 | スチール | ステン
スチール |
ステンレス | スチール | ステンレス | |||
テールφ | φ70mm | φ80mm | φ70mm | – | – | φ70mm | – | |
重量 | 6.2kg | 7.5kg | – | 7.2kg | 8.1kg | 6.2kg | – | 6.2Kg |
音量 | 近接98db | – | – | – | 近接:91dB
加速:82dB |
近接98db | 近接93db
加速82db |
近接91dB
加速82dB |
規制 | × | 〇(2BL) | × | 〇
(2BL/8BL) |
〇(2BL) | 非対応 | 〇(2BL) | 〇(2BL)※ |
価格 | 80.800円
96.800円 |
173.800円 | 94.600円 | 198.000円 | 198.000円 | 91.300円 | 160.000円~ | 183.300円 |
まず注目したいのは8BLまで対応しているのはアーキとトリックスターだけです。23年式~の方で規制対応モデルが欲しい方は、選択肢が絞られると思います。
規制対応モデルは15万円~となっていますね。
その他素材としても注目したい点です。
モリワキ | SP忠男 | トリックスター |
こちらの3社はステンレス製です。SP忠男とアーキはシルバーカラーも選択でき、アーキは一部ステンレスがありますが部分的にスチールが使用されています。
サビにくい素材を選べばお手入れも楽になりますね。
非対応モデルは3社。
ドレミコレクション | ミスティ | K-FACTORY |
形状選択可 | – | 形状選択可 |
形状が選択できるのはドレミコレクションと、K-FACTORYです、STD/アップタイプ/メガホンと選択できます。
規制対応モデルとの音量差は約7dbほどです、体感的に計算上は2倍程の音量差があります。※db = 20 x log10(X)で計算しています。
録音時の音量によりますが下記で比較してみましょう。
見た目の比較
ドレミコレクションとK-FACTORYは同様の形状ラインナップです。
ドレミコレクションの規制対応モデルは若干φ径が太くなっています。
ミスティは少しアップ寄りですね。長さも若干長いようです。
アーキは3タイプからの選択、ショートタイプはスリムで他のモデルより短いようです。
モリワキは少しアップよりですね。
音の比較
どのマフラーもよだれが出るくらいいい音ですね。
続いて規制対応モデルと非対応のモデルがあるメーカーで比較してみましょう。
規制モデル非対応モデル比較
録音時の音質にもよりますが、かなり音量差があると思います。気になったマフラーは走行音もチェックしてみましょう。
気になった商品はチェックして見て下さい。
ショート管マフラーリンク一覧
※楽天画像リンク
まとめ
純正でも十分良い音がしますが、ショート管に交換するとさらにいい音を出してくれます。
安い買い物ではありませんので、納得がいくまで比較してみて下さい。
ショート管を付けて軽快に走り出しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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