こんにちは、とっちゃんです。
250ccのスクランブラーバイクを教えてくれる?
スクランブラーバイク250ccで現在購入できるのは4車種です。
国内モデルはCL250しかありません、他のモデルは海外モデルの為分からないことも多く、事前に比較して候補を絞りましょう。
この記事ではスクランブラーバイク250ccの選び方から少ない理由まで、国内外のモデルを比較して解説していきます。
250ccのスクランブラーバイクをお探しの方は読んでみて下さい。
【400cc】スクランブラーバイク5車比較!中型免許で乗れる400cc
スクランブラーとは?
スクランブラーは、オフロードも走れるオンロードバイクと言った位置付けです。
元々の歴史は1960年代オフロードバイクがまだなかった時代に、オンロード車をオフロードも走れるようにしたスタイルを、スクランブラーと呼ぶようになったと言われています。
日本国内でも1970年代前後にはスクランブラー車としても販売がありました。
特徴は以下のようになります。
- ブロックタイヤ
- アップマフラー
- フラットなシート
- 幅広のアップハンドル
- タイヤサイズ等々
しかしすべての項目に該当する、新車中古車で買える250ccスクランブラー車はほとんどありません。
トライアンフやドカティは車名にスクランブラーが付いたモデルがありますが、どこを境にスクランブラーと捉えるのは個人の自由だと思います。
ここだけは外せないポイントがあるのであれば、装備されているモデルを選びましょう。
スクランブラー250ccが少ない理由
国内ではほとんど存在しない
スクランブラーとして販売されていた250ccは、歴代でもほぼ存在しません。
1971年にCB250/350エクスポートと同時販売された、CL250が最も古い250ccです。以後1998年にCL400が発売し、現在はCL250/500と新車販売されています。
海外のスクランブラー人気の影響を受けた、1968年Kawasaki 650-W2 TTが日本で販売されていましたが、海外勢と同様に大型バイクであり、250ccとしての販売は殆どありませんでした。
※1970年中期HONDA MT250。
やはり海外と違い、狭い日本では雄大な景観を楽しみながら、大排気量のバイクを扱う場所は殆どありませんから、日本ではオフロードとして250ccを発展させていった背景があると考えます。
バイクブームに埋もれてしまった
海外の影響を受けたモデルは国内ではほとんど定着しませんでした、Wシリーズのように多くはクラシック路線を現在でも継続しています。
また定着する間もなく、レプリカ、ネイキッド、アメリカン、ストリードバイクブームとスクランブラーの出番は1980年代~1990年代後半まで見る影もなく、ようやく近年バイクブームに乗っかって推しているというわけです。
現存誰が見てもスクランブラーと言える250ccはほとんど存在しませんので、カスタムスタイルでスクランブラー感を出すか、ストリートバイクのトラッカーモデルも検討してみて下さい。
下記で入手しやすいモデルをご紹介します。
スクランブラーバイク250cc
HONDA CL250
エンジン | 水冷単気筒 |
排気量 | 249cc |
最高出力 | 24PS/8.500 rpm |
最大トルク | 23Nm/6.250 rpm |
車体重量 | 172kg |
シート高 | 790mm |
燃料タンク | 12L |
燃費 | 平均35.6km/L |
新車価格 | 621.500円 |
中古価格 | – |
HONDAのCL250、レブル250をベースとしたスクランブラーバイクです。
アシスト&スリッパ―クラッチ採用、フロント19インチ、リア17インチ、前後ABSブレーキ搭載。
スクランブラーの外観にふさわしい、ブーツカバーやアップマフラー、フラットシートまで完備されています。
オフションでクロススタイルにも変更可能です。販売は好調ではありますが、レブル250の時より在庫がない等と言うことはなく、新車の在庫は余裕があります。
乗り出しは60万円を切るところもあり、コスパも高い国内唯一のスクランブラー車です。
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マットモーターサイクル 250ccシリーズ
MASHMAN250 | SABBATH250 |
MASTIFF250 | AKITA250 |
MONGREL250 | HILTS250 |
エンジン | 空冷単気筒 |
排気量 | 249cc |
最高出力 | 17.2PS |
最大トルク | 18Nm |
車体重量 | 130kg |
シート高 | 810mm |
燃料タンク | 12-16L |
燃費 | – |
新車価格 | 694.100円
754.600円 |
中古価格 | – |
マットモーターサイクルはイギリスのカスタムビルダーメーカーで、2023年から発売開始されたばかりの車種です。
エンジンは同一で仕様の違いは外観以外に、タンク容量とAKITAが2kgほど軽く、装飾、車体価格がモデルによって変化します。
MONGREL250 | AKITA250 |
694.100円 | 754.600円 |
最安値はMONGREL250、最高値はAKITA250、アップタイプのマフラーを装着したモデルはありませんが、クラシック感と細かい装飾は他のメーカーには無い魅力です。
東京の杉並区にしか店舗がありませんが、展示や試乗もできます。
ファンティック キャバレロ 250
引用元:キャバレロ ※500ccの画像です。
エンジン | 水冷単気筒 |
排気量 | 249cc |
最高出力 | 25PS/8.500 rpm |
最大トルク | 22Nm/6.500 rpm |
車体重量 | 140kg |
シート高 | 820mm |
燃料タンク | 12L |
燃費 | – |
新車価格 | – |
中古価格 | 平均66万円~ |
ファンティックはイタリアのバイクメーカーです。250ccは国内では2019~販売されていましたが、公式には250ccはすでに記載がないため、新車では購入できません。
※2023/11月現在125cc/500ccのラインナップのみです。
中古車在庫もほとんどなく、フラットトラックなら少量ですが在庫はありました。
引用元:キャバレロ ※500ccの画像です。
しかしエンジンの性能やフロント19インチ、リア17インチと倒立フォーク、ブロックタイヤとアップマフラーもとてもきれいに収まっています。
正規店ならば在庫を抱えているかもしれませんので、125ccではなく250ccが欲しい方は正規店にお問い合わせください。
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ハスクバーナ Svartpilen 250 2023
エンジン | 水冷単気筒 |
排気量 | 248.8cc |
最高出力 | 31.2PS |
最大トルク | – |
車体重量 | 153kg |
シート高 | 835mm |
燃料タンク | 9.5L |
燃費 | 平均33.7km/L |
新車価格 | 685.000円 |
中古価格 | 平均60万円 |
ハスクバーナからは、スヴァルトピレン250。
2021年から販売されており現在も新車で購入でき、中古車も比較的安価に購入できます。
特徴は水冷単気筒、トリレスフレーム、倒立フォーク、ボッシュ製ABSブレーキ、152kgの軽量さも魅力です。
250cc | 400cc |
スクランブラーなのか?の疑問はありますが、ドカティ―スクランブラーが許されてハスクバーナが許されない訳にはいかないでしょう。
タイヤが変わるだけでガラッとイメージが変わります。
燃費も国産車並みに良い為、タイヤを変えて近代的なスクランブラースタイルも良いと思います。400ccは新車価格は10万円ほど高くなりますが、中古車は250ccと差がありません。
ハスクバーナの店舗検索窓はこちら↓
スクランブラー250cc比較
メーカー | HONDA | マットモーター
サイクル |
ファンティック | ハスクバーナ |
イメージ | ||||
エンジン | 水冷単気筒 | 空冷単気筒 | 水冷単気筒 | 水冷単気筒 |
排気量 | 249cc | 249cc | 249cc | 248.8cc |
最高出力 | 24PS/8.500 rpm | 17.2PS | 25PS/8.500 rpm | 31.2PS |
最大トルク | 23Nm/6.250 rpm | 18Nm | 22Nm/6.500 rpm | – |
車体重量 | 172kg | 130kg | 140kg | 153kg |
シート高 | 790mm | 810mm | 820mm | 835mm |
燃料タンク | 12L | 12-16L | 12L | 9.5L |
燃費 | 平均35.6km/L | – | – | 平均33.7km/L |
新車価格 | 621.500円 | 694.100円
754.600円 |
– | 685.000円 |
中古価格 | 平均59.4万円~ | – | 平均66万円~ | 平均60万円~ |
外観としてはマッシュシリーズやキャバレロです。しかし2社とも入手のしにくさは気になるところです。
ファンティックは125/500ccであれば新車でも購入できますので、他の排気量も検討してみて下さい。
メーカー | HONDA | ハスクバーナ |
イメージ | ||
エンジン | 水冷単気筒 | 水冷単気筒 |
排気量 | 249cc | 248.8cc |
最高出力 | 24PS/8.500 rpm | 31.2PS |
最大トルク | 23Nm/6.250 rpm | – |
車体重量 | 172kg | 153kg |
シート高 | 790mm | 835mm |
燃料タンク | 12L | 9.5L |
燃費 | 平均35.6km/L | 平均33.7km/L |
新車価格 | 621.500円 | 685.000円 |
中古価格 | 平均59.4万円~ | 平均60万円~ |
250ccでの選ぶなら2車がおすすめです。軽量さとパワーはスヴァルトピレン250の方が優れていますが、足付き、燃費/航続距離、価格はCL250の方が有利です。
HONDA | ハスクバーナ |
外観の好みは分かれるはずですが、アップマフラーである分、スクランブラー感はCL250の方が強く、しかし系統は似ている為、賛否は付けがたい所です。
価格と維持費はCL250の方が安く済ませることが出来るでしょう。
気になった車両はチェックしてみて下さい。
250ccでスクランブラーを選べない場合
スクランブラーと似たようなモデル
250ccでスクランブラーとしての選択肢は少なく、しかし250ccクラスで選びたいのであれば、おすすめしたいのは絶版ストリート系のバイクです。
いわゆるストリート×ダートトラッカーとしてのポテンシャルがある車種になります。
250TR | FTR223 |
グラストラッカー | バンバン200 |
TW225E | |
日本で一大ブームになったストリート系のバイク達です。新車では購入できませんが、中古の在庫数も豊富で現在でもカスタムパーツは販売されています。
TW225Eやバンバン200に関しては元々アップマフラー、250TRやFTR223はアップマフラーが現在でも入手できます。
車種ごとに簡単に説明すると、ブーム前の先行モデルFTR223、ドラマで使用され一大ブームを起こしたTW225、最終的に外観として最も人気なのは250TRです。
グラストラッカーやバンバン200は人気車種の陰に埋もれてしまいましたが、中身としては優秀で、比較的安価に購入できます。
オフロードは走らないけどスクランブラースタイルが好きと言う方は、新しい選択肢として参考にして下さい。
スクランブラー250ccまとめ
維持費としてもお手軽な250ccクラスのスクランブラーバイク、種類としては少ないですが気になった車種は試乗やレンタルから始めてみて下さい。
かっこいいバイクでオンオフを駆け抜けましょう。
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