こんにちは、とっちゃんです。
CBR400Rの足付きを良くしたい、ローダウン方法を教えてくれる?
CBR400Rはシート高785mmと悪くはない足付きですが、足付きが良いバイクとは言えません。もう少し足付きを良くしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
結論としてCBR400Rは-10~70mmまで組み合わせによってはローダウン可能です。しかし費用としては高額な為、下げ幅と予算を踏まえて検討しましょう。
この記事ではCBR400Rのローダウンの種類から、メリットデメリットをおすすめ商品を比較して解説していきます。
CBR400Rのローダウンを考えている方は読んでみて下さい。
CBR400Rのローダウン方法は?
CBR400Rのローダウン化の方法は3種類。
- ローダウンキット
- ローダウンシート加工
- 厚底ブーツで対策
ローダウンキットは、サスペンションの付近にリンクロッド(サスペンションとスイングアームを繋ぐプレート)を取り付け車高を下げるキットです。ローダウンキットを使用した場合は、商品によっては停車時に直立してしまうため、サイドスタンドをショートスタンドに交換する必要があります。
ローダウンシートは市販品は販売されておらず、シート張替え業者または自身で加工する方法です。
CBR400Rのローダウンキットは種類が少なく、厚底ブーツでの対策も視野に入れれば選択肢は広がり、本格的な厚底ブーツでなくても、普段のライディングシューズから靴底が+10mm増えれば体感としては大きく変わります。
CBR400Rのローダウンサスペンションは現在の所販売されていません。
CBR400Rローダウンのメリットデメリット
メリット | デメリット |
足付きが良くなる | 導入コスト |
信号待ちで安定する | 取り付けの難易度 |
立ちごけのリスクが減る | 乗り心地の変化 |
メリットとしては足付きが良くなることで、停車時に安定し立ちごけのリスクを軽減できます。
デメリットはコストとしても掛かり、CBR400Rのローダウンキットはある程度の道具や知識がないと交換できません。
また近場の走行であれば体感としては変わりませんが、長距離をよく走る方はお尻が痛いと感じるでしょう。
しかし多少乗り心地を犠牲にしても得られる安心感は大きく、足付きを優先した方が良い場合もあります。
費用としても掛かる為、どのくらい下げたいか?が大切になってきます。
CBR400Rローダウンキットおすすめ
デイトナ
種類 | ローダウンキット |
ローダウン幅 | -15mm |
参考価格 | 4.400円 |
純正スタンド | 〇 |
工賃相場※ | 4.400円~ |
※ブラケット取り付け工賃のみ
デイトナのローダウンキットは-15mmの為純正スタンドでも可となっています。
下げ幅は多くありませんが、価格も安くリンクロッド取り付け工賃も安い為、工賃込でも1万円前後でしょう。
エフェックス
種類 | ローダウンキット |
ローダウン幅 | -20mm |
参考価格 | 22.500円(セット) |
純正スタンド | × |
工賃相場※ | 8.000円~ |
※リンクロッド、サイドスタンド交換工賃
エフェックスは-20mm下がる為サイドスタンド交換が推奨となっています。もちろんリンクロッド単品(7.600円)、ショートスタンド単品(15.700円)でも購入できます。
CBR400R用のショートスタンドはエフェックスからしか販売されておらず、エフェックス以外で大幅なローダウンする場合はサイドスタンドは単品で購入しましょう。
P&Aインターナショナル
種類 | ローダウンキット |
ローダウン幅 | -20/40/60mm |
参考価格 | 34.700円(共通) |
純正スタンド | × |
工賃相場※ | 12.000円~ |
※リンクロッド、サイドスタンド交換、フロントフォーク調整工賃
P&Aインターナショナルは欧州の輸入販売をしているメーカーです。
価格は高いですが、-20~60mmまで3種類の下げ幅を選択でき、-60mmはダンデムが不可になり、センタースタンドも取り外さなければならない場合もあります。
エフェックスのショートスタンドを含めると、5万円~、工賃込では65.000円前後が相場になると思われます。フロントフォークの突き出しも行わなくてはならない為、工賃としても高くなるでしょう。
-20/40mm | -60mm |
リンク
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リンク
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CBR400Rローダウンキット比較
メーカー | デイトナ | エフェックス | P&A |
イメージ | |||
種類 | ローダウンキット | ||
ローダウン幅 | -15mm | -20mm | -20/40/60mm |
参考価格 | 4.400円 | 22.500円(セット) | 34.700円(共通) |
純正スタンド | 〇 | × | × |
工賃相場 | 4.400円~ | 8.000円~ | 12.000円~ |
商品単品※ | 4.400円 | 22.500円 | 50.400円 |
工賃込価格 | 約9.000円~ | 30.500円~ | 62.400円~ |
※スタンド込価格
最も売れているのはデイトナ。
CBR400Rのローダウンキットは下げ幅が少ないとは言えデイトナが最も安く済ませられます。
しかしP&Aは価格こそ価格なりますが、-40mmも選択できるため-20mm程度では足りないと考えるのであれば、選択肢としては良いと思います。
エフェックスは工賃込では3万円を超えるため、デイトナ+シート加工の方が安く済む場合もあります。
シートによるローダウン方法を見ていきましょう。
CBR400ローダウンシートの購入方法
ローダウンシートは販売されていないけど?
CBR400Rのローダウンシートの現在の所販売していません。
ローダウンシートの購入方法は2種類。
- シート専門業者でのアンコ抜き
- 自身でアンコ抜き
バイク用シート専門業者は張替えやカスタムシート専門の業者です。純正シートを業者へ送り施工して頂きます。
自身でアンコ抜きの方法は、アンコ自体を削る方法、アンコ裏をドリルで穴あけする方法(ウラヌキ)を取られている方もみえました。
表皮を張り替えられる、手動タッカー(2.000円)または電動ドライバー(電動インパクト)があれば加工できます。※アンコを削る場合は電動ドリルは必要ありません。
CBR400Rは立体的な為削り方によっては、表皮を張り替えた場合、シワになってしまう可能性もあり、自信がない方は専門業者に依頼したほうがキレイに行くでしょう。
専門業者の参考価格としては以下のようになります。↓
加工内容 | 参考価格 |
アンコ抜き | 11.000円~(送料別) |
アンコ抜き+ゲルザブ内蔵 | 26.000円~(送料別) |
アンコ抜きするとはいえ、CBR400Rの純正シートは薄い為、-10mm前後とそこまでの下げ幅は見込めないと思われます。
ローダウンシートとしては-10mmと見積もり、総合的に見ていきましょう。
CBR400Rローダウンと合わせて考えたい厚底ブーツ
ブーツ | エンジニア | シューズ |
バイク用ブーツには厚底のモデルも販売されています。
ブーツタイプは紐モデルで、紐がないモデルはエンジニアブーツとも言われてます。厚底ブーツは革製品のブーツがほとんどです。
シューズタイプにも靴底が厚いタイプがあり、通常のシューズより足付きが改善します。
厚底ブーツ | 約+15~20mm |
エンジニアブーツ | 約+10mm |
靴底が厚めのシューズ | 約+5mm~10mm |
サスペンションやシートで下げた場合にあと少しと言う場合は、ブーツやシューズの底が厚めのモデルを選べば足付きも良くなります。
ライダー側で出来る対策として、靴底が厚いモデルも検討してみましょう。
※厚底ブーツを利用する場合は、シフトペダル、チェンジペダルの位置調整をして下さい。
具体的な厚底ブーツの記事はこちら↓
バイクブーツ厚底モデル6選比較!気軽にできる足つき改善策の決定版
CBR400ローダウン シミュレーション
メーカー | デイトナ | エフェックス | P&A |
イメージ | |||
種類 | ローダウンキット | ||
ローダウン幅 | -15mm | -20mm | -20/40/60mm |
参考価格 | 4.400円 | 22.500円(セット) | 34.700円(共通) |
純正スタンド | 〇 | × | × |
工賃相場 | 4.400円~ | 8.000円~ | 12.000円~ |
商品単品 | 4.400円 | 22.500円 | 50.400円 |
工賃込価格 | 約9.000円~ | 30.500円~ | 62.400円~ |
シート加工込み価格(単品) | 15.400円 | 33.500円 | 61.400円 |
シート加工込み価格(工賃込) | 20.000円 | 41.500円 | 73.400円 |
シート込み下げ幅 | -25mm | -30mm | -30/50/70mm |
ローダウンキットとシートを考慮すると、-20mmのエフェックスを購入するより、デイトナ+ローダウンシート加工の方がコスパが高いと考えられます。
正直-5mmの違いを感じられるかは個人差があるでしょう。
P&Aの-40mmを再現するには、デイトナやエフェックスでは現在のライディングブーツ+10~15mm程度の厚みがなければ再現できません。
組み合わせ | 下げ幅 | 単品価格 | 工賃込価格 |
デイトナ単品 | -15mm | 4.400円 | 9.000円~ |
デイトナ+シート | -25mm | 15.400円 | 20.000円~ |
デイトナ+シート+ブーツ | -30mm | 30.400円 | 35.000円~ |
エフェックス単品 | -20mm | 22.500円 | 30.500円~ |
エフェックス+シート | -30mm | 33.500円 | 41.500円~ |
エフェックス+シート+ブーツ | -35mm | 48.500円 | 56.500円~ |
P&A単品 | -20/40/60mm | 50.400円 | 62.400円~ |
P&A+シート | -30/50/70mm | 61.400円 | 73.400円~ |
P&A+シート+ブーツ | -35/55/75mm | 76.400円 | 88.400円~ |
※ブーツは+5mm、価格は15.000円としています。
CBR400Rはシート高785mm、P&Aの最大下げ幅ではシート高、715mmまで持っていくことが出来るでしょう。しかしそこまで車高を下げるとどうなるか分かりません。カーブや路面によっては倒すと擦ってしまうかもしれませんし、金額としても現実的ではないと思います。
金額としては、デイトナで組み合わせ-30mmまで下げるか、エフェックスで-40mmを目指した方が現実的です。
教習車で使用されている、CB400SFはシート高750mm、CBR400Rで-35mm目指せば足付きが良いバイクになると思います。
CBR400Rローダウンまとめ
足付きが良くなると信号待ちでの安定感や、立ちごけのリスクを減らすことが出来ます。
目標とする下げ幅を決めて、理想のシート高を目指してください。
最後までお読みいただきありがとうございました。