こんにちは、とっちゃんです。
大型バイクのアメリカンを教えてくれる?
アメリカンバイクは大型車両が多く、大排気量の車体は迫力が合ってカッコいいですよね。
国内では種類が少ないため、海外モデルも視野に入れれば、かなりの台数から選択することが出来ます。
この記事では大型バイクアメリカンの国内モデルから、海外の売れ筋モデルを比較して解説していきます。
【2023年版】中型バイク アメリカン!250~400cc新旧含めて解説
大型バイクアメリカンの種類は?
スポーツ | クルーザー | グランド
ツーリング |
アメリカンバイクと言えど、得意なジャンルに分けられてます。ハーレーダビットソンを例に見ていきましょう。
スポーツタイプは峠や市街地を軽快に走り抜ける仕様で、マフラーが若干アップ気味なモデルが多いです。アメリカンバイクではありますが、前傾姿勢を取りやすいポジションになっています。
クルーザーモデルは中長距離を目的とした車両で、国内の一般的アメリカンバイクとなります。
ハーレー | HONDA |
グランドツーリングは、アメリカの広大な大地を掛け抜けるために必要な大型カウル、大型サイドパニア、パッセンジャーシートが特徴です。
国内ではHONDAのゴールドウイングのような形状になります。
長距離も考慮するなら、クルーザーモデルやツーリングモデルのカウル付きの方が疲労感が少なくなります。
大型バイクアメリカン 国内モデル
中古車平均価格はGOOバイクを参照させて頂いております。
レブル1100
大型バイクの売り上げナンバー2、レブル1100。
モデルとしては通常のモデルとT(ツーリングモデル)、DCT搭載モデルと分かれます。
ツーリングモデルはカウルとサイドバッグが標準装備されています。DCT搭載モデルはオートマ車となっており、発売以来人気です。
排気量(cc) | 1082 |
シート高(mm) | 700 |
車両重量(Kg) | 223 |
燃費(km/h) | 31.5 |
最高出力(PS) | 87 |
最大トルク(kgf・m) | 10.0 |
タンク容量 | 13 |
新車価格 | 1.138.500円~ |
中古車価格(平均) | 129.1万円 |
ハーレーなどと比べると、コスパでも圧倒的にレブルが勝ります。
- DCT搭載(モデルによる)
- ライディングモード
- パワーセレクター
- セレクタブル トルク コントロール
- セレクタブルエンジンブレーキ
- シフトスケジュール
- 前後ABSブレーキ
- クルーズコントロール
- USB.ETC2.0標準装備
特にDCT搭載モデルは「バイクを降りようかな・・・」と思っている、リターンライダーの方におすすめです。
クラッチ操作が不要になるため、格段に走行の負担が軽減されます。かといってミッション車の特性を感じられないということもなく、自然なギアチェンジを行ってくれます。
難点はタンク容量、実燃費は25km/L前後ですので、連続航続距離は300km程となります。
中古車でも100万円前後の車体もあり、機能と価格、デザインを見ると、売れているのも納得です。
レブル1100についての詳細記事はこちら。
BOLT
YAMAHAのBOLT(ボルト)。
国内最後の空冷60度Vツインエンジンで、レブルとは違った持ち味が特徴です。
2BLの排気規制のため、メーカーHPでの案内はありませんでしたが、販売継続はされません。
ただ現在(2023/7)も新車在庫がありましたので掲載させて頂きました。
排気量(cc) | 941 |
シート高(mm) | 690 |
車両重量(Kg) | 252 |
燃費(km/h) | 30.7 |
最高出力(PS) | 54 |
最大トルク(kgf・m) | 8.2 |
タンク容量 | 13 |
新車価格 | 1,045,000円 |
中古車価格(平均) | 88.9万円 |
スタンダードなアメリカンバイクのデザインで、機能としては殆ど付いていませんが、価格も安く中古車での購入も良いと思います。
大型バイクアメリカン ハーレーダビットソン
ハーレーダビットソンは種類が多いため、国内の販売台数が多いモデルのみ掲載しております。
スポーツスターS
スポーツスターS、国内でも大型車両上位に入る人気車種です。
特徴はトラックレースを連想させるようなデュアルマフラー形状と、43mmの倒立フォークと極太ラジアルタイヤでスポーティな仕上がりとなっています。
排気量(cc) | 1,252 |
シート高(mm) | 765 |
車両重量(Kg) | 228 |
燃費(km/h) | – |
最高出力(PS) | 122.4 |
最大トルク(kgf・m) | 12.7 |
タンク容量 | 11.8 |
新車価格 | 2.494.800円 |
中古車価格(平均) | 185.1万円 |
実燃費は市街地で15km/L前後、郊外で20km/L前後のハイオクです。航続距離としては200kmくらいと見ておいた方が良いでしょう。
最高出力も高く、トルクもスポーツバイクと遜色ない性能です。
- ABS/C-ABS/C-TCS/C-DSCS
- トラクションコントロールシステム
- ドラッグトルクスリップ制御システム
- タイヤ圧モニタリングインジゲーター
- ホイールリフト抑制機能
- エンハンストリフト抑制機能
と機能としても盛りだくさんです。カラーによって若干価格が変わります。
BREAKOUT 117
ブレイクアウト117の2023年モデル。
これぞアメリカンバイクと言えるほどのクロームメッキ仕上げと、キャストホイールが特徴のモデルです。
排気量は1900ccのスタンダードなモデルで、機能としてはABSや、トラクションコントロールシステムのみになります。
排気量(cc) | 1,923 |
シート高(mm) | 665 |
車両重量(Kg) | 310 |
燃費(km/h) | – |
最高出力(PS) | 103.3 |
最大トルク(kgf・m) | 17.1 |
タンク容量 | 18.9 |
新車価格 | 3,308,800 |
中古車価格(平均) | – |
新しい車両の為燃費情報はありませんでしたが、旧モデルは20km/L前後です。タンク容量は多いため、航続距離は長くなっています。
1900ccのミルウォーキーエイト117エンジンでトルクは圧巻です。
国内販売台数としてはファットボーイ、ヘリテイジクラシック、ファットボブ114と累計台数でカウントされています。
LOW RIDER S/ST
2023年クルーザーモデルのローライダーSは、カウルとパニアを装着した、STもラインナップされています。
エンジンは上記のブレイクアウト同様にミルウォーキーエイト117を積んでいます。
クルーズコントロールが付いているのも特徴です。
S | ST | |
排気量(cc) | 1,923 | 1923 |
シート高(mm) | 710 | 720 |
車両重量(Kg) | 308 | 327 |
燃費(km/h) | – | – |
最高出力(PS) | 103.3 | 103.3 |
最大トルク(kgf・m) | 17.1 | 17.1 |
タンク容量 | 18.9 | 18.9 |
新車価格 | 2,945,800円 | 3,121,800円 |
中古車価格(平均) | – | – |
SとSTの価格差は殆どありませんので、ツーリング性能が高いSTを選択しても良いですね。
ブラック基調の車体のため、ブレイクアウトのようなメッキ調の車体より、若干価格は抑えられています。
ABSやトラクションコントロールシステムは装備されていますし、フロントがダブルディスクのため、スポーツ性能も高いモデルです。
大型バイクアメリカン ロイヤルエンフィールド
スーパーメテオ650
ロイヤルエンフィールドのスーパーメテオ650。
60年にわたるクルーザーの歴史を誇るクルーザーバイク。イギリス発祥のメーカーですが、現在はインドのアイシャー・モーターズの一部門です。
ハーレーの大排気量に比べると、648ccは少ないですが、日本の道路状況では扱いやすい排気量だと思います。
排気量(cc) | 648 |
シート高(mm) | 740 |
車両重量(Kg) | 241 |
燃費(km/h) | – |
最高出力(PS) | 47 |
最大トルク(kgf・m) | 5.3 |
タンク容量 | 15.7 |
新車価格 | 979,000円 |
中古車価格(平均) | – |
タンク容量の多さと、フロント倒立フォーク前後ABS装備、車重としては国内絶版アメリカンバイクの400ccクラスの重量です。
モデルとしては、スタンダードとスクリーン+バッグレスト+エンジンガード付きのツアラーモデルがラインナップしています。
今回紹介はしなかった国内モデル、レブル500を検討している方にはおすすめしたい車両です。
価格としてもそこまで高いわけではありません。レブル500とスーパーメテオ650の通常モデルは、10万円ほどしか差がありませんので、大排気量以外の大型アメリカンバイクを検討の方に良いと思います。
大型バイクアメリカン BMW
R18シリーズ
BMWのR18シリーズは、R18をベースにカウル付きモデルや、クルージング向けモデルがラインナップされています。
100 Years | クラシック |
2.764.000円 | 2.545.000円 |
B | Transcontinental |
3.141.500円 | 3.751.000円 |
排気量(cc) | 1801 |
シート高(mm) | 690 |
車両重量(Kg) | 358 |
燃費(km/h) | – |
最高出力(PS) | 91.1 |
最大トルク(kgf・m) | 16.1 |
タンク容量 | 16 |
新車価格 | 2.308.000円 |
中古車価格(平均) | – |
※R18スペック
フロントはダブルディスク採用、通常モデルは機能はほとんどありませんが、100周年記念モデルや上位モデルになると、電子制御類が加わります。
ハーレーよりは若干安いかな、と言う印象ですが安くはありません。BMWブランドが好きな方には良いと思います。
大型バイクアメリカン 比較
モデル | レブル1100 | BOLT | スポーツ
スターS |
ブレイクアウト
117 |
ローライダーS | スーパー
メテオ650 |
R18 |
イメージ | |||||||
排気量(cc) | 1082 | 941 | 1,252 | 1,923 | 1,923 | 648 | 1801 |
シート高(mm) | 700 | 690 | 765 | 665 | 710 | 740 | 690 |
車両重量(Kg) | 223 | 252 | 228 | 310 | 308 | 241 | 358 |
燃費(km/h) | 31.5 | 30.7 | – | – | – | – | – |
最高出力(PS) | 87 | 54 | 122.4 | 103.3 | 103.3 | 47 | 91.1 |
最大トルク(kgf・m) | 10.0 | 8.2 | 12.7 | 17.1 | 17.1 | 5.3 | 16.1 |
タンク容量 | 13 | 13 | 11.8 | 18.9 | 18.9 | 15.7 | 16 |
新車価格 | 1.138.500円 | 1,045,000円 | 2.494.800円 | 3,308,800 | 2,945,800円 | 979,000円 | 2.308.000円 |
中古車価格(平均) | 129.1万円 | 88.9万円 | 185.1万円 | – | – | – | 237.2万円 |
国内で選択するならレブル1100一択です。若干ボルトの方が安いですが、ツーリングモデルでもハーレーの半額にも関わらず、機能も盛りだくさんでお買い得です。
国内空冷Vツインが良い方は、絶版車では状態が良い個体は少なく、高年式のBOLTの選択も良いと思います。
ハーレーのラインナップは2023年から一新されました、新しい規制に通ったエンジンに積み替えられています。
アメリカンバイクと言えばハーレーダビットソン。確かにレブル1100の価格やDCTには魅力があります。
ただアメリカンバイクが好きな人は、いつかはハーレーなど、憧れがありますし、機能や重さは関係ありません、所有感や満足度はプライスレスです。
一種のステータスとも言えますが、予算に余裕がある方は、ハーレーを選択することをおすすめします。
クラシックバイクで人気の、ロイヤルエンフィールドのスーパーメテオ650もおすすめです。
現在400ccや600ccクラスのアメリカンバイクの選択肢はなく、1000ccクラスの選択肢がない方には、丁度いいサイズ感と排気量です。
大型免許を取って、1000ccクラスはチョット・・・、レブル500は好みではない、ハーレーは高すぎる、大型免許あるのにエリミネーター?と言う方にはストライクゾーンでしょう。
近距離から長距離も万能に取り回しでき、なおかつ100万円を切る価格で、コスパも高くなっています。
大型バイクアメリカン まとめ
国内ではレブル1100の一強状態ですが、ロマンがある、他の大排気量のアメリカンバイクも候補に入れてみて下さい。
今回紹介した車両は現行車両ばかりですので試乗も可能です。
メーカー別にお近くの販売店検索窓はこちらになります↓
- HONDA
- ハーレーダビッドソン
- ロイヤルエンフィールド
- BMW
気になった車両は現物や試乗をして、最高のアメリカンバイクを手に入れましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。