こんにちは、とっちゃんです。
シンプソンのヘルメットが気になっているんだ、評判を教えてくれる?
シンプソンは知名度が高いメーカーですが、バイクに乗り始めの方は、シンプソンヘルメットの評判が気になりますよね。
この記事ではシンプソンヘルメットの歴史から、正規品と並行輸入品との違いまで、いい評判から悪い評判まで、人気ヘルメットを元に解説していきます。
シンプソンとは?
モータースポーツの老舖
シンプソンは、アメリカテキサス州、ニューブラウンフェルズに本社を置く、モータースポーツのメーカーです。
日本でも知名度が高いメーカーで、海外では「シンプソン パフォーマンス プロダクツ」と言われています。
創業は1959年に、四輪ドラッグレース用パラシュートの販売が始まりとされています。
創設者の「ビル.シンプソン」はアメリカのレーシングドライバーでもあり、18歳時の事故により両足を骨折したことで、ドラッグレースのパラシュート開発を始めたのがすべての始まりです。
後にドラッグレース界の父とも言われるドン.ガーリッツ氏ともに手袋、ヘルメット、ハーネス、靴などを発展させていきました。NASAの最初の宇宙服ハーネス設計もされたとされています。
ビル.シンプソンは2003年にアメリカのモータースポーツの殿堂入りを果たしており、モータースポーツ界に大きく影響を与えた企業と言えるでしょう。
日本での販売は?
日本では1991年から日本人の頭にフィットするように、NORIX projectsが製造輸出し、現在国内での正規販売はトレーダーハウスが手掛けています。
日本国内で流通しているシンプソンヘルメットは、日本正規代理店からの販売と、並行輸入品と分けられます。
シンプソン×NORIX→ドレーダーハウス→全国のバイク用品販売店、という販売ルートです。またトレーダーハウスから通販で、購入することも出来ます。
アメリカで販売されているシンプソンのヘルメットは、まず日本人の頭には合いません。
また並行輸入品はサポートも受けられないデメリットも、考慮したほうが良いでしょう。
シンプソンヘルメットの魅力は?
伝統的なデザインとブランド力
シンプソンの魅力は何と言ってもその伝統的なデザイン、現在でも販売されているRX-1は1979年から形状を変えていません。
変わらない独特なデザインは、他のメーカーには無い魅力で現在でも多くのファンがいます。
また類似商品やコピー商品はたくさんありますが、シンプソンと言うブランド力は高く、所有感も抜群です。
全モデルFRP
現在正規代理店から販売されている、シンプソンヘルメットのシェル(帽体)はカーボン以外、全モデル(繊維強化プラスチック)FRPです。
公式でも記載されていませんが、トレーダーハウスさんに回答を頂きました。
国内でも人気のメーカーを一覧で見てみましょう。
アライ | SHOEI | OGKカブト | HJC |
全FRP | 全FRP | FRP
(F-17、RT-33X AEROBLADE-6シリーズのみ) |
FRP
(RPHA 1N、RPHA 11のみ) |
アライやSHOEIは、全モデルFRPですが、OGKやHJCは上位モデルのみで、一般的にはヘルメットの価格順位は、カーボン→FRP→ポリカーボネートまたはABSとされています。
コピー商品は安価なABSで作られていることが多く、シンプソンのヘルメットは強度や品質共に高いモデルばかりです。
人気シンプソンヘルメットの種類
国内正規販売ラインナップ
※2023/9時点での正規販売代理店トレードハウスさんでのラインナップです。
モデル名 | カラー | 規格 | 価格(税込み) |
BANDIT Pro/CARBON | 4色/カーボン | PSC/SG(全排気量) | 65.120/91.850円 |
M30/CARBON | 7色/カーボン | PSC/SG(全排気量) | 62.700/91.850円 |
M10 | 3色 | PSC/SG(全排気量) | 62.700円 |
RX1 | 3色 | PSC/SG(全排気量) | 62.700円 |
Super Bandit 13/CARBON | 5色/カーボン | PSC/SG(全排気量) | 52.800円 |
Outlaw/CARBON | 3色/」カーボン | PSC/SG(全排気量) | 58.080/91.850円 |
M50 | 7色 | PSC/SG(全排気量) | 50.160円 |
カーボンのラインナップがあるのは4種類。一見カーボン製は高いように思われますが、他のメーカーも10万円前後が相場です。
トレードハウスさんでは、セール時は30%OFFになりますので、モデルによっては4万円代で購入できます。人気モデルをセール時に購入するのも良いでしょう。
シンプソンヘルメットの良い評判
伝統的なデザイン
シンプソンの魅力の一つでもある、RX1をベースにしたモデル達は、その独特の形状は多くのヘルメットに影響を与えたと言っても過言ではないでしょう。
デザインに関しての評価は現在でも高く、アメリカンバイクのごついイメージには似合うデザインです。
また元々は4輪メーカーのため、強度に関しての評判も高くなっています。
海外でも高い評価
シンプソンはアメリカのみならず、欧州でも評価が高いメーカーで、海外で人気のシンプソンヴェノムは、イギリスの検査機関SHARPでは☆4を獲得していました。
☆4はアライのRX-7GPや、SHOEIのEXZERO、グラムスターと同等の評価です。
二輪のみならず4輪用品も世界中で使用されています。
シンプソンヘルメットの悪い評判
日本人には合わない?
シンプソンは日本人の頭には、合わないと言われることがよくあります。ただその意見は並行輸入品の意見も混ざっていることは確かです。
欧米人の頭と、アジア人では頭の形が違うため、並行輸入ではまず合いません。
ただし正規代理店のシンプソンヘルメットであれば、アジアンフィットですので、サイズが合えばしっかりフィットします。
PSC、SG規格だけ?
国内の正規販売ヘルメットは、SG規格とPSC規格のみです。
「PSC/SG規格だけで大丈夫なの?」と言う意見もあるかと思いますが、現在のPSC/SG規格はJIS相当の基準となっていますので、強度に関しては問題ありません。
またシンプソンのヘルメットは欧州ではECE22-06の新基準を合格していますし、BANDIT Proに関しては、スネル規格も取得可能な強度です。
国内で取得していない理由は、その分価格に反映されてしまうからであり、規格がPSC/SGだけとは言え、他のPSC/SG規格ヘルメットとは一味違う強度レベルでしょう。
シンプソンヘルメットを購入する注意点は?
試着をしよう
どんなヘルメットでもサイズが合わなければ、装着感はよくありません。シンプソンに限らず他のメーカーでも同様のことが言えます。
正規販売のヘルメットは帽体が、スモール57/58/59、ラージ60/61/62cmと分けられ、さらにチークパッドの厚みも最大10種類から選択でき、インナーパッドも変更可能です。
通販ではサイズ感は合わせにくい反面、試着をすれば細かく設定できますので、フィッティングサービスなどを利用して、最適なサイズを選択しましょう。
並行輸入品のデメリット
並行輸入品のメリットデメリットとしては以下のようになります。
メリット | デメリット |
安く購入できる | サイズが合わない |
国内にないモデルを選べる | サポートが受けられない |
割高になる |
メリットは安く購入できる点と、国内には流通していないモデルを選択することができる点です。
並行輸入の商品であっても偽物と言うわけではありません。
ただサイズ感は正規品とも違うため、用品店で試着しても並行輸入品ではサイズが合わない場合がほとんどです。
またサポートも受けられないのと、モデルによっては正規品よりも高い場合がありますので注意して下さい。
シンプソンヘルメットが似合うバイクは?
アメリカンだけじゃない
シンプソンのヘルメットが似合う車種は、何もアメリカンバイクだけではありません。
- アメリカン
- オフロード
- クラシック
- ネオクラシック(ヘリテージ)
- 人気125ccクラス
アメリカンバイクはブランドとして似合う側面もありますが、ヘルメットはクラシックなデザインばかりですので、オフロードから125ccクラスの人気モデル、ハンターカブやクロスカブにも似合うと思います。
バイザーやゴーグルを取り付ければ、ネオクラシック車にも最適でしょう。
シンプソンヘルメット評判まとめ
他のメーカーもアジアンフィットであってもサイズ感は難しく、並行輸入品ならなおさらです。
シンプソンのヘルメットを購入する場合は、並行輸入品よりも国内正規品をおすすめします。
デザインが気に入ったという方は、用品店での試着から始めてみて下さい。
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最後までお読みいただきありがとうございました。