こんにちは、とっちゃんです。
HJCのヘルメットってどうなのかな?評判を教えてくれる?
アライやSHOEIなどと違い、HJCヘルメットは聞きなれないメーカーで、評判が気になる・・・と言う方も多いと思います。
結論としてHJCのヘルメットはコスパが高く、YAMAHAも採用している信頼性があるヘルメットメーカーです。
上位モデルはアライ、SHOEIと比較しても遜色ありません。ただしサイズ選定は注意しましょう。
この記事ではHJCの説明から、悪い評判、いい評判を、売れ筋のモデルごとにまとめて解説していきます。
HJCとは?
韓国のメーカー
HJCは韓国に本社を置くオートバイ専用ヘルメットメーカーで、韓国の本社工場、中国、ベトナム、北米、ヨーロッパに工場を持ち、年間約100万個以上生産する大手メーカーです。
日本では近年人気が高まりつつありますが、MotoGPにも参加するブランドとして、エントリーモデルからハイエンドモデルまで、幅広いラインナップがあり、世界60カ国以上で販売されています。
2016年、2017年にはマーベルとスターウォーズのオフィシャルデザインが販売開始され、グラフィックにも力を入れているメーカーです。
米国支持率No.1
HJCは北米工場もあることから、1992年には北米市場で最も支持されるNo.1メーカーとして現在に至ります。
ヘルメットのデザインも近代的であり、何より近年はアメリカの文化の象徴ともいえるべく、マーベルとスターウォーズシリーズが人気を後押ししています。
アメリカのヘルメットメーカーはBELLやシンプソンが有名で、またアイコンのヘルメットもアメリカでは人気があります。
ただ価格帯は世界的ブランドであるアライやSHOEIと変わらないため、低価格帯かつ、近代的なデザインが人気の理由でしょう。
HJCヘルメットの悪い評判は?
サイズ感
HJCのヘルメットは国内で販売されているものについては、オフロードヘルメットと、一部の商品を除いて、日本人向けのオリジナル内装を使用しています。
他の海外モデルとは違って、フィット感が高いのが魅力です。
ただしレビューを参照する限り、サイズがキツイとの意見が多数見られました。
HJCのヘルメットはオートバイ用品店、2りんかん、ナップス、ライコランドなどでも販売されていますので、用品店で試着をしてからの購入がおすすめです。
モデルごとのレビューは下記で解説します。
モデルによってはアライやSHOEIより高い
国内のアライやSHOEI、OGKカブトと比較される方もみえます。
3社の中ではコスパの高いOGKよりも、HJCはさらに価格を抑えたモデルとなっています。
正直アライやSHOEIを被ったことがある方は、上位モデル以外は満足できないかもしれません。ただ価格が価格だけに致し方ない点もあるでしょう。
HJCはコスパが高いとはいえ上位のモデルは、OGKカブトより高くなり、アライやSHOEIと変わらない金額です。
現在のラインナップ最上位モデル、RPHA 1N(SG、JIS、MFJ公認、FIM公認)はアライやSHOEIより高くなり10万円を超えるモデルも存在します。
15.000円~10万円と幅広い価格帯が用意されており、国内メーカーとは違うラインナップ幅も魅力です。
価格幅が大きいので、低価格帯の評価が割れるのは致し方なく。15.000円や2万円前後のヘルメットでアライやSHOEIと比較するのは酷と言えるでしょう。
HJCヘルメットの良い評判
コスパの高さ
HJCのヘルメットで人気があるのはコスパに優れたモデルです。低価格帯ヘルメットでJIS規格を取得しているヘルメットは中々ありません。
国内のOGKカブトはコスパが高く有名ですが、モデルによってはOGKカブトよりさらに安く購入できます。
ヘルメットは消耗品です、長年使用していくと素材の劣化や内装の傷みなど、定期的に買い替えなくてはいけません。
「アライやSHOEIは手が出ない・・・」「初めてのヘルメットに!」と言う理由で、HJCを選ぶ方が多くみられました。
国内メーカーも使用しています
YAMAHAの純正ヘルメットZENITHシリーズはHJCのヘルメットのOEM商品です。若干仕様は違いますが、発売以来人気があります。
バイクメーカーが採用してることでの安心感は、低価格のヘルメットにはない特徴でしょう。
またHJCは国内バイク用品ブランド、RSタイチが正規代理店として販売しています。
デザインが独特
HJCのヘルメットはグラフィックも魅力の一つです。
マーベルやスターウォーズシリーズのモデルは高いですが、低価格帯のモデルもデザインに凝っており、とても1万円代とは思えないクオリティです。
HJCなら日本人仕様で、外感と中身までこだわることが出来るでしょう。
2023/9時点HJCヘルメットのラインナップ
HJCヘルメット主なラインナップ一覧
モデル名 | シェル素材 | 規格 |
RPHA 1N | PIM PLUS | SG.JIS.MFJ.FIM |
RPHA 11 | PIM PLUS | SG.JIS.MFJ |
F70 | ポリカーボネートシェル※ | SG.JIS |
C10 | ポリカーボネートシェル | SG.JIS |
CS-15 | ポリカーボネートシェル | SG.JIS |
i90(システム) | ポリカーボネートシェル | SG.JIS |
i30(ジェット) | ポリカーボネートシェル | SG.JIS |
※公式に記載がないため、RSタイチに確認済み。
一般的にバイク用ヘルメットはFRP製と、ABS製に分けられます。HJCでは下位モデルはポリカーボネートシェルを採用しています。
ポリカーボネートはABSより耐候性、耐熱性に優れていると言われています。
上位モデルは大きく分類するとFRPです、ファイバーやガラス繊維を複数層重ねた仕様になっており、アライやSHOEI、OGK上位モデルと同等の仕様となります。
HJCヘルメットの評判が良いモデルは?
レビュー数が多い人気モデルを良い評判と、悪い評判に分けて解説していきます。
F70
良い評判
- 軽さがアライとほぼ同等であり、快適。
- サイズについての一般的な評判に反して、HJCのXLもアライと同等で問題なし。
- 内装が快適でどちらのブランドも満足。
- HJCのバイザーは特に便利。
- 顔の開口部が広く感じる。
- アライやショウエイと比べた際の価格差を考慮すると、HJCは十分な性能。
- デザインと色が良い。
- フィット感が特に良いと評価。
- デザインが気に入った。
- シールドが見やすく、走行中に曇らない。
- インナーシールドタイプは大きくて重いが、機能面やデザインで満足。
- ノーズガードが2種類付いており、選択肢がある。
- 曇り止めのフィルムも付属。
アライやSHOEIと比較する中でもF70は高い評価を受けています。デザイン、性能とコスパが良いとの意見が多かった印象です。
悪い評判
- シールドを閉めても風が入ってくる。
- インナーシールドタイプはやや重い。
- 一部のノーズガードは「やり過ぎ感」がある。
- サイズ感がややきつめである。
- HJCはアライに比べて通気性が劣る。
- アゴ紐の素材や設計が不満。
- メガネの着用が少し困難。
- 高速走行時に通風口を開けると風切り音が気になる。
- アライやショウエイに比べて、全体的にやや劣る。
人によっては、風きり音や、ベンチレーションに不満を抱く方もみえました。F70は26.000円前後ですので、アライやSHOEIと比べるのは酷なことです。
価格からすれば十分な性能とも言えます。
CS-15
良い評判
- 高級感がある
- シールドや内装が外しやすい
- コストパフォーマンスが良い
- デザインが良い
- インナーのフィット感が良い
- グラフィックスが良い
- 首のベルトの閉め方に慣れれば問題ない
- 見た目がかっこいい、迷彩柄もあり
- サイズ感に慣れると楽になる
- 安っぽさを感じない
- 商品が高品質であると感じられたユーザーが多い。
- 質感が高く、コスパも良いと評価されている。
- デザインがかっこよいと感じるユーザーがいる。
- 安全性に対する信頼感がある。
15.000円前後で購入できるCS-15はHJCヘルメットの中でも一番人気です。このクオリティで勝負できるメーカーはほぼないため「安っぽさを感じない」「コスパが高い」との意見が多数でした。
悪い評判
- サイズが小さい
- 頭が痛くなる可能性あり
- シールドの開閉が硬い
- 頬のパッドが圧迫感がある
- 頭が大きく見える
- 重さがある
- チークバッドが厚い
- サイズが微妙(小さいのか大きいのか不明確)
- シールドの端に気になる部分がある(ネジ状のチョボ)
- サイズが思ったより小さく、頭や頬が締め付けられるとの指摘が多い。
- 購入後の返品や交換が難しい場合がある。
- インカム取り付けの穴が小さすぎると感じるユーザーもいる。
- チークパッドが締め付けすぎると感じ、自分で調整しなければならなかった。
- 試着なしの購入はお勧めできないという意見もある。
- サイズ感が一定でなく、ブランドによって大きさが異なる可能性がある。
- チークパットの位置がズレている、メットインが狭い場合には入らないなど。
- 一部のレビューで長時間の使用が苦痛とされている。
良い評価が多い一方、サイズ感に関しては注意を促すライダーが多かった印象です。
試着してからなら問題ないと思いますし、チークパッドは交換できます。
i90
良い評判
- カラーリングやヒーロー物っぽいデザインが好評。
- 眼鏡愛用者にとっては特にありがたい機能。
- サイズ調整がしっかりと行える。
- HJC(またはOEMのYAMAHA ZENITH)の品質と防護能力に対しては信頼がある。
- コストパフォーマンスが高いと評価されている。
- ピンロックシールドが同梱されており、効果がある。
- サイズはゆったりとしている。
- チンガードの操作がスムーズ。
- ピンロックシートが付いていて、曇りにくい。
- JIS規格に合格しているため、安心感がある。
- デザインが気に入って購入。
- 質感、デザイン、コストパフォーマンスが良い。
- パッドが変えられるため、サイズ調整が可能。
- 一般的に安全性が高いとされる。
- 色が写真と実物でほとんど誤差がない。
- 眼鏡使用者でも使いやすい。
- 低価格でも安心設計。
- 軽い。
- カラーリングが写真通り。
システムヘルメットは種類が限られるため、デザインに対しての高評価が目立ちました。ピンロックシートが付属している点も魅力で、22.000円前後が相場となります。
悪い評判
- Mサイズが窮屈に感じる。
- 風切り音が大きい。
- 風通しが思ったほど良くない。
- インナーバイザーのレバーが操作しずらい。
- 色がイメージより若干薄い。
- サンバイザーの動きがにぶい。
- Mサイズが予想より小さい。
- サイズに対する期待と現実が合わないため、しばらく残念な気持ちが続く可能性あり。
- 重いと感じられている。
- 車種によってはメットインができない。
- システムヘルメット特有の風切り音がある。
- つまみが小さく、グローブをつけたままでは操作がしにくい。
サイズに関しての不満が多数見受けられました、i90で満足できない場合はOGKリューキ、またはSHOEIと言う選択になると思います。
i30
良い評判
- 価格が手頃。
- シールドの剛性が高い。
- 風の巻き込みが少ない。
- デザインと色が評価されている。
- 眼鏡使用者でも使いやすい。
- インナーが取り外せる。
- 軽い。かぶり易い。
- 9段階に開閉できるシールド。
- ジェット型で視界が良い。
- バイザーが付いているため便利。
グラフィックデザインの評価も高く、使用感についても問題ないと感じるライダーが多かった印象です。
i30は2万円前半が相場となります。比較するならOGKのエクシードがおすすめです。
悪い評判
- サイズ選びが難しく、大きめでもきつい場合がある。
- 返品時の返金額が不満。
- 頭が大きく見えるデザイン。
- サイズが一般的な規格より小さい。
- フィット感や内装の質感が高級ブランドに比べ劣る。
- チークパッドがきついと感じる人が多い。
- 頭が痛くなる場合がある。
- 耳の部分が痛いと感じる人もいる。
- チークパッドの交換が難しい。
- あご紐の初期設定が短い(調整可能ではある)。
サイズは耳周りの意見が目立ちました、用品店で試着してからの購入でもいいでしょう。
HJCヘルメット各メーカーと比較した評判は?
アライやSHOEIと比較するには?
国内大手3メーカー、アライ、SHOEI、OGKカブト、気になるのは3社と比較してどうなのかと言う点です。
結論としてアライやSHOEI、OGKカブトの上位モデル(F-17、RT-33X、AEROBLADE6)と比較するには、FRP素材である、RPHA11辺りが比較対象になると思います。
アライ | SHOEI | OGKカブト |
全FRP | 全FRP | FRP
(F-17、RT-33X AEROBLADE-6のみ) |
スーパーファイバー | 高性能有機繊維を積層 | 高強度有機繊維を積層 |
一般的にはFRP製品の方が加工が難しく、素材自体も高いためFRP製のヘルメットは高くなる傾向があり、比例して性能も高くなります。
ただHJCの魅力は、低価格帯にもかかわらずJIS認証を満たしている点となります。
ネット通販で最も売れているモデルは、15.000円前後で購入できるCS-15となります。この価格帯でJIS認証を受けているヘルメットは皆無のため、かなりお買い得です。
現在はJISとSGは規格としては同等ですが、ライダーにとってはSG、PSCのみより、JIS規格認証の方が安心感があります。
初めてのヘルメットや、低価格帯のヘルメットからの買い替えであれば、コスパも高くおすすめ出来ます。
ただアライSHOEIユーザー、またはOGKカブトの上位モデルのユーザーはCS-15では、満足できないかもしれません。
RPHA11、F70辺りを選択したほうがいいと思います。
HJCヘルメット評判まとめ
HJCのヘルメットはコスパに優れ、デザインも評価が高く評判も良いです。
ただサイズ選定にはみなさん苦労しており、用品店での試着をしてからの購入をおすすめします。
頬(チークパッド)がキツイからと言って、ヘルメットサイズを上げることはおすすめ出来ません。
頭部はサイズを合わせ、チークパッドのみ交換して対処しましょう。チークパットを交換してもHJCは十分コスパが高いです。
用品店から購入すれば価格は高いものの、チークパッドが交換無料の所もありますので、目当てのモデルの相場を掴んでいただき、サイズ選択をしてもらえる用品店で購入してもいいでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。