こんにちは、とっちゃんです。
CB650Rをローダウンしたい、方法を教えてくれる?
CB650Rはシート高810mmと足付きが良いバイクとは言えません。もう少し足付きを良くしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
結論としてCB650Rは-15~55mmまで組み合わせによってはローダウン可能です。しかし費用としては高額な為、下げ幅と予算を踏まえて検討しましょう。
この記事ではCB650Rのローダウンの種類から、メリットデメリットをおすすめ商品を比較して解説していきます。
CB650Rのローダウン方法は?
CB650Rのローダウン化の方法は3種類。
- ローダウンキット(エンドアイ/スプリング/プレート交換)
- ローダウンシート加工
- 厚底ブーツで対策
ローダウンキットは、サスペンションのエンドアイ交換、サスペンションのスプリングまたはプレート交換と3種類の方法から選択できます。
ローダウンシートは市販の物は販売されておらず、カスタムシート専門業者にアンコ抜き加工を依頼することも可能です。
CB650Rのローダウンキットは種類が少なく、厚底ブーツでの対策も視野に入れれば選択肢は広がり、本格的な厚底ブーツでなくても、普段のブーツ/シューズから靴底が+10mm増えれば体感としては大きく変わります。
CB650Rのローダウンサスペンションは現在の所販売されていません。
CB650Rローダウンのメリットデメリット
メリット | デメリット |
足付きが良くなる | 導入コスト |
信号待ちで安定する | 取り付けの難易度 |
立ちごけのリスクが減る | 乗り心地の変化 |
メリットとしては足付きが良くなることで、停車時に安定し立ちごけのリスクを軽減できます。
デメリットはコストとしても掛かり、CB650Rのローダウンキットはある程度の道具や知識がないと交換できません。
また近場の走行であれば体感としては変わりませんが、長距離をよく走る方はお尻が痛いと感じるでしょう。
しかし多少乗り心地を犠牲にしても得られる安心感は大きく、足付きを優先した方が良い場合もあります。
費用としても掛かる為、どのくらい下げたいか?が大切になってきます。
CB650Rローダウンキットおすすめ
P&Aインターナショナル エンドアイ
種類 | エンドアイ交換 |
ローダウン幅 | -35mm |
参考価格 | 44.000円 |
工賃相場※ | 16.000円~ |
※サスペンション交換、フロントフォーク調整
P&Aインターナショナルは欧州の輸入販売をしているメーカーです。
価格は高いですが、下げ幅はキット最大の-35mmで体感は大きく変わります。注意点はショートスタンドを別途用意しなくてはならないことです。
※フロントフォークは突き出しを行う必要があります。
P&Aインターナショナル スプリングプレート
種類 | スプリングプレート |
ローダウン幅 | -20mm |
参考価格 | 34.700円 |
工賃相場※ | 16.000円~ |
※サスペンション交換、フロントフォーク調整
P&Aのスプリングプレート(スプリングの受け)を交換するキット、-20mmではありますが、-35mmに比べて1万円程安くなります。
エフェックス
種類 | スプリング交換 |
ローダウン幅 | -15mm |
参考価格 | 19.200円 |
工賃相場※ | 12.000円~ |
エフェックスのキットは純正スプリングと交換する商品です。
ダウン量は体重やプリロードセッティングによって変化します。-15mmは体重55kg/3段目の数値になります。
体重によっては-20mm近くになるでしょう。
ハイパープロ
種類 | スプリング交換 |
ローダウン幅 | -30mm |
参考価格 | 25.300円 |
工賃相場※ | 12.000円~ |
ハイパープロはサスペンションなどのチューニングパーツを手掛けるメーカーです。
乗車状態で-30mmであり、車重では大きく沈みこまない為、ショートスタンドへの交換は必要ありません。
※-30mm以上下げる場合は交換が必要です。
CB650Rローダウンシート
ローダウンシートは販売されていないけど?
CB650Rのローダウンシートは現在の所販売されていません。
ローダウンシートの購入方法は2種類。
- シート専門業者でのアンコ抜き
- 自身でアンコ抜き
バイク用シート専門業者は張替えやカスタムシート専門の業者です。純正シートを業者へ送り施工して頂きます。
自身でアンコ抜きの方法は、アンコ自体を削る方法、アンコ裏をドリルで穴あけする方法(ウラヌキ)を取られている方もみえました。
表皮を張り替えられる、手動タッカー(2.000円)または電動ドライバー(電動インパクト)があれば加工できます。※アンコを削る場合は電動ドリルは必要ありません。
CB650Rのシートは立体的な為、削り方によっては表皮を張り替えた場合、シワになってしまう可能性もあり、自信がない方は専門業者に依頼したほうがキレイに行くでしょう。
専門業者の参考価格としては以下のようになります。↓
加工内容 | 参考価格 |
アンコ抜き | 11.000円~(送料別) |
アンコ抜き+ゲルザブ内蔵 | 26.000円~(送料別) |
以前ホンダドリームでのCB650R用のオリジナルローシートは-20-25mmとされていた為、-20mmは十分可能かと思われます。
ローダウンシートとしては-20mmと見積もり、総合的に見ていきましょう。
CB650Rローダウンと合わせて考えたい厚底ブーツ
ブーツ | エンジニア | シューズ |
バイク用ブーツには厚底のモデルも販売されています。
ブーツタイプは紐モデルで、紐がないモデルはエンジニアブーツとも言われてます。厚底ブーツは革製品のブーツがほとんどです。
シューズタイプにも靴底が厚いタイプがあり、通常のシューズより足付きが改善します。
厚底ブーツ | 約+15~20mm |
エンジニアブーツ | 約+10mm |
靴底が厚めのシューズ | 約+5mm~10mm |
サスペンションやシートで下げた場合にあと少しと言う場合は、ブーツやシューズの底が厚めのモデルを選べば足付きも良くなります。
ライダー側で出来る対策として、靴底が厚いモデルも検討してみましょう。
※厚底ブーツを利用する場合は、シフトペダル、チェンジペダルの位置調整をして下さい。
具体的な厚底ブーツの記事はこちら↓
バイクブーツ厚底モデル6選比較!気軽にできる足つき改善策の決定版
CB650Rローダウンキット比較
メーカー | P&A | P&A | エフェックス | ハイパープロ | – |
イメージ | – | ||||
種類 | エンドアイ交換 | スプリングプレート | スプリング交換 | スプリング交換 | シート加工 |
ローダウン幅 | -35mm | -20mm | -15mm | -30mm | -20mm |
参考価格 | 44.000円 | 34.700円 | 19.200円 | 25.300円 | – |
工賃相場※ | 16.000円~ | 16.000円~ | 12.000円~ | 12.000円~ | – |
合計金額(工賃込) | 60.000円 | 50.700円 | 31.200円 | 37.300円 | 13.000円
28.000円(ゲル込み) |
おすすめはスプリング交換でローダウンする方法です。
理由はCB650Rはショートスタンドが販売されていません。したがってエンドアイ、スプリングプレート交換タイプのP&Aはショートスタンド化が必要な為、ショートスタンド加工費用を含めるとさらに価格が上がってしまいます。
エンドアイ交換とスプリングの組み合わせは出来ないこともありませんが、前後の調整が必要になってくるためセッティングはプロの方でないと難しいでしょう。
下げ幅にもよりますが、スプリング+シート加工の方がコスパとしては高くなります。
組み合わせによる下げ幅、金額を見ていきましょう。
CB650Rローダウンシミュレーション
組み合わせ | 下げ幅 | 単品価格 | 工賃込価格※ |
P&A① | -35mm | 44.000円 | 60.000円+α※ |
P&A①+シート(アンコ抜きのみ) | -55mm | 57.000円 | 73.000円+α※ |
P&A①+シート(ゲル込み) | -55mm | 72.000円 | 88.000円+α※ |
P&A②単品 | -20mm | 34.700円 | 50.700円+α※ |
P&A②+シート(アンコ抜きのみ) | -40mm | 47.700円 | 63.700円+α※ |
P&A②+シート(ゲル込み) | -40mm | 62.700円 | 78.700円+α※ |
エフェックス単品 | -15mm | 19.200円 | 31.200円 |
エフェックス+シート(アンコ抜きのみ) | -35mm | 32.200円 | 44.200円 |
エフェックス+シート(ゲル込み) | -35mm | 47.200円 | 59.200円 |
ハイパープロ単品 | -30mm | 25.300円 | 37.300円 |
ハイパープロ+シート(アンコ抜きのみ) | -50mm | 38.300円 | 50.300円 |
ハイパープロ+シート(ゲル込み) | -50mm | 53.300円 | 65.300円 |
※ショートスタンド加工費用、工賃はあくまで目安にして下さい。
組み合わせによっては最大-55mm、CB650Rのシート高は810mmの為、シート高755mmまでローダウンは可能です。
シート高755mmは教習車CB400sfをイメージして頂ければ分かりやすいと思います。
しかし最大下げ幅を再現するにはP&Aを組み込まなくてはならず、価格としては難点です。CB650Rで最大下げ幅を再現するには、ハイパープロ+シートの組み合わせの方がコスパは高くなり、ブーツ代も捻出できます。
ローダウンシートはアンコ抜きだけであれば安く済み、P&A②単品やエフェックス単品のみを検討の方はローシートだけの方が安価です。
現在の状況からどれだけ下げたいかを考慮し、目標とするシート高に近づけてみて下さい。
気になった商品はチェックしてみましょう。
CB650Rローダウンまとめ
足付きが良くなると信号待ちでの安定感や、立ちごけのリスクを減らすことが出来ます。
末永くCB650Rを乗っていきたいと考えている方は、目標とする下げ幅を決めて、理想のシート高を目指して下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。