こんにちは、とっちゃんです。
バイクにUSB電源を付けたいんだ、おすすめを教えてくれる?
USB電源はスマートフォンの充電やアクセサリーの使用には欠かせない装備です。
しかし種類がたくさんあって選ぶのが難しいですよね。
結論としてデイトナ、カエディアのUSB電源から選べばOKです。あとは取り付け場所と出力を選択しましょう。
この記事ではバイク用USB電源の選び方、設置箇所、トラブル対応までおすすめのUSB電源を比較して解説していきます。
バイクのUSB電源とは何か?
バイクのUSB電源は、バイクに取り付けて、スマートフォンや他の電子機器を充電するための便利な装置です。
長距離ツーリングや通勤中にデバイスを充電し、ナビゲーションを長時間使用できます。
スマホホルダーの取り付けを行っても、ナビを使用するとすぐに充電が無くなってしまいますので、ツーリング時の必需品と言っても過言ではないでしょう。
その他のアクセサリー使用にも役立ちます。
バイクのUSB電源アンペアの種類
アンペア | 特徴 |
2.1A | 標準 |
2.4A | 安定した電力 |
3.0A | ハイパワー急速充電 |
バイクのUSB充電ポートは、アンペア規格によって充電速度が異なり、選択するポートのアンペア数は、充電したいデバイスの種類や充電速度に合わせて検討する必要があります。
QC3.0対応のアクセサリーは2.4Aでは、十分な機能が発揮できない場合もありますので、ご注意下さい。
スマートフォンを充電するのに必要なW数は?
スマートフォンを充電するには5W (5V⎓1A) しか必要ありません。
デイトナの一番安価なUSB-A、5V2.1A/10.5Wでも充電自体は可能です。
しかし急速充電するにはアンドロイドやiPhoneでは18W以上は必要になり、タイプCモデルは18W以上確保されています。
アップルストアでは12以降は20Wとの記載がありました。
* iPhone 12 以降を高速充電するには、20W 以上の電源アダプタが必要です。
急速充電に対応させたい場合は、USBタイプC、18W以上のモデルを選択して下さい。
しかし長時間急速充電を行うと、バイクの場合は気温が高い季節はスマホが熱暴走でダウンしてしまうこともありますので、断続した使用は避けるようにして下さい。
バイクUSB電源の取り付け場所は?
USB付電源の取り付け位置はハンドル付近に取り付けることが主流です。
- ハンドルバー
- クランプ部
- ミラークランプ等々
ハンドル自体にクランプするものや、ハンドル取り付けクランプ部、マスターシリンダーからミラークランプまで、車種によって最適な場所を選択しましょう。
バイクのUSB電源を付けて取り付けられるアクセサリー
USB電源の取り付けを行うと様々なアクセサリーを取り付けることができます。
- スマートフォンの充電
- ナビゲーション
- スマートデバイス
- USB対応ドライブレコーダー
- USB対応電熱装備
スマートフォンの充電は多くのライダーが使用しており、別途取り付けをしたいアクセサリーがあるのであれば、2ポートあるモデルの方が拡張性に優れています。
スマートフォンの充電しか使用しないのであれば、2.000円前後の1ポートモデルでも十分です。
バイクUSB電源のメーカーは?
2社から選べばOK
USB電源の一番の売れ筋はデイトナです。最も種類が豊富なデイトナの商品から選択することをおすすめしますが、コスパが高いカエディアも人気です。
2社とも1年保証が付帯しています。
USB電源は2社から選択するのが一番でしょう。カエディアよりも安いメーカーもありますが、実績があるメーカーの方が安心感があります。
- 取り付け方法
- 取り付け場所
- 出力/USBポート数
3点を考慮して選んでみましょう。
バイクUSB電源の取り付け方法
常時電源モデル
バッテリー直結 | 電源取り出しユニットが必要 |
メリット | デメリット |
本体が安い | 電源取り出しユニットが必要 |
クランプ付きを選べる | 配線の手間 |
常時電源モデルはバッテリーから直接取ることを指し、使用しない場合でも電力を消費します。
基本的に常時電源モデルはバッテリー上がりを防ぐため、ACC電源取り出しユニットを中継してから取り付けを行います。
常時電源(ON/OFF)モデル
メリット | デメリット |
取り付けが簡単 | スイッチの切り忘れ |
価格が安い | 耐久性 |
スイッチタイプの常時電源モデル(カエディア)はスイッチまたはキャップに連動して通電するモデルです。
ユニットを中継しないため、配線加工が必要なく最もシンプルに取り付け出来ます。しかしスイッチの切り忘れやキャップが故障した場合は常時電源となってしまいます。
メインキー連動(ACC電源)配線セット
メリット | デメリット |
取り付けが簡単 | 配線の取り回し |
工具を揃えるより安い | 価格が少し上がる |
メインキー連動(ACC電源)配線セットはデイトナから販売されているモデルで、フロントブレーキスイッチのACC電源から分岐し、メインキーをONにした状態しか通電しません。
価格は1.000円前後高くなりますが取り付けも簡単で、ユニットを中継しての使用も出来ます。
あなた合うモデルは?自身で取り付けを行う場合
- 電源取り出しユニットを取り付けていない、取り付けが心配。
取り付けが心配な方は配線加工が必要ない、デイトナのメインキー連動モデル、またはカエディアがおすすめ。
- 既に電源取り出しを行っている。
既に電源取り出しユニットを取り付けている方はどんなモデルでも構いません、USBポート数、形状やアクセサリーに合った出力を選びましょう。
もちろんUSB電源を取り付けた後でも、電源取り出しユニットで拡張も可能です。
とりあえずスマートフォンの充電だけで十分であれば、配線加工が必要のないモデルの方が取り付けが簡単です。
バイクUSB電源をお店で付けるといくら?
注意:ネイキッドの参考価格
店舗名 | 参考価格 |
2りんかん | 本体+8.800円~※ |
南海部品 | 本体+5.500円~ |
ナップス | 本体+6.600円~ |
ライコランド | 本体+5.400円~ |
※2りんかんはETC同時取り付けで工賃半額になります。
おおよそ本体込みで1万円以下で取り付けできるところばかりです。バイクによって価格は変わります(カウル車など)ので店舗にお問い合わせて頂いた方が間違いないでしょう。
作業が心配な方はバイク用品店で購入し取り付けてもらって下さい。
※持ち込みの場合は工賃が高くなります。
バイクUSB電源おすすめ
デイトナの人気モデル
USB-A常時電源シリーズ
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品番 | 93039 | 93040 | 93042 | 94043 |
V/A※ | 5V/2.1A | 5V/2.1A | 5V/2.1A | 5V/2.1A |
最大W | MAX10.5W | MAX10.5W | MAX10.5W | MAX10.5W |
USBポート数 | 1 | 2 | 1 | 2 |
シガーソケット | – | – | 1 | 1 |
防水キャップ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
電源通電 | 常時電源 | 常時電源 | 常時電源 | 常時電源 |
参考価格 | 2.000円 | 2.400円 | 2.700円 | 2.600円 |
※シガーソケットは12V5A。
デイトナのタイプAシリーズ、最も安価に購入できるシリーズで、コンパクトに収まる点と取り付け場所の自由度も魅力があります。
ポート数が2口でも最大出力10.5Wが上限である点はご注意頂きたいのと、単品では常時電源になってしまいますので、ACC電源(キーオンで電気が流れるところ)で使用したい方は分岐が必要です。
シガー電源で使用するアクセサリーは少なくなってきていますが、汎用性が高く発売以来ロングセラー商品です。
USB-A メインキー連動シリーズ
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品番 | 93502 | 93503 | 98437 | 98438 |
V/A※ | 5V/2.4A | 5V/2.4A | 5V/2.4A | 5V/2.4A |
最大W | MAX12W | MAX24W | MAX12W | MAX24W |
USBポート数 | 1 | 2 | 1 | 2 |
シガーソケット | – | – | – | – |
防水キャップ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
電源通電 | メインキー連動 | メインキー連動 | メインキー連動 | メインキー連動 |
参考価格 | 3.100円 | 3.200円 | 3.000円 | 3.300円 |
USB-Aの2.4A12Wのハイパワーモデル、マスターシリンダー下のブレーキスイッチとのメインキー連動ができるように、配線がセットにされています。
出力も高く、取り扱うアクセサリーW数にも余裕ができます。
電源を取り出していない方やスマートフォンの充電のみで良いという方は、こちらの商品の方が配線加工の手間を減らせるでしょう。
既に電源を取り出している方でも使用できます。
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USB-C PD3.0対応
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品番 | 93502 | 17214 |
V/A | USB-C PD3.0対応 | |
最大W | MAX18W | MAX18W |
USBポート数 | 1 | 1 |
シガーソケット | – | – |
防水キャップ | 〇 | 〇 |
電源通電 | メインキー連動 | メインキー連動 |
参考価格 | 3.000円 | 3.200円 |
急速充電が可能なPD3.0対応モデル、こちらの商品もブレーキスイッチから分岐できるように配線がセットされています。
急速充電非対応なモデルには充電できない場合もありますので注意して下さい。
USB-Aシリーズのモデルよりコンパクトな為、目立ちにくい点もメリットです。
クランプUSB内蔵型シリーズ
ショート | スタンダード |
USB-A | USB-C |
クランプ内蔵型のモデルはUSB-AとUSB-C(PD3.0対応)モデルが選択でき、4種類の形状に分かれています。
取り付け位置 | ステム | ハンドルポスト | マスターシリンダー | ミラー |
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品番 | 93382 | 93381 | 93380 | 94497 |
V/A※ | 5V/2.1A | 5V/2.1A | 5V/2.1A | 5V/2.1A |
最大W | MAX10W | MAX10W | MAX10W | MAX10W |
USBポート数 | 1 | 1 | 1 | 1 |
シガーソケット | – | – | – | – |
防水キャップ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
電源通電 | 常時電源 | 常時電源 | 常時電源 | 常時電源 |
参考価格 | 4.200円 | 4.000円 | 4.000円 | 4.000円 |
セパハン車は取り付け位置が限られるため、ステム型が便利です。ステム型は取り付けに別途ボルトが必要になります。
無駄なスペースを無くし、配線がスッキリできる点も内蔵型の魅力です。USB-Cは300円~500円程高くなります。
USB-A | USB-C |
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カエディア
キャップ連動シリーズ
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品番 | KDR-M3A | KDR-M3AA | KDR-M3C | KDR-M3AC |
出力※ | タイプA
QC3.0 |
タイプA
QC3.0 |
タイプC
PD |
タイプA
タイプC |
最大W | MAX18W | MAX18W | MAX36W | MAX36W |
USBポート数 | 1 | 2 | 1 | 2 |
シガーソケット | – | – | – | – |
防水キャップ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
電源通電 | キャップ連動 | キャップ連動 | キャップ連動 | キャップ連動 |
参考価格 | 1.900円 | 2.800円 | 2.000円 | 2.900円 |
※〔QC3.0〕5V3A/9V2A/12V1.5A〔PD〕5V3A/9V3A/12V3A(36W)
カエディアのUSB電源は、タイプA/C単独と、タイプA2ポート、タイプA/Cの2ポートタイプが販売されています。
電源は常時電源であるもののキャップと連動している為、キャップを開けなければ通電しません。ACC電源での分岐は必要なく、配線の手間を減らせます。
また2ポートは独立しており、出力が下がらないことも特徴で、タイプAとCを両立して使用したい方は2ポートタイプが便利です。
スイッチ通電モデル
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品番 | KDR-M2B | KDR-M2A |
出力※ | タイプA
5V2.4A |
タイプA
5V3.1A |
最大W | MAX24W | MAX31W |
USBポート数 | 2 | 2 |
シガーソケット | – | – |
防水キャップ | 〇 | 〇 |
電源通電 | スイッチ | スイッチ |
参考価格 | 2.500円 | 2.000円 |
スイッチを押して通電させるモデルです。M2Bはバッテリー電圧表示機能付き、M2Aはバッテリー表示機能はないものの、出力は高くなります。
バッテリーから直接取りたい方にはシンプルな機能で、スイッチを押さない限り通電しませんが、スイッチを切り忘れにはご注意ください。
デイトナの電圧表示モデルは1口しかないため、2口ある分カエディアの方がお得です。
モデルとしてはスイッチタイプの方が古く、キャップ通電の方が新しいモデルとなります。
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デイトナとカエディアどっちが良いの?
結論として初めて購入するなら、筆者としてはデイトナ社をおすすめします。
理由としては長年使用している実績と累計販売数による安心感、初めての方でも簡単に取り付けできるメインキー連動の配線がセットになっている、またデイトナの方が少しコンパクトです。
カエディアはバッテリー直(常時電源)でとることを前提に作られており、キャップやスイッチで通電することが魅力ですが、逆に言えばキャップの故障、スイッチの切り忘れをしてしまった場合は、バッテリー上がりの原因にもなります。
すでに電源取り出しを行っている、または配線加工を最小限にしたい、高い出力、A/C共用に魅力が感じた方はカエディアから選んでみて下さい。
気になったUSBはチェックしてみましょう。
バイクUSB電源のトラブル
USB電源のよくあるトラブル
USB電源によくあるトラブルは通電しなくなる症状です。通電しなくなった場合は以下の箇所を点検して下さい。
- 断線の可能性
- 端子の接触不良
- 本体のヒューズ切れ
- 電源取り出しユニットのヒューズ切れ
断線や端子の接触不良は分かりやすい特定ですが、ヒューズ切れは見落としやすい原因です。またヒューズが切れるということは、過剰な電力が流れている証拠ですので原因の特定が必要になります。
USB電源の点検と使用しているアクセサリーに問題がないかどうかも確認しましょう。
バイクUSB電源まとめ
USB電源を取り付ければ、アクセサリーによりツーリング時がさらに快適になり、必需品と言っても過言ではありません。
取り付け場所や用途に合わせて選んでみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。