バイクのエンジンからオイルが漏れている!どうしよう・・・
整備が苦手だけど、簡単に直せる方法はないかな?
10年を超える年式の車両は経年劣化によってエンジンカバーからオイルが滲んだり漏れてくることもあります。
そこでこの記事ではエンジンからのオイル漏れの対処方法について解説していきます。
結論からいえば、漏れている箇所のガスケットを交換しましょう。
ということになりますが、簡単には交換できないところはそうはいきません。
そのような時の対処法として
- オイルの粘度を上げる
- オイルの添加剤
- スプレーガスケット
の方法があります。
簡単にガスケットが交換できない箇所でのオイル漏れに悩む方は読んでみて下さい。
オイル漏れの原因や対処方法
バイクのエンジンは様々なカバーや部品が組み合わさっています、その結合部には必ずガスケット、Oリングなどがオイルが漏れないように組付けられています。
経年劣化によりガスケット類が劣化しオイルが漏れてくることがあります。
冒頭で述べたようにガスケットを交換すれば解決なのですが、簡単に交換できない部分もあります。
エンジンカバー類からの滲みや漏れは、ガスケットを交換したほうがケミカルを購入するより安価で修理できることもあります。
ただしエンジンを分解しなければ組付けできない箇所、シリンダーヘッドやクランクケースからのオイル漏れは修理費用がかなりの高額になってしまいます。
そんな時試してみたいのがオイルの漏れ止めのケミカルたちになります。
オイル漏れ止め剤の種類
エンジンオイルに混ぜ粘度を上げて漏れを防ぐタイプ
継続的な効果は規定できないですが、軽度な滲みなどには適している。
エンジンオイルに混ぜパッキン部分を修復し止めるタイプ
軽度の滲みは修復できるが、ガスケットの劣化が著しい場合は修復しきらない。
効果が出るのに時間がかかる場合があります。
外からスプレーで漏れを止めるタイプ
スプレーをかけるだけで簡単、吹き付けてはいけないところの養生が大変ですが、オイルに混入するタイプより即効性があります。
おすすめ漏れ止め剤
オイル漏れ止め剤はたくさんの種類がありますが二輪使用不可のものもあります。二輪使用可の物しかご紹介しませんが、購入の際はご注意ください。
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ワコーズのスプレータイプの物です。
使用箇所はしっかり脱脂をしてください。レビューによる効果は上々ですが、この手の商品は類似品があまりなくコスパ的に割高という声も・・・修理費と天秤にかけ試してみる価値はありです。
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デイトナから出ているスプレータイプの物です。
ツーリングやレース等での急なトラブルにも対応可能。
・高温部(シリンダーヘッドガスケット、エキゾーストパイプ等)には使用不可です。
・ガソリンが触れる箇所も使用できません。
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オイルシールやパッキンに直接有効成分が効くことで、オイル漏れを防ぎます。
症状の出ていない内に予防で入れるのもおすすめです。
特殊洗浄成分配合されていますのでスラッジ汚れを落とし、有効成分がしっかりとゴムパーツ内部に届くよう手助けします。
粘度向上剤により気密性を向上させて漏れを止めるタイプではないので、オイル交換毎に添加する必要が無く経済的です。
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独自の有効成分によりエンジンオイル漏れの原因となるゴム系パッキン・ガスケットの劣化に直接作用し、エンジンオイル漏れをしっかり止め、再発を防止。
ゴムの不具合の原因となる汚れも除去します。
予防剤として使用する場合は、20,000km走行を目安に定期的に使用することをお奨めいたします。
効果が得られるまでにある程度の走行(800から1600km)が必要となります。
オイル添加タイプは必ずメーカー規定量を守ってください。
・各レビューを参照し車用ですが二輪での効果があったとのレビューがあった商品をご紹介します。
ご使用にはくれぐれも自己責任でお願い致します。
PLUS91(プラス91)
オイル漏れ止め効果だけではなく、高性能オイル添加剤としても効果を得られます。
二輪で使用している方が結構います、1000円前後で購入できコスト的にはかなり安いです。
粘度を上げるタイプです、オイルのグレードによって使用制限があるようですので、ご注意ください。
二輪の湿式クラッチ車には使用不可となっております。
乾式クラッチの方はおススメです。漏れ止めの効果もありますが、オイル下がり上がりにも効果があり人気の商品です。
それでもダメな場合・・・
バイクの場合エンジンを車両に乗せたまま簡単に外せるエンジンカバー類からのオイル漏れでしたらガスケットを交換しましょう。
ガスケット価格は千円から二千円前後から一万円ほどです。
ショップでされる方はガスケット+工賃になります。
エンジンを分解しなければ交換できない箇所の場合は、滲み程度ならオイル管理を怠らなければすぐにでも壊れることはないでしょう。
ショップに修理の見積もりをしてあまりに高額なら、ケミカルをひたすら試すのもありですが、その他の方法も模索してみましょう。
あまりに漏れが酷い場合は公道では道路交通法に引っかかることもあります。
まとめ
最後に・・・あまりにもひどいオイル漏れはケミカルでは治せません、ですが滲みなど軽度の漏れはかなりの効果が期待できます。
バイクにとってオイル管理は一番重要なメンテナンスです。
日頃から点検をし軽度な漏れでも対策をしておくとバイクが長持ちします。
洗浄効果があるケミカルもありますので、オイル漏れ予防としてもおすすめです。
特に古い車両の方は一度試してみてはいかかでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!