こんにちは、とっちゃんです。
AGVヘルメットの評価を教えてくれる?
AGVはイタリアのヘルメットメーカーで、国内メーカーと違い、評価が気になりますよね。
結論としてAGVは世界的な人気ブランドで、日本のみならず海外からの評価も高いメーカーです。
この記事ではAGVの魅力から、いい評価や悪い評価まで、国内人気モデルのレビューをまとめて解説していきます。
AGVヘルメットの評価について知りたい方は読んでみて下さい。
AGVヘルメットとは?
AGVはどこの国?
AGVはイタリアのメーカーです。1947年、ジーノ・アミザーノ氏によって設立。「Amisano Gino Valenza」彼の名前と町のイニシャルを取ってAGVと名付けられました。
Valenza(ヴァレンツァ)はイタリア北西部、ピエモンテ州アレッサンドリア県にある、人口約1万9000人の町です。
ダイネーゼの子会社
2007年からAGVはイタリアの代表的なメーカーである、ダイネーゼに買収され、現在はダイネーゼグループの一員として、共同開発しています。
ダイネーゼグループになったことにより、巨額の投資を受けたことによる影響で、国際的に販売がされ始めたと言っても過言ではないでしょう。
日本国内でも人気は定着しつつあり、バイク用品店では置いていない所はないくらい、人気のヘルメットメーカーです。
AGVヘルメット良い評価は?
日本でもコスパが高く売れている
K1 | K3 |
日本でも人気があるモデルは、エントリーモデルであるK1/K3/K5/K6シリーズ。
アライやSHOEIが日本のトップブランドではありますが、価格としては高価なモデルが多いため、3万円代から購入できるK1/3シリーズに特に人気が高い傾向です。
高品質かつカラーリングのクオリティが高いモデルは、他の海外メーカーでも少なく、また遊び心があるカラーリングも人気の理由でしょう。
AGVは海外ヘルメットブランドの火付け役と言っても過言ではありません。
世界的にも常に上位
AGVは欧州や世界的に見ても人気が高いメーカーです。
イギリスのヘルメット検査機関「SHARP」でも、ほとんどのモデルが最高点☆5や☆4の評価を得ています。
総合的な評価で言えば、アライやSHOEIと同等もしくはそれ以上となり、強度からの安全性の評価は欧州1位です。
また海外サイトではAGVヘルメットが常に上位に入っており、世界的なトップヘルメットメーカーとも言えるでしょう。
AGVヘルメットの悪い評価は?
サイズ感がキツイ
サイズが少しきついとのレビューがよく見られました。ただ海外製のヘルメットメーカーは総合的に頬周りがキツイメーカーが多いため、AGVだからと言うことではないでしょう。
レビューはネット購入の意見のため、試着をすれば問題ないと思います。
AGVジャパンのヘルメットであればアジアンフィットですので、他の海外メーカーと違いフィットしやすい設計となっています。
被る際の入り口が小さい?
AGVのヘルメットはヘルメットの入り口が、他のメーカーと比較すると小さいとの意見が多数ありました。
被る際や脱ぐ際は慣れが必要ですが、この仕様がAGVの高い評価である、静音性にも繋がっている理由とも考えられます。
ただAGVのベンチレーションは一番安価なK1でも、前面に5か所、背面に2か所設置されていますので、ヘルメット内は快適に保たれます。
AGVヘルメットの種類は?
大きく分けて5つに分類
※2023/9月現在のラインナップです。
分類 | モデル | 特徴 |
RACING | PISTA GP RR | 最上級モデル |
SPORT | K1/K3/K5/K6 | エントリーモデル |
TOURING | SPORTMODULAR
TOURMODULAR |
システム |
OFFROAD | AX-9/X101 | オフロード |
URBAN | K-5 JET/X70 | ジェット/スモールジェット |
AGVは大きく分けて5種類のヘルメットに分類されています。PISUTAは最上位モデルで、レースなどで使用するモデル、その中でも20万円代とかなり高価です。
またシステムヘルメットも、SPORTMODULARは14万円代から、TOURMODULARは9万円代からとアライやSHOEIと比較しても高い傾向があります。
多くのライダーの選択肢に入るのは、エントリーモデルであるKシリーズで、国内で最も人気があるモデルです。
Kシリーズの違いについて解説してみましょう。
Kシリーズの大きな違い
項目 | K1 | K3 | K5 | K6 |
ベンチレーション | 前5後2か所 | 前5後2か所 | 前5後2か所 | 前5後1か所 |
シェルサイズ | 2種類 | 2種類 | 2種類 | 4種類 |
素材 | サーモプラスチック | サーモプラスチック | カーボンファイバーグラス | カーボン/アラミドファイバー |
内装 | Dry-Comfort | Dry-Comfort | 2Dry | 2Dry |
サンバイザー | × | 〇 | 〇 | × |
ピンロックシート | × | 〇 | 〇 | 〇 |
重量※ | 約1.500g | 1.490g | 1.430g | 1.350g |
定価 | 39.600円 | 51.700円 | 64.900円 | 71.500円 |
※最小サイズの重量です。
Kシリーズは番号が高くなるにつれて高級モデルになります。K5、K6シリーズはアライやSHOEIと比較するモデルになります。
サーモプラスチックは日本語で「熱可塑性樹脂ゴム弾性体」といい、高温にすると溶けやすく、加工がしやすい性質を持ち、一度化学反応をさせて固まると高温時にも溶けない性質があります。
K1/K3とK5/K6は内装が違い、Dry-Comfortは肌触りが良いさらさら素材、2DRYは国内で言うクールマックスのような吸汗速乾素材です。
国内での売れ筋はK1、K3。大きな違いは内蔵式サンバイザーがあるのか、ピンロックシートが付属するかしないかとなります。
K1は3万円以下、K3は3万円前後となり、カラーリングに加えて、バイザーとピンロックシートの有無も選択する基準としてください。
AGVヘルメット人気モデルのレビューまとめ
国内で人気のK1/K3を各通販サイトのレビューを総合的にまとめ、いい評価と悪い評価に分けて紹介します。
K3レビューまとめ
良い評価
- 心地良く被れる。
- コスパはかなり良い。
- フィット感が非常に良い。
- パットも取れて、清潔に使える。
- デザインがかっこいい。
- サイズ感がバッチリ。
- どこかがきついということもなく、良い感じ。
- スクリーンの曇りも気持ち少ない。
- AGVのヘルメットは格好良い。
- クルーザーやストリートファイター系のバイクで極めて快適に使用可能。
- アライやショウエイよりも安価。
- ベンチレーション機能が優れていて、信号待ち以外は快適。
- 信号待ちの際はシールドを上げてバイザーを使えば快適。
- デザインと機能、安全性が優れている。
- カラーリングが素晴らしい。
- アジアンサイズなのでぴったり。
- ある程度の速度域からベンチレーションが機能して頭頂部に風が入る。
- インナーのサンバイザーが便利。
- イラストデザイン、塗装が最高。
悪い評価
- OEMスモークシールドは見づらい。
- 値段がちょっと高い。
- XLサイズを購入したが、かぶりと脱ぐ時がきつい。
- バッグがついていない(No bag)。
- スーパースポーツの場合、前傾姿勢で視界を遮られてしまう。
- サーキットでの直線でタンクへ伏せる姿勢は前方視界がなくなるため不可。
- 用途を選ぶ(特にスーパースポーツには不向き)。
- 風切り音が強い。
- 眼鏡の曇りがいつまでもとれない。
- サイズ感が国産ヘルメットと違って選ぶのに少し迷った。
- 脱ぐ時に耳と首がもげそうになる。
- 3時間で頭痛がする。
K3はデザインや価格、サンバイザーによる快適性の評価は高い傾向があり、ただ被る時と脱ぐ時はきついとの意見が目立ちました。
かっこいいという意見が多数ある点が印象的です。
K1のレビューまとめ
良い評価
- 予想以上に軽い。
- 高速域での風の音が軽減されている。
- シールドからの隙間風漏れがない。
- 通信機器などのスピーカーを内蔵できるスペースがある。
- 価格が手頃である点も評価されている。
- フィット感が非常によく、あご紐が不要と感じるほど。
- モトGPで培ったノウハウが感じられる。
- 向い風でも首が持っていかれない。
- デザインと軽さが申し分ない。
- サイズ感がちょうどよい。
- コスパが良い。
- 密閉性が高く、空気抵抗が少ない。
- 三段階のバイザー調整がある。
- シンプルなデザインで自分でステッカーなどを貼ることができる。
- 一般道での使用には問題ない。
- シールドが厚く、傷つきにくい。
- 頭に馴染むと痛みがなくなる。
- 高速域でない限り、風切り音が及第点。
- 規格がPSCありで、安心感がある。
- 内部にはインカムが取り付けられる窪みがある。
- オーダーメイドのようなピッタリ感。
- 風が入ってこなく、風への抵抗がほぼない。
悪い評価
- 帽体が一回り大きく、特にMサイズとLサイズで気になる。
- 音が時速40kmから鳴り始める。
- シールドとパッキンの密着が悪く、隙間風による音がある。
- ヒンジ部分の調整による音の改善がなかった。
- ヘルメット内部の匂いが不快。
- メガネを通す部分が硬い。
- 高速道路での風切り音と頭の揺れが期待外れ。
- 購入する前に試着が必要とされている。
- 写真のシールドがスモークであるのに実際に来たのはクリアだった。
- 入り口が少し狭く、脱ぐ際に痛い。
- ベンチレーション部の色が写真と異なる。
- サンシェードが付いていない。
- 三段階のバイザー調整は普段使いで不自由を感じる可能性がある。
- シールドは初期設定でクリアなので別途購入が必要。
- 純正パーツが割高。
- 脱着時に入り口が狭い。
- 被るとこが狭いため、脱ぐときが大変。
K3と同様にデザインやコスパの評価が多かった印象です。K1はセール時には2万円前半ですので、価格を考えると必要十分とも言えます。
悪い意見に目立つのは、K3同様に脱ぎ被りのしにくさで、またK1はK3に比べると風きり音の不評が目立ちました。
AGVヘルメットのサイズ感は?
レビューを総合すると、計測値にピッタリな人と、ワンサイズ大きめを選択している方が目立ちました。
アジアンフィットの恩恵もあり、ヘルメットの出入り口を除いて、他の海外メーカーより頬周り(チークパッド)のサイズがきついとの意見は少なかった印象です。
ただヘルメットのサイズ感は個人差がかなりあります、またK1/K3はシェルサイズが2種類しかなく、内装で調整する仕様となっています。
お近くに用品店があれば試着をしてから検討しましょう。
AGVヘルメットはどこで購入した方がいい?
返品交換、2年保証を受けたいなら正規販売店
ダイネーゼ公式または用品店で購入すれば、返品交換サポート、2年間の無償修理サービスを利用できます。
返品交換は商品到着から5日以内、試着程度は可となっており、また購入から2年間は転倒での故障でない限り、パーツ類の無償修理サポートも受けられます。
手厚いサポートを受けたいのであれば正規販売店から購入しましょう。
正規販売店は以下のようになります。
- AGVジャパン公式サイト直営
- バイク用品店
- 楽天・Yahoo(販売元がDainese Japanまたは正規代理店)
AGVジャパン公式HPはこちら↓
安く購入したいならAmazon
AGVヘルメットが一番安いのはAmazonです。
Amazonに関しては、執筆時は公式サイトに掲載がありません。
Amazonが販売元もしくはアジアンフィットまたは正規品の記載があれば、問題ありませんが、返品が出来ない場合もありますので注意しましょう。
セール時はK1が2万円前半、K3は3万円前半の場合もあります。サイズが分かっている場合は、最安値で購入するのも良いと思います。
※ただし返品やサポートが受けられるか否かは、販売店によって異なるため注意して下さい。執筆時はお客様都合による返品が出来ない場合がほとんどでした。
AGVヘルメット評価まとめ
AGVヘルメットは国内外問わず、高い評価を得ています。海外製の高品質なヘルメットに興味がある方は用品店での試着から始めてみて下さい。
アライSHOEIユーザーが満足するには、K5K6辺りがおすすめです。
コスパよくかっこいいヘルメットが欲しい方には、K1、K3をおすすめします。
AGVヘルメットを被りカッコよく走り抜けていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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