こんにちはとっちゃんです。
最近バイクの燃費が悪くなってる気がする、エンジンのかかりが悪くなってきた・・・。
そのような時はガソリン添加剤を試してみましょう。
結論として迷ったらワコーズF-1を選んでおけばOKです。
継続して使用するならコスパが高いAZ(エーゼット)FCR-062がおすすめ。
この記事ではバイクに使用できるガソリン添加剤の仕組みから、選び方までおすすめの添加剤を比較して解説していきます。
バイクガソリン添加剤の仕組みとは?
効果がある成分は?
ガソリン添加剤は簡単に言えばガソリンに混ぜて、エンジン内の燃焼室やバルブ、ピストンなどのエンジン部品に付着しているカーボン汚れを除去する洗浄剤です。
カーボンを除去する効果がある成分は、PEA(ポリエーテルアミン)と呼ばれる化学物質であり、カーボンやオイル汚れを溶かす効果がメインです。
さらに商品によってはガソリンのオクタン価を向上させる効果もあります。
オクタン価とは?
オクタン価は、簡単に言えばガソリンの着火特性や耐ノッキング性(異音や振動)を示す品質を示す指標の一つです。値が大きくなればノッキングが少なくなります。
- レギュラーガソリンのオクタン価=89以上。(日本)
- ハイオクガソリンのオクタン価=96以上。(日本)
オクタン価を上げる効果で、始動性や振動抑制効果も体感できると言う訳です。レスポンス向上と謳われている商品には配合されています。
一般的に新しい車両より効果が見込めるのはカーボンが堆積している。
- 年式が古い車両
- 走行距離が多い車両
- レギュラー車
の方が効果が期待できます。新しい車両には体感しにくい場合があります
各メーカー成分は非公開
困ったことに各メーカーPEA以外の細かい成分や濃度は企業秘密のため公開していません。
PEAを軸にした他の配合成分はメーカーによって若干違うのでしょう。
ほとんどの方は実績があるメーカーから選択し、結果的に知名度が高く実績があるワコーズが選ばれると言う訳です。
他の効果が見込める詳しい配合(オクタン価向上、防錆)などは公開されていませんので、安い添加剤であってもPEA配合の添加剤であれば洗浄効果は期待できます。
バイクガソリン添加剤のメリット
コーティング効果がある
ほとんどの添加剤にはカーボン汚れが付着するのを防ぐ、コーティング効果があります。
古い車両を長く乗りたい方は、1本1000円2000円で効果が得られればお得と考えてもいいでしょう。
新しい車両であってもカーボン付着防止の効果があり、ワコーズのみガソリンタンク内の防錆効果を付帯しています。
始動性向上
インジェクション車はエンジン始動に悩むことはないですが、古い車両を乗っている方は試してみる価値は十分にあります。
特に古いキャブ車、長期間始動していない場合にも効果が期待できるでしょう。
添加剤を入れたことが無い人は、だまされたと思って入れてみて下さい。
燃費が向上する
エンジン内部に付着したカーボン汚れが燃焼によって除去され、潤滑(じゅんかつ)向上によって燃費が向上します。
近年のガソリン価格の高騰を考慮するとすぐにでも試したい効果ですが、車と違いタンク容量が少ないバイクにとって燃費向上目的の耐費用効果は高くありません。
バイクの場合は上記で挙げたカーボン分解洗浄/付着防止、始動性向上、振動抑制の+αと考えたほうが良いでしょう。
バイクガソリン添加剤のデメリット
コストがかかる
定期的に添加剤を購入するには、もちろん費用が掛かります。ガソリン代+添加剤=効果、と考えると乗り換え予定や、長く所有する予定がない方には不向きだと思います。
添加剤を入れてましたと言う証明は出来ず、買取価格が上がるとは考えられません。
コストを下げるにはコスパが高いメーカーにするか、容量が多い商品を選びましょう。
どんな添加剤も過剰な効果は期待できない
確かに添加剤は効果があります、ですが「劇的に燃費が向上した、ビックリするほど変化した」とはなかなか成らないものです。
比較的新しい車両の方は特に感じるでしょう。長く乗るためのメンテナンスの一環として下さい。
エンジンの問題は添加剤だけで解決しない
エンジン内部のトラブルは添加剤では解決しません。
異音や振動、白煙はエンジン内の摩擦や劣化による場合もあります。添加剤を試してみる価値はもちろんありますが、エンジン自体のトラブルはショップなどに相談しましょう。
バイクガソリン添加剤を入れる前の注意事項
バイクガソリン添加剤おすすめ
ワコーズ F-1/CORE601
F-1 | CORE601 |
商品名 | F-1 | CORE601 |
内容量 | 200ml | 305ml |
添加率 | 1%以下 | 0.6-1.2% |
4スト | 〇 | 〇 |
2スト | 〇 | 〇 |
レビュー | ☆4.5 | ☆4.5 |
参考価格 | 2.200円 | 4.700円 |
フューエル1はエンジンの洗浄性能と燃料自体の酸化防止、タンクのコーティングの役割も果たします。
最も売れているガソリン添加剤で、他の添加剤とは販売数のケタが違い、迷ったらフューエルワンで良いでしょう。
CORE601は体感できる向上性を求めたもので、パワーやトルクまでエンジンをスムーズに回すことを目的として開発されたワコーズ最強モデルです。
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ピットワーク エフゼロ
商品名 | F-ZERO |
内容量 | 300ml |
添加率 | 1%以下 |
4スト | 〇 |
2スト | 〇 |
レビュー | ☆4.5 |
参考価格 | 1.700円 |
ピットワークは日産自動車が扱う汎用ケミカルブランドです。
フューエルワン同等品として販売されているOEM商品ではありますが、厳密に言えば防錆効果がありませんので、バイクにはフューエルワンがおすすめ。
しかしすでにタンクをコーティングしている、比較的新しい車両と言うことであれば、容量も多くコスパが良いピットワークの選択でも良いでしょう。
AZ FCR-062
商品名 | FCR-062 | FCR-062 |
内容量 | 100ml | 300ml |
添加率 | 0.25%以下 | 0.25%以下 |
4スト | 〇 | 〇 |
2スト | 〇※ | 〇※ |
レビュー | ☆4.3 | ☆4.3 |
参考価格 | 700円 | 1.300円 |
※2ストは添加量が異なります。
AZ(エーゼット)のFCR-062は最もコスパが高い商品です。100/300mlと1Lも販売されています。バイクでの使用は100/300mlで十分でしょう。
2022年みんからケミカル部門1位の商品で、ワコーズの次に売れています。コスパ重視の方にはおすすめです。
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シュアラスター ループパワーショット
LP-14 | LP-15 | LP17 |
商品名 | LP-14 | LP-15 | LP17 |
内容量 | 240ml | 80ml | 80ml×3 |
添加率 | 0.4-0.6% | 0.4-0.6% | 0.4-0.6% |
4スト | 〇 | 〇 | 〇 |
2スト | – | – | – |
レビュー | ☆4 | ☆4 | ☆4 |
参考価格 | 1.400円 | 640円 | 2.400円 |
シュアラスターのガソリン添加剤パワーショット。
AZに引けを取らない程人気がある添加剤ですが、2ストには使用できません。
80mlはガソリンタンク13-20Lに付き1本投入できるため、250cc以上のバイクには容量を気にする必要がなくバイク用で販売されています。
しかし80ml単品や3本セットは便利な分割高です。240ml単品の方がコスパが高くなります。
YAMAHA ヤマルーブPEAカーボンクリーナー
100ml | 200ml |
商品名 | 100 | 200 |
内容量 | 100ml | 200ml |
添加率 | 0.3% | 0.3% |
4スト | 〇 | 〇 |
2スト | – | – |
レビュー | ☆4.5 | ☆4.5 |
参考価格 | 1.300円 | 1.700円 |
YAMAHAのPEAカーボンクリーナーは100/200mlの2種類、計量カップ付きである点は魅力です。
成分は同一の為、200mlの方がお得ですが、5Lあたり15ccのため原付などタンク容量が少ない場合は100mlでも6回分は対応できます。
効果を体感してみたいということであれば、100mlでも良いでしょう。
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バイクガソリン添加剤比較
メーカー | ワコーズ | ピットワーク | AZ | シュアラスター | YAMAHA | ||||
イメージ | |||||||||
商品名 | F-1 | CORE601 | F-ZERO | FCR-062 | FCR-062 | LP-14 | LP-15 | 100 | 200 |
内容量 | 200ml | 305ml | 300ml | 100ml | 300ml | 240ml | 80ml | 100ml | 200ml |
添加率 | 1%以下 | 0.6-1.2% | 1%以下 | 0.25%以下 | 0.25%以下 | 0.4-0.6% | 0.4-0.6% | 0.3% | 0.3% |
4スト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2スト | 〇 | 〇 | 〇 | 〇※ | 〇※ | – | – | – | – |
レビュー | ☆4.5 | ☆4.5 | ☆4.5 | ☆4.3 | ☆4.3 | ☆4 | ☆4 | ☆4.5 | ☆4.5 |
参考価格 | 2.200円 | 4.700円 | 1.700円 | 700円 | 1.300円 | 1.400円 | 640円 | 1.300円 | 1.700円 |
順位 | 人気順 | コスパ順 |
1 | ワコーズ | AZ |
2 | AZ | ピットワーク、シュアラスター |
3 | シュアラスター | YAMAHA |
4 | ピットワーク | ワコーズ |
5 | YAMAHA |
売れ筋は断然ワコーズF-1、ガソリンタンク内の防錆はバイクにとってはうれしい効果です。しかし値上がり後のコスパは悪く、F-1を入れている方はおおよそ、AZやピットワークへ流れる傾向があります。
コスパ重視ではAZがPEA配合率も高くおすすめ。AZは宣伝を殆どしておらずネット口コミだけで広まってきた商品です、実力は実証済みです。
続いて容量ですが、スクーターなどタンク容量が少ない車両は、100mlでも数回は添加できますので効果を実感出来たら、200/300mlのモデルを購入して下さい。
気になった添加剤はチェックしてみましょう。
バイクガソリン添加剤まとめ
古い車両の方は一見の価値はあります「エンジンが静かになった、アイドリングが安定するようになった」など体感する方が殆どです。
古い車両を所有している方は一度添加剤を試してみて下さい。新しい車両の方はカーボン汚れ防止として活用しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
バイクのガソリンタンク内サビ取り!細かい手順や注意事項を解説!